2007年はDSLAM二桁成長の最後の年

株式会社データリソース

2008-03-18 18:00

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、ブロードバンドアグリゲーション市場は2008年に減速しはじめると報告する。
カリフォルニア州キャンベル、2008年3月11日
2003年以来、ブロードバンドアグリゲーション市場は、年間DSLポート出荷数で二桁成長を続けてきたが、2008年には減速しはじめると、米国調査会社インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「ブロードバンドアグリゲーションハードウェアと加入者」は報告する。

「主要市場が成熟し、サービスプロバイダは既存の機器によって加入者の増加に対応し、PON、イーサネットFTTH、WiMAXなどのブロードバンド技術やアーキテクチャの普及が進んで、2007年は世界のDSLAMポートの二桁成長の最後の年となるだろう。しかし、この成熟市場にも依然ベンダにとっての大きなビジネスチャンスはあり、特に注目するのはマルチサービスアクセスプラットホーム(MSAP)FTTH OLTセグメントである」とインフォネティクスリサーチ社のブロードバンドネットワーク主任アナリストMark Showalter氏は語る。

調査レポートは、ブロードバンドアグリゲーションハードウェア市場では、MSAP PONとイーサネットOLTポートが好調で、2006-2007年のFTTH OLTポートの成長は767%と急騰し、少なくとも2011年までは三桁または二桁成長が続くと予測している。この成長は、サービスプロバイダのトリプルプレーサービス展開において、FTTNとCOアプリケーションにおけるMSAPの導入が進むことによって促進されるだろう。

主な調査項目を以下にあげる。

*世界のDSL加入者数は2007年に2億6000万に達した
*DSLAM、NGDLC、MSAPなどの世界のDSLポート出荷数は、2007年第4四半期は横ばいだったが、2006-2007年では15%上昇して1億1500万だった
*典型的な1ポート当たり価格の前年比下落により適正な価格となったことで、ブロードバンドアグリゲーションハードウェアの収益は2007年に15%下落して58億ドルとなった
*世界のサービスプロバイダが、VPN、VoIP、IPTVなどの新しいIPサービスを提供するためにネットワークをアップグレードしたために、2006-2007年にかけてIP DSLAM採用は57%成長した
*2007年通年でも2007年第4四半期でも、Alcatel-Lucent、Huawei、ZTEは世界のDSLポート市場シェアと収益シェアでトップ3である。Alcatel-Lucentは北米と西欧・中東・アフリカで、Huaweiはアジア太平洋地域でトップである

インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「ブロードバンドアグリゲーションハードウェアと加入者」は、MSAP、次世代DLC、DSLAMをATM vs. IP. DSL加入者予測とポート別(ADSL、G.SHDSL、VDSL、PON OLT、イーサネットOLT、DS0)の世界と地域別の予測、市場規模、市場シェアを提供している。

ADTRAN、Alcatel-Lucent、Calix、Ciena、ECI、Ericsson、富士通、Huawei、日本電気、Nokia Siemens Networks、Occam Networks、Samsung、住友電工、Tellabs、UTStarcom、Zhone、ZTE、ZyXELなどの企業について調査している。

◆調査レポート
ブロードバンドアグリゲーションハードウェアと加入者
(リンク »)

◆米国インフォネティクスリサーチ社について
(リンク »)

◆このプレスリリースに関するお問合せ
株式会社データリソース
107-0052 東京都港区赤坂4-5-6
Tel:03-3582-2531 Fax:03-3582-2861
(リンク »)
Eメール:info@dri.co.jp
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]