ビック東海は、2005年3月から企業向けメールシステムのアウトソーシング、サポートをワンストップで対応する「OneOffice Mail Solution」の営業活動を行っていますが、セキュリティの更なる強化に加え、最近では、内部統制への関心の高まりも手伝って、自社専用環境で障害がなく安定して運用できるメールシステムのアウトソーシングサービスを求める企業ユーザーが増加傾向にあることから、これに応えるソリューションとして自社のデータセンター内に「Uシリーズ」の環境を新たに構築し、サービス提供することになったものです。
一般に、1サーバ1企業ユーザー型のメールASPサービスは、冗長化コストが実用化の障害となっていましたが、「OneOffice Mail Solution」で蓄積したアウトソーシングとサポートのノウハウに加えて、日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長井 正利、以下 ストラタス)の協力のもと、同社の無停止型サーバを採用することにより、低コストで信頼性と障害対応力に優れた1企業ユーザー専用のメールASPサービスを実現することができました。
「Uシリーズ」は、ウイルスメール・スパムメール対策はもとより、WEBメール対応、携帯電話対応やメーリングリストに加え、内部統制や日本版SOX法の備えともなるメールアーカイブ(全件保存)と添付ファイルを含めた全文検索、情報漏えい対策としての送信メールフィルタリングなど、ユーザは必要にあわせて自由に選択することができます。利用料の一例として、データセンターにサーバを構築・設置して専任のスタッフがシステム運用管理およびサポートまでを行い、メールアドレスが3,000アカウントのケース(提供機能:メールサーバ・メールアーカイブ(容量5TB)および監査・WEBメール)では、初期200万円、月額175万円(税別)となり、1アカウントあたり月額約583円のコストでメールシステムのアウトソーシングが可能となります。
なお、初年度5件の受注を計画しています。
「Uシリーズ」の最大の特徴は、1ユーザーが1台のサーバをメールサーバとして使用し、しかもサーバにはストラタスの無停止型サーバ「ftServer」を採用したことで、システム可用性と拡張性を向上させ、更にコストダウンを図った点にあります。
ストラタスの「ftServer」は、OSに「Linux」を採用しており、専用のアプリケーションの開発や、特殊な設定を行う必要がなく、汎用のアプリケーションをそのまま使用することができるため、専任の技術者を常駐させる必要もありません。さらに、遠隔診断が可能であり、全国どこからでも運用状況を確認できることに加え、CPUエンクロージャ、I/Oエンクロージャともに完全二重化されているため、万が一、障害が発生しても停止することなく動作し続け、障害部分の復旧は、障害コンポーネントを交換するだけでフェールバック等の作業は不要となっており、これらがコスト低減に大きく寄与しています。
「Uシリーズ」は、メールシステムのアウトソーシングを検討するユーザーに最適なサービスであり、ビック東海では、10月18日(水)から10月20日(金)までの3日間、東京ビッグサイトにて開催される「Security Solution 2006」に出展(展示ブース2109)し、「OneOffice Mail Solution」とともに今回の「Uシリーズ」を紹介します。また、これを機会に営業活動を強化し、ユーザー開拓に積極的に取り組んで行きます。
なお、「Uシリーズ」サービスの概要は、次のとおりです。
<「OneOffice Mail Solution Uシリーズ」の概要>
□名称:「OneOffice Mail Solution Uシリーズ」
※「Uシリーズ」というサービス名称は、アカウント数、容量、提供機能などに上限を定めないサービスという意味を込めて Unlimited の頭文字をとって名づけました。
□販売方法:ビック東海による直販、およびビック東海の販売パートナー経由
□サービス開始:2006年10月12日
□利用料(一例):[メールサーバ(3,000アカウント)・メールアーカイブ(容量5TB)および監査・WEBメール機能]のケースで、初期200万円、月額175万円(税別、3年間利用時)
□販売目標(初年度):5件
□運用環境:ビック東海データセンター内にて24時間365日体制で運用
<「OneOffice Mail Solution」について>
2005年3月にリリースした企業向けの高性能・多機能な統合型メールASPサービスで、各種認定取得の自社データセンターと自社ブロードバンドネットワーク網をインフラとして、24時間365日体制で安全に運用しております。今回の「Uシリーズ」も同データセンターで運用されます。
大容量メールボックスおよびアンチウイルス機能をもつ高性能・多機能な「OneOffice Mail」、メールの全件保管や添付ファイルも含めた全文検索が行えるメール保存システム「OneOffice Mail Storage」、アンチスパム機能を提供する「OneOffice SPAM Filtering」の3つのサービスで構成されています。
詳細はWebサイト: (リンク ») をご参照ください。
<ストラタス「ftServer」について>
「ftServer」は、CPU、メモリ、HDD、PCI、イーサネットなどのハードウエアを2重化し、障害時には片側のコンポーネントを自動で切り離すことによりシステムダウンやデータの損失を回避する無停止型サーバです。デバイスドライバの強化等OSの信頼性向上も行われており、今までの実績で99.999%を超える連続稼動性能を実証しています。ハードウエアによる多重化機構により、通常のアプリケーションがそのまま動作するので迅速な導入・稼動が可能になり、障害が発生しても停止しないので、24時間連続稼動運用に最適です。
詳細はWebサイト: (リンク ») をご参照ください。
<ビック東海について>
■株式会社ビック東海 について
ビック東海は、「通信」「放送」「情報」の三事業を統合したワンストップサービス企業として情報通信分野で幅広いサービスを展開しています。自社で保有する光ファイバーネットワークとiDC、カスタマーセンターをバックボーンに、その環境を最大限に活かすサービスを提供する「トータル・コミュニケーション」によって、より高い顧客満足の実現を目指します。
社 名:株式会社ビック東海(VIC TOKAI CORPORATION)
創 立:昭和52年3月18日
資本金:21億9,057万円
本 社:静岡県静岡市葵区常磐町2丁目6番地の8 TOKAIビル
売上高(単体):219億7,200万円(平成17年度)
売上高(連結):234億3,600万円(平成17年度)
代表者:代表取締役社長 早川 博己
社員数:900名
ホームページ: (リンク »)
OneOffice は、株式会社ビック東海の登録商標です。
ftServerは、Stratus Technologies Bermuda Ltd.の登録商標です。
登録商標であるLinux、Linux Mark Instituteは、Linus Tolvaldsの唯一のライセンシーです。Linus Tolvaldsは、全世界における本商標の知的財産権を保持しています。
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