来年"くる"のはコレだ!2008年モバイル業界を大予測 ~KLab真田と4人のキーマンがMobidec2007で本音トーク~

KLab株式会社

2007-12-27 00:00

KLab株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:真田哲弥、以下、 KLab)は11月27日、東京・目黒雅叙園で行われたモバイル・テクノロジー& ビジネスのキーパーソンのためのカンファレンスイベント「mobidec2007」に 参加いたしました。「【キーマン集合セッション】キーマン投票で未来予測  1年後のモバイル業界」と題したセッションでは弊社社長が進行を務め、 プライムワークス株式会社池田昌史代表取締役社長、株式会社シーエー ・モバイル小野裕史専務取締役、株式会社ザッパラス杉山全功代表取締 役会長兼社長、株式会社ディー・エヌ・エー守安功取締役ポータル・コマー ス事業部長の4人のキーマンと共に様々な角度からの質問に選択形式で お答えいただき、今後の業界の流れを占いました。
■セッション概要
セッション名称:【キーマン集合セッション】キーマン投票で未来予測 1年後のモ バイル業界
日時:2007年11月27日 17:30~18:30
場所:目黒雅叙園(東京都目黒区)
スピーカー:
 プライムワークス株式会社     代表取締役社長 池田昌史
株式会社シーエー・モバイル 専務取締役 小野裕史
 株式会社ザッパラス 代表取締役会長兼社長 杉山全功 
 株式会社ディー・エヌ・エー 取締役ポータル・コマース事業部長 守安功
 KLab株式会社 代表取締役社長 真田哲弥
(順不同)
■セッションの質問と回答結果■

【質問1】キャリアのシェアはどう変わる?
①ドコモ大躍進
②au大躍進 1
③ソフトバンクモバイル大躍進
④ドコモ一人負け
⑤今と変わらず 4 ○

5人のスピーカーのうち4人が⑤「今と変わらず」を選択し、
拍手による会場の皆様の回答も⑤となりました。

【質問2】日本でMVNOは成功するか?

①誰も成功しない 1
②ごく少数の会社だけが成功し、他は失敗 3
③ディズニー以外に誰も参入しない
④小さなMVNOが多数でき、各社ともそこそこ成功 1
⑤MVNOの巨人が現れ、既存のキャリアを脅かす
⑥DeNAが参入、モバゲーモバイルが大成功

3人のスピーカーが②「ごく少数の会社だけが成功し、
他は失敗」を選択し、「一年後ではないがジャンルに特化した
ところが成功するのではないか」と付け加えました。

【質問3】日本でi Phoneを取り扱うのは?

①ドコモ 2
②KDDI
③ソフトバンクモバイル 3
④イーモバイル
⑤どこも採用しない 1
 
3人が③「ソフトバンク」を選択。「アップルはどこか1社だけと
組むことはなさそう。シェアの高さでドコモ、こういうのが好きそうな
ソフトバンクは真っ先にやりそう」として①と③を上げるスピーカーも
いました。「アップル自体がMVNOでやるとおもしろい」としたスピ
ーカーは⑤「どこも採用しない」を選択。いずれも「早く使ってみた
い」との声が聞かれました。


【質問4】「Google Android」日本ではどうなる?

①結局どのキャリアも採用しない 1
②各キャリアとも保険として1機種発売する 3
③ソフトバンクが自社プラットフォームとして採用 1
④イーモバイルが採用して通話できる携帯にも参入
⑤長期的には全てのケータイがAndroidに変わる
⑥GoogleがKDDIを買収

②「各キャリアとも保険として1機種発売する」を選択したのは3人
で「ネタ的には興味があるので"保険として"の発売は考えられる」
との理由が挙げられました。「自社プラットフォームの無いソフトバ
ンクならあるかもしれない」としたスピーカーは③「ソフトバンクが
として採用」を選び、「キャリア側としてメリットがあるとは思えない」
としたスピーカーは①「結局どのキャリアも採用しない」を選びました。


【質問5】着メロと着うたはどう変化するか?

①着メロは減り続け、着うたは増え続ける 2
②着メロは下げ止まり、着うたは増え続ける 2
③着メロは下げ止まり、着うたは頭打ち
④着メロは減り続け、着うたは頭打ち 1

①「着メロは減り続け、着うたは増え続ける」と②「着メロは下げ止
まり、着うたは増え続ける」が同率で、今後「着うた」は増え続ける
というのがスピーカーたちの観測です。④「着メロは減り続け、着う
たは頭打ち」を上げたスピーカーは「"着うたフル"は増えると思うが
"着うた"に限定するとダメだと思う」としています。


【質問6】「きせかえ」はどこまで伸びるか?

①デコメぐらいにヒットする 1
②着メロぐらいにヒットする 2
③価格が高く、普及しない
④そこそこ普及し、高価格を維持でき売上は大 1
⑤価格は下がるも、制作コストが下がらず撤退が相次ぐ 1
⑥きせかえ って何?

「制作が難しく制作費が高い、という点では昔の着メロと一緒。
"きせかえる"ということが普通になったら解決できると思う」、
「コンテンツ課金だけでなく広告の展開の仕様を考えると期待が
できる」との理由で②「着メロぐらいにヒットする」と3人が選択。
「多くのサイトから生き残る勝ち組サイトがこれまで以上に早く
淘汰されそう」としたスピーカーは
⑤「価格は下がるも、制作コストが下がらず撤退が相次ぐ」、
「強いキャラを持っているところは残るが、そうでないところは伸
びない」としたスピーカーは①「デコメくらいにヒットする」としました。

【質問7】デコメはまだ伸びるか?

①無料サイト伸び、有料サイトは苦境に
②顧客層が広がり有料無料共に順調に伸びる 3
③サイトが乱立し、どこのサイトも頭打ち 1
④特定サイトに人気が集中し、それ以外は頭打ち 1
⑤フラッシュデコメの登場で伸びるが制作費がそれ以上に高騰

②「顧客層が広がり、有料無料共に順調に伸びる」が3人で「対応
端末の普及を考えるとこれからまだまだ伸びるのでは?」、「マーケ
ットが今後確実に広がることを考えると有料サービス以外に広告ビ
ジネスで活用していけるはず」と期待の声がある一方、③「サイトが
乱立し、どこのサイトも頭打ち」や④「特定サイトに人気が集中し、
それ以外は頭打ち」を選択したスピーカーからは「年末年始がピー
クだと思う」という厳しい声も。


【質問8】動画配信で伸びるのはどれ?

①アダルト 1
②投稿、CGM系 2
③音楽・アイドル系
④アニメ
⑤映画
⑥スポーツやニュースなどのライブ配信 2

「対応端末の普及を考えると今後も投稿型のサイトが伸びるのでは
ないか」として②「投稿、CGM系」、「ライブ感が求められるコンテンツ
が伸びると思う。実際に伸びている」として⑥「スポーツやニュースな
どのライブ配信」と回答が分かれました。②の投稿型を選んだスピー
カーは「利用者数は伸びるがそこに売り上げがどこまで追いつくかが
今後の課題」と語りました。


【質問9】モバイルSNSの人気はどうなっているか?

①そろそろ飽きられて下降気味になる
②順調に成長する 2
③モバゲーの一人勝ちとなる 2
④モバゲーとMixiの二人勝ちとなる
⑤Twitter型など新興勢力が伸びる 1

「SNSはPCではもう頭打ち。今後はモバイルがメインになっていくと思う」
として②「順調に成長する」と③「モバゲーの一人勝ちとなる」に分かれ
ました。⑤「Twitter型など新興勢力が伸びる」を上げたスピーカーは
「あくまでも自論だが、モバイルコンテンツの寿命は3年だと思う。
これから新しいものがでてくるのでは?と思っている」と予測。

【質問10】ケータイ広告ビジネスで伸びるのはどれ?

①リスティング広告 1
②メール広告
③バナー広告
④コンテンツマッチ広告 4
⑤アフィリエイト
⑥動画広告

「①と④は連動して伸びていくと思う。まだ広告を貼っていない面が
たくさんあるので④と考えている」などとして
④「コンテンツマッチ広告」と4人が選択。①「リスティング広告」を
唯一選んだスピーカーは「今後、法人の利用が増えるという期待から」
を理由に挙げました。

【質問11】サイトのプロモーションで一番効果があるのは?

①キャリアのMenuの順位 1
②SEO
③アフィリエイト 4
④リスティング広告
⑤メール広告

4人が選択した③「アフィリエイト」は「①は効果があるけど競合が多い。
②は直近では効果的だが1年後として考えると競合が多くなって厳し
くなる。使い方では③になる」、「費用対効果では①だが新規サイトは
上位に入れない。手っ取り早く集中的に効果を上げるには③だと思う」
が理由に挙げられました。①「キャリアのメニューの順位」を選択した
スピーカーは「アフィリエイトもいいが、有料課金サイトだったら費用対
効果も含めて公式キャリアのプロモーションは露出も大きく効果があ
る」としています。ちなみに、「自社で一番費用対効果がいいものは?」
という質問をすると①が2人、②が2人、③が1人でした。


【質問12】勝手サイトで伸びるカテゴリーは?

①ゲーム
②SNS、ブログ 3 ○
③デコメ
④きせかえ 1
⑤懸賞
⑥着うた
⑦動画 1 ○

 ②の「SNS、ブログ」が「携帯とCGMは相性がいい」「②と何かの組み
合わせで人気が出るサイトが出てくるかも。たとえば⑦の動画とか」など
の理由で②と選択したスピーカーは3人でした。
 同じ質問に2つ回答を選択していただくと②と⑦が多く「⑦は現在大き
なサイトがないので来年くらいには出てくるかもしれない」と予想されました。
場にも同じ質問を伺ったところ②と⑦に拍手が集まり、スピーカーの
見方と同じことがわかりました。


【質問13】公式サイトで伸びるカテゴリーは?

①デコメ
②着うた/着うたフル
③コミック 3 ○
④きせかえ 1
⑤ゲーム
⑥動画 ○
⑦占い 1

「音楽とゲームが2大巨頭となっているが、これくらいは大きくなる」「いず
れは紙で読む人と同じくらい携帯で読む人が増える」「3.5G端末の普及
で増える」などの理由で③「コミック」が多く選択されました。⑦「占い」を
選択したスピーカーは「いまだにじわじわと伸び続けている」として占い
コンテンツの強さを語りました。同じ質問に2つ回答を選択していただくと
③と④ととなり、会場の皆様は③と⑥を選びました。

【質問14】公式と勝手どちらが伸びる?

①どちらも伸びる
②どちらも停滞
③公式サイトが伸びる 2
④勝手サイトが伸びる 3 ○
⑤トラフィックは勝手が伸びるが、売り上げは公式が伸びる
⑥キャリアサイトが伸びる

「勝手サイトのほうが広告ビジネスしやすい」、「レギュレーションを考える
と勝手が伸びる」などの理由で④「勝手サイトが伸びる」が3人、「トラフィッ
クは伸びるが広告がついてこない。1年後で考えるとまだクライアントが勝
手サイトには付かないと思う」、「トラフィック増は売り上げ増につながらな
い」として③が2人となりました。


【質問15】フルブラウザの利用率は?

①今とそれほど変わらない 1
②微増 4 ○
③長期的にはフルブラウザが中心になる

②「微増」が4人、①「今とそれほど変わらない」が1人で、「フルブラウザを
使うのはPCのユーザーで携帯のユーザーとは違う」「困ったときにフルブ
ラウザを使うくらいで、まだまだ端末の使い勝手が悪い」「改善すればもう
少し伸びる」が理由に挙げられました。


【質問16】サイトの作り方はどう変化する?

①あまり変わらない 2 ○
②動画を使ったサイトが増える 1
③TOPページにFlashを使ったサイトが増える 1
④サイト全体をFlashで作ったサイトが増える
⑤Javascriptを使ったサイトが増える 1

回答はばらつき、①「あまり変わらない」が2人、あとは②、③、⑤が1人
ずつとなりました。①の理由は「ユーザー側からすると見た目よりも中身
が重要だと思う」、「一瞬ユーザーが増えてもトータルで考えるとコストが
かかるだけでさほど効果がない」でした。②「動画を使ったサイトが増え
る」は「今後は動画サイトを見るということが普通なことになってくる」、
③「TOPページにFlashを使ったサイトが増える」は「PCに慣れている人
はモバイルが使いづらい。スクロールせずに全体を見渡せるようなサイ
トが出てくるのでは?」、⑤「Javascriptを使ったサイトが増える」は「1年
後ということではないが、通信速度が上がったり画面がきれいになった
りすることによって一番ネックになってくるのは入力のインターフェース」
と、それぞれ理由に挙げられました。


【質問17】2007モバイル話題大賞を贈るなら?

①モバゲー 1
②顔ちぇき 1
③ニコニコ動画
④ホワイトプラン 1
⑤DoCoMo2.0の逆襲 1
⑥ソフトバンクの犬のお父さん 1

回答は⑥、④、②、①、⑤、となりました。②「顔ちぇき」は「リアルメディ
アに取り上げられたという点では顔ちぇきはすさまじかった。今までに
ないケース」と今年爆発的な話題となったサイトについて語りました。


■プレスリリース→ (リンク »)

※記載された社名および製品名/サービス名は各社の商標または登録商標です。

--------------------------------------------------------------------------
■KLab(クラブ)株式会社について   (リンク »)
- 社名:KLab株式会社(英文名:KLab Inc.)
- 代表者:代表取締役社長 真田哲弥
- 設立:2000年8月1日
- 資本金:5億8325万円
- 本社所在地:〒106-6122 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
- 事業内容
   携帯電話向けソリューション事業/コンサルティング事業/プロダクト事業/技術 ライセンス事業/
   コンテンツ企画開発事業/メディア事業/EC事業/セキュリティー事業/電子金券開 発事業/ 
---------------------------------------------------------------------------
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]