シーゴシステムズのI/O仮想化コントローラ「Xsigo VP780」がVMwareに対応

　I/O仮想化コントローラを提供する米シーゴシステムズ（Xsigo Systems, Inc. 本社：米カリフォルニア州サンノゼ、CEO：ロイド・カーニー、以下シーゴ）は、同社のI/O仮想化コントローラ「Xsigo VP780（以下VP780）」の最新OSバージョン「Xsigo OS 1.5」が、ヴイエムウェア社（以下ヴイエムウェア）の仮想化ソフトウェア・スイート「VMware Infrastructure 3」に対応、同社のI/O仮想化の利便性をより広範な仮想マシン環境に提供できるようになったと発表しました。主なポイントは次の2点です。


1. ヴイエムウェアのサーバ仮想化ソフト「VMware ESX Server 3.5」ベースの仮想マシンとVP780の仮想I/O接続が可能に。


2. 仮想サーバの一元管理を可能にするヴイエムウェアのソフトウェア「VMware VirtualCenter 2.5」向けに、VP780の管理ツールである「XMS（Xsigo Management System）」をプラグイン・ソフトウェアとして提供。これにより、VMware VirtualCenter上で同時に仮想マシンとシーゴの仮想I/Oの管理が可能に。

　
　ヴイエムウェアのグローバルパートナおよびソリューション担当バイスプレジテント、ブライアン・ビョン（Brian Byun）氏は次のように述べています。「VMwareの仮想マシンと仮想I/Oの管理を単一の統合ツールで実現するというシーゴのアプローチを歓迎します。シーゴのVP780は、I/Oの拡張性と信頼性を高め、VMware Infrastructureを補完する柔軟なソリューションだと考えています。」


　シーゴの会長であるアショック・クリシュナマティ（Ashok Krishnamurthi）は次のように述べています。「VMwareのユーザは、本番環境の導入を迅速化し、コストを削減、そしてアプリケーションのパフォーマンスを予測できるようにするため、サーバのI/Oにより多くの機能と速度、柔軟性を求めています。シーゴのI/O仮想化コントローラは、仮想マシンのニーズに応えるよう設計されており、I/Oの仮想化により仮想化のエコシステムが完結します。」


　VMwareとシーゴの統合により、ユーザは以下の利点を得られます。
　
I/Oのパフォーマンスが予測可能に：
シーゴのQoS（優先制御と帯域制御）機能は、特定の仮想マシンに対してI/Oの帯域を保証します。これにより、I/Oのボトルネックが解消され、個々の仮想マシンのパフォーマンスを向上できるため、ミッションクリティカルなアプリケーションのパフォーマンスが向上します。

　
フェイルオーバ、障害回復を迅速に：
シーゴの仮想I/Oは、サーバ間でI/Oを透過的に移行します。これにより、管理が簡素化され、フェイルオーバおよび障害回復を迅速に行うことができます。


省スペースかつコストパフォーマンスの高い導入：
シーゴ製品の導入により、サーバのI/Oアダプタカードとケーブル配線を約70%削減できます。これにより、省スペース型の1Uサーバをより多く導入できるようになります。多くのI/Oを実装する必要がある大型の4Uサーバと比較して、1Uサーバは、必要なラックスペースを75%、購入コストを数千ドル削減します。


VP780について
　VP780は、サーバのI/Oを集約し、I/Oリソースの仮想化を実現する専用ハードウェアです。多数のサーバのI/Oを1つのハードウェアに集約し仮想化することで、機器間接続（インターコネクト）の配線や運用管理を簡素化し、これにまつわるシステム障害を低減するほか、I/O拡張にかかるコストを削減します。サーバ仮想化環境においては、既存のソリューションでは難しかったI/OのQoSを保証できるようになり、仮想サーバのパフォーマンスが保証されます。
　
　
シーゴシステムズについて
シーゴシステムズ（Xsigo Systems, Inc. 本社：米カリフォルニア州サンノゼ、CEO：ロイド・カーニー、以下シーゴ）は、データセンタの運用効率の向上を目的に2004年に設立されました。シーゴの提供するI/O仮想化コントローラは、データセンタ・リソースへの効率的かつ高速なアクセスを実現、優れた管理環境を提供することで、IT資産の利用率を高めデータセンタを最適化します。これにより、SLA（サービス品質保証）の導入・実現も可能となります。詳細は、日本法人（シーゴシステムズ・ジャパン株式会社）のホームページ (リンク ») をご覧下さい。