日産自動車は、トレジャーデータの顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」を導入し、マーケティングDX基盤を新たに構築した。部門横断で統合された顧客データ基盤をベースに、購買ライフサイクル全体にわたる顧客体験の向上を目指す。基盤の構築には電通国際情報サービス(ISID)が協力した。
日産自動車は、ブランド戦略の一環として、顧客体験の向上に注力している。部門やチャネルを超えて一貫したコミュニケーションを展開するとともに、データガバナンスやデータプラットフォームの統合などの取り組みを進めている。さらに、顧客のニーズや行動を360度分析し、パーソナライズされたキャンペーンを実施するため顧客データ基盤(CDP)が必要となっていた。同社は今後、Treasure Data CDPを活用することで顧客中心のビジネスを推進していく。
同社は今後、顧客情報の充実と機械学習による精度向上で各タッチポイントでのパーソナライズ化を目指し、今年度からTreasure Data CDPを基盤とした顧客データ活用の仕組みを構築する。これにより、同社製品の購入前から購入後まで部門やチャネルを超えてシームレスなOne to Oneの顧客体験を提供する体制を整える計画だ。
新基盤の導入効果