国内通信事業者が提供するソリューション/マネージドサービス市場は活況を呈しており、今回調査対象とした6社のうち5社が、同サービスで前年比プラス成長となりました。同市場を牽引しているのは、インターネットデータセンターとセキュリティサービスです。インターネットデータセンターでは、スペースの逼迫、高性能/高集積マシンに対応できる電源容量、冷却設備の供給等の課題に対応するため、通信事業者を始めとするインターネットデータセンター事業者による設備の新設や増床ラッシュは当面続くとIDCではみています。また、セキュリティ対策の複雑化や必要の高まりにより、専門性の高い人材やアウトソーシング等に対する企業ユーザーの需要も高まっています。
「今後、ソリューション/マネージドサービスで優位性を築くには、市場のトレンドや要請に応える先進的なプロダクト提供能力、ソリューション型営業力、利益率の確保を前提とした価格競争力、品質/信頼性を裏付ける技術力、および先進性や供給体制を強化するベンダーアライアンスがキー項目になる」と、IDC Japan コミュニケーションズ マーケットアナリストである川上 晶子は述べています。
今回の発表はIDCが発行したレポート「2006年 国内通信事業者の競合分析」(J6040106)にその詳細が報告されています。本レポートでは、今後成長が期待されるソリューション/マネージド市場において、主要な通信事業者(NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、KDDI、ソフトバンクテレコム、I IJ)の業績、サービス提供動向、企業ユーザーからの評価などを踏まえ、各社の競合比較優位性を分析しています。優位性の比較にあたっては、競合分析ツール「IDC Leadership Grid」を利用して、複数の評価指標を統合した「機会獲得能力」「シェア獲得能力」の観点から各社のポジショニングを行っています。
(※レポートの詳細についてはIDC Japanへお問合せ下さい。)
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