Nortel、キャリア・イーサネット・ポートフォリオの顧客基盤を拡大

独立系通信事業者顧客の増加がキャリア・イーサネット導入のメリットを示す

ノーテルネットワークス株式会社

2008-06-17 15:00

ラスベガス発 - Nortel* [NYSE/TSX: NT]は、複雑なネットワークを簡素化し、ネットワークコストを削減するノーテルのキャリア・イーサネット・ソリューションの顧客基盤が引き続き拡大していると発表しました。 Nortelは過去12カ月間で世界40社以上との契約をまとめ、ベンダー・エコシステムのメンバーは25社以上となり、さらに製品ポートフォリオもますます拡大しています。これらの事実によってNortelは、同社の革新的なテクノロジーが、キャリア・イーサネットを現実的で、コスト効率の良いメトロ・インフラストラクチャーと位置づけたことを示しました。
Nortelのメトロ・イーサネット・ネットワーク部門プレジデントのフィリップ・モリン(Philippe Morin)は次のように述べています。「当社のキャリア・イーサネット・ソリューションは、サービスプロバイダーに長期的な価値をもたらすものであると強く信じています。Nemertes Research1は、2010年までに帯域需要がネットワーク容量を上回る可能性を指摘しています。そのため、大小の通信事業者がNortelのキャリア・イーサネット・ソリューションを採用し、性能、規模、信頼性の点で他の代替的なメトロ・インフラストラクチャーに対して優位性を示しつつ、コスト効率を維持している事実は驚くべきことではありません。これは今日のビジネスニーズを満たし、将来の必要性に対応するための強力なソリューションです。」

Nortelが契約を交わした40社の顧客には、米国のサービスプロバイダーであるPanhandle Telephone Cooperative、Golden West Telecom、Frontier、Dakota Carrier NetworkとオランダのKPN、中国網通、オーストラリアのSilk Telecom、コロンビアのPromigas Telecomunicacionesが含まれます。

Panhandle Telephone Cooperative(以下、PTCI)は、同社のサービスエリアであるオクラホマ州とテキサス州に革新的な技術を導入することにおいて常に業界の最先端を走っています。80年代にデジタル電話を導入し、90年代にはファイバー接続のトランスポートを導入したPTCIはフルサービス・プロバイダーへと成長を遂げ、現在は2万8,000人以上の顧客に電話、インターネット、携帯電話、ケーブルTVのサービスを提供しています。PTCIは本日、Nortelのキャリア・イーサネット・ソリューション2を大規模に導入し、HD IPTVなどの最新の家庭用トリプルプレイ製品群をサポートすると発表しました。

PTCIのプラント・マネージャー、ゲイリー・バーク(Gary Burke)氏は、次のように述べています。「ネットワーク容量を拡大し、新サービスをもって新規市場に参入するため、当社は競合他社のMPLS製品ではなく、NortelのPBB/PBTソリューションを選択しました。これが正しい決断だったことに疑いの余地はありません。発注書に署名してから、当社のネットワーク内でソリューションが稼働するまでの期間はわずか5週間でした。この結果、当社は付加的なビデオサービスに対するお客様の需要に迅速に対応可能になりました。また、現在すでにネットワーク容量の拡大が収益をもたらしています。」

Golden West Telecommunicationsは、サウスダコタ州では最大の独立系通信事業者で、米国で35番目に大きい通信事業者です。現在は4万3,000人以上の電話顧客、1万5,000人のインターネット接続加入者、1万2,000人のケーブルTV視聴者にサービスを提供しています。同社は先ごろ、Ethernet Virtual Private Network(E-VPN)サービス向けに10/100 Mb/sの広帯域接続をサポートするNortelのキャリア・イーサネット・ソリューション3を導入しました。サウスダコタ州全域のGolden Westの主要コミュニティで既にサービスが稼働しています。

Golden Westの西部地域担当マネージャー、ガレン・ボイド(Galen Boyd)氏は、次のように述べています。「ビジネス向けサービスを提供するということは、当社にとって地域の経済成長をより促進できるということと、新たな収益源が開拓できるという二重のビジネスチャンスを生み出します。現在使用しているオプティカル・インフラストラクチャーを補完する製品としてNortelのキャリア・イーサネット・ソリューションを導入することで、当社はこの重要な顧客セグメントのニーズに対応するために必要なネットワークの規模と品質を得ることができます。」

Synergy Research Groupのチーフ・ストラテジスト、レイ・モタ(Ray Mota)氏は、次のように述べています。「インターネット・トラフィックが着実に増加し、広帯域への要求が高まり、こうした要件に関連して運用コスト(OPEX)が上昇している中、激しさを増す市場で競争力を維持するために、サービスプロバイダーは新たなビジネスモデルを開拓・採用する必要に迫られています。ネットワーク・インテリジェンスへの投資が不可欠です。独立系事業者は、大手の事業者に比べると柔軟性が高く迅速な移行が可能なため、キャリア・イーサネットの技術革新のパイオニアとなることができます。」

これらの顧客の獲得事例は、キャリア・イーサネットの採用を促進する3つの主要用途、すなわち企業用E-VPN、家庭用トリプルプレイ・バックホール、モバイル・バックホールのそれぞれに可能性が存在することを物語っています。これら3つの分野を合わせると、市場では積極的な採用が進んでいます(Infoneticsによると、今年のサービス売上は170億ドル以上と推定されます4)。キャリア・イーサネットは、拡張性、管理性、効率性の高いインフラストラクチャーを実現することで、今日の3つの用途すべてに対応します。

Nortelは、ラスベガスで今週開催中のNXTcomm Trade Showで、キャリア・イーサネット・ソリューションを展示しています。すでに40社を超える顧客がNortelのキャリア・イーサネットに移行している理由や、Nortelがリードするキャリア・イーサネット・エコシステムによる、マルチベンダーの相互運用性の推進状況をお知りになりたい方は、ブース番号SL2816まで足をお運び下さい。

1 Market Forecast: Nemertes Research、2007年11月
2 Metro Ethernet Routing Switch 8600、Metro Ethernet Services Unit 1850/1880、Metro Ethernet Managerを含む
3 NortelのMetro Ethernet Services Unit 1850
4 Infonetics Research、「Ethernet and IP MPLS VPN Services」、Michael Howard著、2007年4月

Nortelについて
Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、BUSINESS MADE SIMPLE(ビジネスをよりシンプルに)という理念を具体化して顧客の皆様に提供します。Nortelは通信事業者と企業の双方に向けた次世代技術により、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションをサポートします。またNortelは、ネットワークを簡素化し、人と必要な情報を必要なときに結びつけて、効率改善、迅速化、パフォーマンス向上における障害を取り除くよう技術設計を行っています。Nortelの事業展開は世界150か国以上におよびます。詳しくは、www.nortel.com をご覧下さい。またNortelに関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。

当プレスリリースには、「可能性」「見込み」「場合」「期待」「思われる」「意向」「約」「計画」「想定」「努める」およびそれらに類似する表現およびそのバリエーションが含まれている場合があります。これらの表現は、関連証券法にもとづく予示的声明や情報を示しています。これらの情報は、Nortelを囲む事業環境、景気、市場に対するNortelの現時点における期待、見積、予測、予想に基づいています。またこれら情報は、予想が難しい重要な推定、リスク要因、不確定要因の影響を受けます。当プレスリリースで説明された結果や出来事は、実際の結果あるいは出来事と異なる場合があります。これらの要因やその他の詳細については、Nortel が米国証券取引委員会に提出した年次報告書Form 10-K、四半期報告書Form 10-Qおよびその他の提出書類に記載されています。Nortelは、適用法により要求されない限り、新情報、将来の出来事、その他の如何にかかわらず、あらゆる予示的声明を含め、このプレスリリースのあらゆる記載情報について、それを更新・改正する意思あるいは義務を放棄します。

* Nortel、Nortel ロゴ、グローブマークは Nortel Networksの商標です。
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