中央電子とソフトサービスがEtherCAT向けトータルソリューション提供開始

EtherCATマスター/スレーブの一括提供により、タイムトゥマーケットを削減

株式会社ソフトサービス

2009-11-09 14:00

2009年11月10日 東京 EtherCAT関連機器の世界的メーカーである中央電子株式会社(以下、中央電子)とEtherCATマスタースタック製品「AT-EM」の日本国内代理店である株式会社ソフトサービス(以下、ソフトサービス)はEtherCAT関連のトータルソリューションを提供するパートナーシップを発表、11月25日から東京ビッグサイトで開催されるシステムコントロールフェアのETGブースにおいて両社のトータルソリューションを展示する。
中央電子は、国内でもいち早くEtherCATスレーブの開発評価に取組み、各種ゲートウェイの開発評価、システムとしての実証試験も完了させ、EtherCATスレーブの標準製品・カスタマイズ製品の開発/販売及びソリューションを行っている。

ソフトサービスは独 acontis 社の EtherCAT マスタースタック製品「AT-EM」代理店として、販売、サポート、コンサルティング、エンジニアリングを日本国内にて実施している。

昨今、オープンフィールドバスとしての EtherCAT は Ethernet ベースでの高速通信性能や、マスター側にハードウェア制限がないことから、注目を浴びている。
しかしながら、「オープン」というキーワードで EtherCAT 導入を検討する各企業はその技術を基礎とした開発を実施するための情報収集や資料の判読に時間を要し、これら問題解決と高度なサポートが必要であるという問題に直面している。
その為、日本国内市場においては装置ベンダー側に立つEtherCAT 関連のスペシャリストの存在が大きく、そのスペシャリストはマスター・スレーブ両方のスペシャリストである事が要求される。

これら市場の抱える問題点に注目し、EtherCAT 発祥の地である独 acontis 社のEtherCAT マスタースタック製品「AT-EM」の国内代理店であるソフトサービスと、ハードウェア機器開発で日本において幅広い実績を持つ中央電子が協力して、EtherCAT デバイススペシャリストとしての活動を開始した。
ソフトサービスは日本国内におけるマスター側の製品提供及び、マスタースタックを含むマスター側アプリケーションを提供、中央電子はスレーブインターフェースを含む I/O やモーションコントロール機能等の実装及びハードウェアシステムの提供・サポートを行う。この両社体制により、特有の問題を抱える装置ベンダーは EtherCAT に関する包括的なサポートを受けることが可能となる。

中央電子株式会社 制御システム事業部長 丸井智明は以下のように述べた。
「この度、EtherCAT マスタースタックの中でも信頼性の高い、独 acontis 社「AT-EM」の国内代理店であるソフトサービス様と協力関係を構築出来た事は、当社にとって大変喜ばしい事であり、心より感謝申し上げます。我々2社の高度な専門知識とリソースを集中させることで、お互いのお客様に、よりスピーディーに付加価値の高いソリューションを提供することができるものと確信しております。また、両社が相互に協力することで、日本の設備産業界において、ETGメンバーの立場から、EtherCATをより一層推進することで、業界の活性化に貢献したいと考えております。」
また、ソフトサービス 常務取締役 南崎裕樹は以下のように述べた。
「オープンフィールドバスとしてのEtherCATの有効性を即時開発に反映したい当社のお客様の問題点を直ちに解決することが可能なこの中央電子様とのパートナーシップは両社並びにお客様の利益のみならず、EtherCATの推進団体であるETGの理念にも則したものであると確信しております。中央電子様のご協力に感謝するとともに、EtherCATの今後の大いなる発展を期待しております」

EtherCATスレーブについて
中央電子では、標準品としてEtherCATスレーブ通信モジュール・DIOボード・AIOボード等がある。また、標準品のカスタマイズ・顧客専用品の開発・製造も行っている。
EtherCATスレーブのカスタマイズはProcess data、Mail box(CoE)、分散クロックを使用した同期制御に対応可能で、さまざまな用途に応じた開発が可能。
その他、イーサーネット関連・画像処理関連の自社商品との組み合わせによるソリューションも行っている。

AT-EM について
AT-EM は組込み/リアルタイム OS 上で EtherCAT マスタースタックを実行することを目的に開発された。既に VxWorks / QNX / Windows CE / On Time RTOS-32 及び Windows XP をサポートしている。
Windows XP 版で動作する評価版が用意されており、既存の Windows XP がインストールされた通常の PC を使用して、EtherCAT プロトコルを評価することが可能である。
ソースコードが提供されるため、ニーズに合った各種 OS へのポーティングが容易な構造となっている。
下記 OS 上で即実行可能なモジュールを用意
・VxWorks
・QNX
・On Time RTOS-32
・Windows XP / CE
・その他の組み込み OS への移植に対しても、必要となるモジュール設計や個々の調整が容易な構造
・制御システム構築までを伴うプロフェッショナルパートナーシップでお客様のカスタマイズを協力にサポート
・システム全体のインテグレーションも実施可能
・ワールドワイドでの採用実績を持つ信頼性の高いミドルウエア

システムコントロールフェア 2009について
2009年11月25日(水)~11月28日(土)の期間中、東京ビッグサイトにて開催。 FA分野を始めとする広く産業分野の制御に関わるシステム、機器及びソフトウエアに関する「ものづくりの未来へ」をテーマに、「環境」・「安全」・「ものづくり」をキーワードとした最新の情報を発信、わが国の産業分野を支え、広く社会の発展に寄与すると共に一層のグローバル化を図り、世界に向けた交流の場を提供することを目的としている。

中央電子株式会社について
昭和35年(1960年)4月設立。 システムメーカーとして、計測制御、画像処理、セキュリティ、エンクロージャー、コミュニケーションおよびメカトロニクスなどの広いジャンルにわたる豊富な商品と多くの実績を有する。 
オリジナリティのある商品開発と製品の信頼性は業界内で定評。
営業所を東京八王子市、仙台、筑波、名古屋、大阪、北九州。 工場を八王子本社工場、藤野製作所(神奈川県藤野町)、山梨明野事業所(山梨県北杜市)。
テクノロジーセンタを仙台、名古屋、北九州に置く。
ISO9001、ISO14001認証取得

ソフトサービスについて
1986年に設立された株式会社ソフトサービスは、産業用制御システム、ロボティクス、プロセスコントロール、その他市場向けソフトウエアのリーディング企業である。
ソフトサービスはEtherCATの推進団体であるEtherCAT Technology Group(以下ETG)に加盟し、EtherCATの推進に寄与している。
2006年より、ソフトサービスは米国OIS社の組込みリアルタイム向けミドルウエア製品である ORBexpressの日本国内代理店として活動している。
2009年には米国LynuxWorks社と代理店契約を締結し、同社のRTOS「LynxOS」および組込みLinux「BlueCat Linux」の販売、サポートを実施している。
ソフトサービスはISO9001、ISO IEC27001などの認証を受けており、本社は福岡市、営業所を東京、大阪、事業所を北九州に構える。ソフトサービスに関する詳細はwww.soft-service.co.jp まで。


本プレスリリースに関する問い合わせ先
株式会社ソフトサービス 関東営業所
マーケティング部
宮本 裕一
電話:03-5818-8037
Email: yu_miyamo@soft-service.co.jp
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