オープンソース・ソフトウェア(以下、OSS)の活用は、オープンソース・コミュニティの発達によるOSSの多様化や品質向上を背景に、オペレーティング・システムやデータベースのみならず業務アプリケーションの領域にまで広がろうとしています。一方でOSSは商用ソフトウェアに比してサポートや緊急時の対応などが十分でないために、大手ユーザー企業やソフトウェア・ベンダーにおける積極的な活用が進んでいない状況にあります。
そこで、ISIDでは「Seasar2」を対象とした有償のサポートサービスを開始し、企業ユーザーやソフトウェア・ベンダーにおけるシステム開発の効率化を支援します。
当社は、「Seasar2」のサポート、及びその開発元であるSeasarファウンデーションへの支援を通じ、ソフトウェア開発技術の向上、及びオープンソース・コミュニティーの活性化に貢献していきます。また、今後も引き続きOSSの可能性を幅広く研究する事を通じて、新たなサービスを提供していきます。
(※)DI:Dependency Injection(依存性注入)およびAOP:Aspect Oriented Programming(アスペクト指向プログラミング)はJ2EE関連の最新技術であり、今後の開発の基盤として注目されています。この技術を利用すると、次のようなメリットがあります。
・ メンテナンス性の向上
・ 品質の向上
・ 開発期間の短縮
・ オブジェクト再利用性の向上
<商用サポートサービスの概要>
「Seasar2」の活用を支援するために、以下のサービスを提供いたします。
① 対象ソフトウェア及びプラットフォーム
- 対象ソフトウェア:Seasar2 (S2Container、S2Dao、S2Flex、S2JSF、S2Struts、S2Hibernate)
- 対象プラットフォーム:J2EEが稼働するプラットフォーム
② サービス内容
- ヘルプデスク:Seasar2に関する技術的な問い合わせへの回答。
- 不具合の修正:Seasar2に関する不具合の調査、修正、修正版ソフトウェアの提供等。
③ 価格
- 5インシデント(年間) 300,000円(税別)
- 20インシデント(年間) 600,000円(税別)
上記に加え、トレーニング、コンサルティング、ソフトウェア・ベンダー向けサポートも別途対応致します。
【当サービスに関するお問合せ先】
株式会社電通国際情報サービス 事業推進本部 オープンソース推進プロジェクト
g-oss@group.isid.co.jp
(リンク »)
<Seasar2及びSeasarファウンデーションについて>
Seasar2は、SeasarファウンデーションがOSSとして開発を行っているJAVA開発用フレームワークで、2005年10 月末時点での累積ダウンロード数10万に及びます。また、11月末には主要ドキュメントの英語化も完了し、日本発のOSSとして、今後、利用者の更なる拡大が見込まれています。また、Seasar2は当社の社員である比嘉康雄がチーフコミッタとして開発してきたOSSでもあります。従って、当サービスを実施するにあたってはSeasarファウンデーションと密なコミュニケーションを取りながら進めることが可能です。
Seasarファウンデーションは、Seasar2の開発を行うオープンソース・コミュニティーの運営を行っています。当該組織は、活動範囲の拡大に対応し、2005年11月7日現在、特定非営利活動法人としての認可申請中です。
Seasar2及びSeasarファウンデーションに関する詳細は、以下をご参照下さい。
Seasar2: (リンク »)
Seasarファウンデーション: (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。