日本版 SOX 法では、2008年4月以降に始まる事業年度より、上場企業に対して財務報告の適正性を確保するため、内部統制の整備を求めています。 このため、対象企業では内部統制の設計図ともいえる「業務フロー」、「業務記述書」、「リスク・コントロール・マトリクス(RCM)」という文書3点セットを作成します。文書作成後も業務プロセスの変更、組織の改編、統制対象となる事業や拠点の変更などが発生するたびに、文書を遅滞なく修正していかなくてはなりません。今年度は、Excelあるいは他ツールを用いて文書を作成したものの、今後の維持管理工数を想定した場合、次の一手を考えたいという企業のお問い合わせが最近非常に多くなってまいりました。
「パイロットだけでも予想以上に文書作成に工数が掛かかってしまった。全社展開時は効率化を図らないと対応できない」、「文書修正時の整合性管理に時間がかかりすぎる」「翌年度以降の文書更新作業を効率化したい」といったお悩みにお応えすべく、当社ではTRIANGLE J-SOXの機能をさらにアップしました。
既にExcelその他のツールで文書化に着手している、あるいは既に文書を作成済みの場合であっても、TRIANGLE J-SOXに新たに標準搭載した「既存文書取込機能」と「フローチャート自動生成機能」をご活用いただくことでTRIANGLE J-SOXに簡単に移行できますので、以後は文書3点セットの維持および整合性管理の労力から開放されます。
■ 新機能の概要
(1)既存文書取込機能
既にExcelその他のツールで作成したRCMや業務記述書をTRIANGLE J-SOXに容易に取り込み、以後はTRIANGLE J-SOX上で管理できます。 取り込みの際は、取り込み項目の定義を簡単に行うことができますので、どのようなフォーマットであっても、複数のファイルをスムーズにTRIANGLE J-SOXに移行することができます。
(2)フローチャート自動生成機能
上記(1)にて取り込みを行ったRCMや業務記述書からフローチャートを自動生成し、以降はTRIANGLE J-SOX上で文書3点セットを常に整合性の取れた状態で自動管理できます。フローチャートは、RCMや業務記述書の情報を自動的に判定するため、各業務の図形をそれぞれの実施組織へ配置し、コネクタで接続した状態で整形されます。
■ 新機能活用によるメリット
ExcelなどのOffice製品、その他のツールで文書化を行った場合、翌年以降の文書のアップデート作業が非常に煩雑になる場合が予測されます。また、文書化してから時間が経過するほど業務内容の変更や組織改編などが発生し、個別にファイルを管理するやり方では対応が難しくなってきます。
一方、TRIANGLE J-SOXでは、文書管理データベースを活用して文書3セットを自動連携させるため、文書のメンテナンス作業や管理を効率的に行うことができ、既に作成済みの文書を取り込む事だけで、以降は体系立てて管理していくことができます。
また、RCMや業務記述書を取り込み、その情報から自動的にフローチャートを生成しますので、フローチャートをまだ整備されていない場合でもスピーディーに文書化を完成させることができます。
■ アトラクス会社概要
社名: 株式会社アトラクス
本社所在地: 東京都江東区富岡1-13-6
電話: 03-5646-2130(代表)
設立: 1988年11月
資本金: 330百万円
代表取締役社長: 高木 稔(たかぎ みのる)
主要株主: ITX株式会社
社員数: 約50名
事業所: 東京本社、大阪支社
主要事業: ①内部統制・情報セキュリティ支援事業
②BPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)事業
③セールスプロモーション事業
取引先: 金融、通信、放送、IT、電気、機械、印刷、食品、飲料、建設、不動産、出版、広告、サービスなど約200社
加盟団体: 特定非営利活動法人日本セキュリティ監査協会(JASA)正会員
米国ダイレクトマーケティング協会(DMA)正会員
社団法人日本通信販売協会(JADMA)正会員
資格: プライバシーマーク(財団法人日本情報処理開発協会)
国内第1号認証取得(1998年)(許諾番号A820002(05))
■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社アトラクス 内部統制事業グループ
TEL: 03-3643-3212(受付時間 平日10:00~12:00、13:00~17:00)
Email: ic-info@atlux.ne.jp
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