シーゴシステムズ、I/O仮想化コントローラ「VP780」を発表

インターコネクトの配線と運用管理を簡素化し、QoSを提供

シーゴシステムズ・ジャパン株式会社

2007-05-15 11:00

 シーゴシステムズ・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:田中克和、以下シーゴシステムズ、以下シーゴ)は本日、サーバのインターフェース(I/O)を集約し、I/Oリソースの仮想化を実現する専用ハードウェア、I/O仮想化コントローラ「Xsigo VP780(以下VP780)」を発表しました。


 VP780は、多数のサーバのI/Oを1つのハードウェアに集約し仮想化することで、機器間接続(インターコネクト)の配線や運用管理を簡素化し、これにまつわるシステム障害を低減するほか、I/O拡張にかかるコストを約50%削減します。サーバ仮想化環においては、既存のソリューションでは難しかったI/OのQoSを保証できるようになるため、仮想サーバのパフォーマンスを保証します。
 
 集約・仮想化したI/Oリソースの運用管理やプロビジョニングは、CLI、GUI、あるいはシーゴが公開するAPIを通じて瞬間的に行うことができ、物理サーバの再起動は不要です。これにより、サーバのI/O拡張や、設定変更、移行にともなう現場での作業工数は大幅に削減され、I/Oリソースの構成はサービスを止めることなく柔軟に変更できるようになります。
 
 VP780は、筐体、OS、各種I/Oモジュールで構成されます。最小構成時(注)のメーカー希望価格は、600万円(税別)で、シーゴの販売代理店各社を通じて6月末より出荷される予定です。同製品は、サーバ統合や仮想環境の導入、大規模ITシステムの運用管理の簡素化を検討している企業やデータセンタ向けです。主な特徴は次の通りです。
 
* 最大120台のサーバのI/Oリソースを4Uサイズの筐体1台に集約し、機器間の配線を最大75%削減可能です。
* 仮想サーバの I/Oリソースのプロビジョニングや構成変更をVP780から行えます。
* 追加モジュールは、イーサネット、ファイバチャネル、SSLに対応します。
* 汎用的なサーバ、ストレージ、ネットワーク機器間で動作するため、既存資産を最大限に活用できます。

<VP780概要>
筐体
・ フレキシブルシステムコントローラ
・ サーバポート(InfiniBand): 10Gbps×24
・ ホットスワップ対応I/Oモジュールスロット×15 
・ ノンブロッキングファブリック
・ 冗長化ファン
・ 冗長化電源
・ 大きさ: 17.6cm(高)×44.45cm(幅)×76.8cm(奥行)
・ 重量: 42 kg
OS
・ Xsigo OS
追加モジュール
・ イーサネット: 1 Gbps×4または10 Gbps×1
> 最大60ポート搭載可能
・ ファイバチャネル: 4Gbps×2
> 最大30ポート搭載可能
・ SSL暗号化

最小構成時のメーカー希望価格(注) 600万円

サーバ用ホスト チャネルアダプタ
・ HCA: 10Gbps×1または×2 47,000円/74,550円
 
 VP780の詳細は、 (リンク ») をご覧下さい。
 
注: 筐体、OS、イーサネット(1Gbps×4)で構成する場合。


シーゴシステムズ・ジャパン株式会社について
シーゴシステムズ・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:田中克和、以下シーゴシステムズ、以下シーゴ)は、米シーゴシステムズ(Xsigo Systems, Inc. 本社:米カリフォルニア州サニーベール、CEO:アショック・クリシュナマティ)の100%子会社です。サーバやストレージへの動的な接続を可能とするシーゴのI/O仮想化コントローラは、データセンタや企業のITシステムにかかる費用と効率を大幅に改善します。詳細は、 (リンク ») をご覧下さい。
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