面発光半導体レーザ・トランシーバー世界市場予測と分析

株式会社データリソース

2008-08-05 08:00

米国の調査会社エレクトロニキャスト社は、VCSELベースのトランシーバによる世界の消費は2012年には11億ドルに達するだろうと報告している。
カリフォルニア州アッパーレイク、2008年7月30日
光ファイバー通信市場と技術に関する予測やコンサルティングを行う米国の専門調査会社エレクトロニキャスト社は、面発光半導体レーザ・トランシーバー(VCSEL)の消費と技術傾向を予測・分析した調査レポート「面発光半導体レーザ・トランシーバー世界市場予測と分析 2007-2012年」を出版した。

エレクトロニキャスト社によれば、VCSELベースのトランシーバによる世界の消費は、2007年の3億7600万ドルから、2012年には年平均成長率24.5%増加して11億ドルに達するだろうと予測している。VCSEL技術は、ファブリペローレーザ(FP)やフィードバックレーザ(DFB)などの従来の端面発光と異なり、基盤に対して垂直に発光する。

「<10ギガビットイーサネットと1-2ギガビットファイバーチャネルで、VCSELトランシーバの使用が大きく成長しており、2012年までに3倍に成長するだろう。VCSELトランシーバの生産の増加によって、10ギガビットVCSEL、マルチ波長CWDM VCSELトランシーバ、長波長シングルモードVCSELの成長が促進し、これらの規格に準ずる製品の新しいビジネスチャンスが生まれてくるだろう」と、エレクトロニキャスト社のアジア太平洋地域の社長Stephen Montgomery氏は語る。

SONET VSR(Very Short Reach)モジュールベースのVCSELトランシーバは、金額で大きな増加が見込まれ、2007-2012年の10ギガビットイーサネットの成長は、2012年のイーサネットカテゴリーの成長を大きく促進するだろう。「軍事や航空分野におけるVCSELトランシーバの利用が大きく成長するだろうが、短期的にVCSELトランシーバの成長を牽引するのは、通信シリアルリンクや光アレーインターコネクト/光バックプレーン、インフィニバンドなどのイントラシステムだろう」とMontgomery氏は語る。

◆調査レポート
面発光半導体レーザ・トランシーバー世界市場予測と分析 2007-2012年
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◆米国 エレクトロニキャスト社について
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