アイピーフレックス、新規事業としてDRP-ASIC事業を開始

~DAPDNAをIPコアとしたASICデザインサービスを提供~

アイピーフレックス株式会社 2008年07月08日

アイピーフレックス株式会社(東京都品川区上大崎、代表取締役社長:北島利明、以下アイピーフレックス)は、新規事業としてDRP-ASIC(注1)事業を7月8日より開始することを発表いたします。アイピーフレックスでは、これまでDAPDNA(注2)ダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサ(注3)を核とした事業展開にて培ったダイナミックリコンフィギュラブル技術を、IPコアにて提供するだけでなく、顧客の要求に応じたカスタマイズのデザインサービス(注4)も含め、DRP-ASIC事業として提供してまいります。

アイピーフレックスは、DAPDNA-2およびDAPDNA-IMXの2種類のデバイス販売と、これらデバイスを搭載した各種ボードの販売や受託開発を、画像処理検査装置、ネットワーク装置、オフィス機器分野をはじめとする各市場に対して展開してきました。ダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサ(以下、DRP)の優位性は市場で認知され各種分野での利用が進むに従い、汎用デバイスのみでなく、DAPDNAのダイナミックリコンフィギュラブル技術をIPコアとしてASICやSoC(注5)に実装したいという需要が高まっています。特に、システムの複雑化とNREの高騰によって指数関数的に高まるリスピンリスクを抑えつつ、より厳しく求められるタイムトゥーマーケット(Time-to-Market)を短縮することが求められているいま、DRPという柔らかいハードウェアを取り込んだリコンフィギュラブルSoCの実現が、その解決策として注目を浴びています。

DRP-ASICでは、アイピーフレックスがこれまでに培ってきたダイナミックリコンフィギュラブル技術の設計資産やノウハウを活かし、システムレベルの仕様検討支援から、ASICやSoCへの実装および検証にいたるまでの全工程を通して、お客様のアプリケーション要求に最適化したDAPDNAコア(注6)およびその設計ツールを提供します。

【アイピーフレックスの技術資産とノウハウ】
<アーキテクチャ探索、開発手法>
 ・アプリケーション要求、物理設計制約および設計ツール適合性を考慮した、最適なアーキテクチャを探索し決定
 ・シミュレータを用いたソフトウェアプロトタイピングによる、アプリケーション適合性評価と検証環境の早期構築
<アプリケーション用統合開発環境>
 ・DAPDNAコア用コンパイラ、フィッタ、シミュレータ、デバッガ等の開発ツール
・DAPDNAコア制御用API、ドライバなどのミドルウェア
<最先端プロセスを用いた低消費電力LSI設計開発手法>
 ・システム設計、論理設計、物理設計の各レイヤにおける要求と制約を考慮して最適化
<ソリューションサービス>
 ・DAPDNAコアを用いたシステム(アプリケーション、ボード)の仕様検討、設計および検証サービス

【DRP-ASICのサービス内容】
DRP-ASICは、モジュールレベルのデザインサービスから、ターンキーサービス(注7)まで、お客様の要求に応じた柔軟なサービスを提供します。アイピーフレックスのプロセッサ、コンパイラ、およびシステム開発のエキスパートチームが、パートナベンダと連携して対応します。
・DAPDNAコアの提供
・DAPDNAコアのカスタマイズ
・DAPDNAコアに対応する開発環境の提供
・DAPDNAコアを用いたリコンフィギュラブルSoCのシステムアーキテクチャ検討サービス
・リコンフィギュラブルSoCのDRP部分の設計ならびに検証サービス
・リコンフィギュラブルSoCのターンキーサービス

尚、7月16日から青山ダイヤモンドホールにて開催される「マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパン2008」(リード・ビジネス・インフォメーション株式会社、米In-Stat社主催)にて、DRP-ASIC事業のご紹介を含めた講演をいたします。(講演日:7月16日16時50分~)

用語解説

【DAPDNAのダイナミックリコンフィギュラブル技術について】
DAPDNAのダイナミックリコンフィギュラブル技術をIPコアとしたデバイスは、デバイス内の回路構成を瞬時に動的に変更することで機能を切り替えることができます。アプリケーションに応じて最適なハードウェアの内部回路をオンデマンドで構成でき、システム構築時だけでなくシステムの動作中にもアプリケーションに合わせて瞬時(1クロック(注8))に再構成することが可能です。
・並列パイプラインアーキテクチャによるハードウェア処理の高速性ならびに低消費電力
・ソフトウェア処理の柔軟性による、設計生産性の向上と開発期間の短縮
・製品出荷後も、アルゴリズムの進化や機能追加にあわせ、更新が可能

【用語説明】
(注1)ASIC:Application Specific Integrated Circuit。特定用途向け専用LSI。カスタムICやカスタムチップともよばれる
(注2)DAPDNA:Digital Application Processor / Distributed Network Architecture
(注3)ダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサ:動的にチップ内部の回路構成を切り換えることが可能なプロセッサ
(注4)デザインサービス: お客様のLSI開発において、システムレベルの仕様設計から、論理設計、論理合成、検証までのあらゆるフェーズで、ご要望に応じたさまざまなインタフェースに対応してサービスを提供すること
(注5)SoC:System on a Chip。プロセッサ、メモリ、チップセットなどの主要機能を1チップに集積したLSI。同等の機能を持つ複数チップと比べ、実装上の面積が縮小し、低消費電力化をはかれる
(注6)DAPDNAコア:アイピーフレックスが提供するDRP技術を用いたIP。
(注7)ターンキーサービス:デザインサービスによる論理設計のみでなく、パートナ会社による物理設計、チップの製造から量産までをワンストップでコーディネートすること
(注8)1クロックでの再構成:バックグラウンドで、構成情報を事前に準備しておくことにより、1クロック交換動作が可能

【アイピーフレックス株式会社について】
アイピーフレックスは、動的再構成可能(ダイナミックリコンフィギュラブル)な高性能かつ多機能プロセッサ、およびこれに対応した開発環境ソフトウェアや評価ボード、周辺インタフェース製品を提供しています。アイピーフレックスが開発したダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサのDAPDNAデバイスファミリと、Software to SiliconコンセプトをベースにしたDAPDNA-FW II統合開発環境により開発期間を短縮するばかりでなく、製品の多様化、アプリケーションの変更や更新へ迅速に対応することができます。アイピーフレックスは、民生機器、画像処理、無線通信機器、高性能演算処理といった、それぞれのアプリケーションに最適なソリューションをパートナ企業と共に提供しています。
なお、IPFlex、アイピーフレックス、DAPDNA、Software to Silicon は、アイピーフレックス株式会社の登録商標です。その他記載の社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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