このソリューションはAEC-Q100認定を受けているので、自動車メーカーは、次世代自動車マルチメディアネットワークのバックボーンとして、イーサネットを使用できるようになる。ICは、現在量産品の発注が可能である。価格については、お問い合わせください。
昨年、マイクレル社は、業界初で唯一のAEC-Q100自動車規格認定イーサネットデバイスのKSZ8041NL AM (シングルポート高速イーサネット物理レイヤトランシーバ)・KSZ8842-PMBL AM (PCIインターフェース付き3ポートマネージド高速イーサネット・スイッチ)・KSZ8893MQL AM (MII/RMIIインターフェース付き3ポートマネージド高速イーサネット・スイッチ)を発表し、自動車向けイーサネット機器を供給する初のICメーカーとなった。次のステップは、「ライブ」トラフィックを伝送する次世代自動車マルチメディアネットワークイーサネットのバックボーンとして、イーサネットを使用することである。
「イーサネットは、自動車の所有コストを大幅に削減するので、グローバル自動車業界では、車内ネットワークプラットフォームのデファクトとして、イーサネットの採用が急速に普及しつつある。」と、マイクレル社イーサネット製品担当副社長J.C. Lin (Dr.)氏は述べた。「最高品質で信頼性の高い製品で知られるマイクレル社は、自動車診断およびソフトウェア・ダウンロード向けイーサネットICを初めて提供したベンダである。この新型スイッチ製品は、消費電力が低く設置面積が小さく、次世代自動車のマルチメディアネットワーク向けに、イーサネットバックボーンを構築する理想的なソリューションを、お客様に提供する。」
マイクレル社の(自動車機器向け)AEC-Q100認定デバイスは、「グリーン」システム設計要件に対応する低消費電力で先進的な電力管理スキームを提供する。KSZ8873MLL AMはパッケージサイズが小さく(64ピンLQFP)、高集積(オンチップLDO)なので、システムコストを削減し、システム設計を簡素化できる。さらに、ポート1およびポート2のバイパスモードでは、MIIインターフェースをパワーダウンできるので、スイッチの通常動作に影響を与えずに、節電モードへの切り替えが可能である。拡張QoSサポート(4レベルQoSおよびソース・アドレス・フィルタリング)により、自動車機器向けイーサネット・リング・ネットワークでの、先進QoSポリシー実装を促進する。最後に、チップには、ソース・アドレス・フィルタリング、キューごとのレートリミット、Auto-MDI/MDIXなどの機能が搭載されているので、クロスオーバ・ケーブルが不要となり、導入コストが削減できる。
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概要: マイクレル・セミコンダクタ
マイクレル社はグローバルな半導体サプライヤーとして、アナログ、イーサネット、広帯域通信に使用されるICソリューションを世界市場に提供している。同社製品には最先端のミクスドシグナル製品、アナログ製品、パワー半導体、高性能通信用スイッチ、クロック管理スイッチ、イーサネット・スイッチおよびPHY製品がある。ユーザーにはエンタープライズ、民生、工業、モバイル、通信、自動車、コンピューター製品などの有力メーカーが含まれる。
本社と最先端のウエハ-製造設備は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売代理店とカスタマーサポートの拠点、先端テクノロジーのデザインセンターがある。さらにマイクレル社は世界に広範な流通販売網と代表事務所を保持している。
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