YDKテクノロジーズはザイリンクス社の最新鋭のプログラマブルロジック(FPGA)「Spartan-3」で組込みネットワークシステムを簡単に構築できる「SUZUME[雀]」を5月に発表し、今年6月から出荷を開始します。SUZUME[雀]はFPGA上に構成したザイリンクス社製ソフトプコアロセッサ「MicroBlazeTM」システムの上で組込みネットを実現するためのソフトウェア開発キットで、OSとしてNPO法人Toppersプロジェクトが開発、公開しているオープンソースITRON「Toppers/JSPカーネル」とYDKテクノロジーズ製TCP/IPミドルウェア「ySOCK6」、統合開発環境から構成されています。SUZUME[雀]を利用することにより、FPGAによる組込みネットシステムのSoC(システム オン チップ)化とネット機器の小型化、既FPGA搭載機器へのアドオン的なネット対応が可能になります。
この「SUZUME[雀]」を開発した高い技術力が認められ、ザイリンクス社の設定した認定基準をクリアし、「XAP」メンバーとして正式に登録されました。「XAP」メンバーとは、ザイリンクスPlatform FPGA、ソフトウェア、IP コアの機能をフルに活用するための指導を受けた、世界各国のザイリンクス・サードパーティ認定デザイン・サービス・センタです。
YDKテクノロジーズは「SUZUME[雀]」を中核として、ザイリンクス社のFPGAを活用した製品販売やデザインサービスを展開していく予定です。5月16日から東京ビッグサイトで開催される第10回組込みシステム開発技術展(ESEC)では、ザイリンクス社ブースに参加します。
株式会社ワイ・デー・ケー YDKテクノロジーズカンパニー
カンパニー社長 石井由策のコメント
「ザイリンクス社のXAPメンバーに認定していただいたことを大変誇りに思います。組込み機器開発においては、ネットワーク対応は必須のものとなりつつあります。FPGAはシステム構成を柔軟に構成できるので、ネットワーク対応へも短期間で行うことができます。これからも組込みネットワーク機器開発者にFPGAをより活用していただけるような製品供給やサービスを展開していきたいと考えています。」
用語解説
■株式会社ワイ・デー・ケー YDKテクノロジーズ のプロフィール
YDKテクノロジーズは、1994年4月に株式会社ワイ・デー・ケーの技術開発部門を統合した社内カンパニーとして発足。伝送通信技術、情報制御技術を中心に組込みネットワークシステムや通信機器の設計開発、製造、販売を行っています。ホームページ (リンク »)
■ザイリンクスのプロフィール
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジックソリューションを提供する世界的なリーダー企業です。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社があります。日本においては、1989年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っています。 (リンク »)
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