EDGEは2009年の新設基地局の40%以上を占め、独占状態は続くだろうと米国調査会社インスタット社は報告する。
世界経済の後退は、オペレータのEDGE基地局の導入にも影響を与えている。EDGE基地局の新設は2008年にピークを迎え、2008-2009年はやや下降するだろう。
「それでも今後しばらくは、EDGEが基地局の新設をリードするだろう。しかし、HSUPAの採用の兆しも始まっている。アジア太平洋地域、西欧、北米で力強 く採用が進み、2011年にはHSUPAの新設がEDGEを上回るだろう」とインスタット社のアナリストllen Nogee氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
■ 中東、アフリカ、ラテンアメリカでは、EDGEの基地局新設は独占的であるだろう
■ 西欧では、基地局の新設において明らかにHSUPAが支配的である。しかし、2007-2012年の間はこの2つが同じくらいだろう
■ 2007 年は世界の基地局出荷のピークであったが、2008年は下降した。2007年に世界中で新しい3Gネットワークが多数登場し、インド、アフリカ、中国の牽 引によってGSM加入者数が増加した。しかし、2007年以降の世界的な基地局出荷の減少傾向をとめるには至らなかった
■ 2009年は、TD-SCDMA基地局出荷数が急上昇するだろう
インスタット社の調査レポート「世界の携帯電話基地局調査:地域別展開状況、メーカ情報、2012年までの予測 - Worldwide Cellular Base Station Forecast Driven by Data」は、セルラーベースステーションの世界市場を調査した。2012年までの地域とエアリンク毎の基地局採用予測、フェムトセルやTC-SCDMAの市場傾向分析、メーカーのプロフィールを記載している。
【調査レポート】
世界の携帯電話基地局調査:地域別展開状況、メーカ情報、2012年までの予測
Worldwide Cellular Base Station Forecast Driven by Data
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