DTCP-IP対応デジタル・メディア・サーバ機能の提供を開始

地上デジタル放送コンテンツの同時配信を実現

株式会社アルファシステムズ 2008年11月04日

株式会社アルファシステムズ(本社:東京都渋谷区渋谷、社長:池田直明)は、ホームネットワーク内で地上デジタル放送コンテンツを著作権保護した状態でデジタルテレビなどに配信するための規格「DTCP-IP ev1.2」に対応した「ADMS1502」(アルファ・デジタル・メディア・サーバ)を開発いたしました。ADMS1502は、DLNA対応家電を開発するためのミドルウェア「alpha Media Link SDK」に含まれる、デジタル・メディア・サーバの最新バージョンです。

1. 地上デジタル放送コンテンツの同時配信を実現
既存のDTCP-IP対応HDDレコーダやブルーレイレコーダの殆どは、DTCP-IPで暗号化処理を行い配信できるコンテンツが1 本に限られており、複数のデジタルテレビにコンテンツを同時配信できるDLNAのメリットが発揮されていません。デジタルテレビ市場では、個室向けの2台目テレビとして小型液晶テレビの販売が拡大しており、地上デジタル放送コンテンツを複数のデジタルテレビで同時に視聴できることはユーザの利便性を向上します。
このような背景に基づき、ADMS1502とフリースケール・セミコンダクタ・インクの低コスト・低消費電力が特長の通信プロセッサ「PowerQUICCⅡPro MPC8315E」を組み合わせ、同プロセッサに搭載されている高速な演算が可能なセキュリティアクセラレータエンジンでDTCP-IP機能に必要な暗号化処理を行い、地上デジタル放送コンテンツの複数同時配信を実現しました。
ADMS1502は、同プロセッサと組み合わせた開発プラットフォームとして、家電機器メーカ、セットトップボックスメーカ向けに12月下旬に提供予定です。

2. 強力なデジタル・メディア・サーバ開発プラットフォームの提供
さらに、富士通マイクロエレクトロニクス株式会社のトランスコードLSI「MB86H52」を用いて、MPEG-2 HDからH.264 HD/SDへのリアルタイム・トランスコードを行い、ADMS1502でトランスコード後のコンテンツと暗号化した地上デジタル放送コンテンツを同時に配信する開発プラットフォームを実現しました。これにより、ポータブルメディアプレーヤなど画面サイズの小さな端末には圧縮率の高いH.264 に変換して配信し、大型のデジタルテレビには地上デジタル放送コンテンツをDTCP-IPで暗号化して配信することができ、ユーザは再生端末に応じて最適なフォーマットでコンテンツを視聴することができます。こちらについても12月下旬に提供予定です。

3. 展示会への出展
11月19日(水)から21日(金)にかけてパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology2008」(小間番号:D-13)において、「リアルタイム・トランスコード機能、DTCP-IP機能対応DLNAデジタル・メディア・サーバ開発プラットフォーム」の導入イメージをデモンストレーションいたします。
会場では併せて、IEEE802.15.4ネットワークとDLNAが連携する応用システムとして、離れた場所の幼児の様子や来客などをセンサネットワークで検知し、デジタルテレビへリアルタイムに表示するデモを展示いたします。

用語解説

・DTCP-IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)
主に家庭内LANで著作権保護されたコンテンツを伝送するための規格です。
・デジタル・メディア・サーバ
DLNAが策定したガイドラインで規定されたデバイスクラスの1つであり、ホームネットワーク内の再生機器に対して動画、音声、静止画ファイルを配信する機能を持ちます。
・DLNA(Digital Living Network Alliance)
AVコンテンツを取り扱うデジタル機器間の相互接続仕様を策定する標準化団体です。本団体の策定するガイドラインに対応した製品間ではデジタルコンテンツを簡単な操作で、共有、閲覧することが可能になります。
・PowerQUICCⅡPro MPC8315E
CPU性能、豊富な機能、そして高速インタフェースを提供しつつ、低価格、省電力、そしてボード面積の縮小といった課題を克服するフリースケール・セミコンダクタ製の通信プロセッサです。
・MB86H52
フルHD(1,920 ドット x 1,080 ライン)のMPEG-2映像データをH.264映像データに変換するトランスコーダLSIであり、入力されたMPEG-2映像データの画質を維持しながら、H.264映像データにトランスコードすることが可能です。
・IEEE802.15.4
家庭内などの近距離通信を想定したPAN(personal area network)向けの規格であり、無線通信プロトコルであるZigBeeの下位レイヤー(物理層とMAC層)の仕様として採用されています。

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