シーイーシー、韓国企業のemFrontierと販売代理店契約を締結

韓国市場向けに、3D物流シミュレーションソフトRaLC(ラルク)の販売サービス事業開始

株式会社シーイーシー

2010-06-28 00:00

株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新野 和幸、以下シーイーシー)は、emFrontier, Inc.(本社:韓国ソウル市、代表理事:キム サンフン、以下エムフロンティア)と、6月28日付けで、シーイーシーが開発、販売する3D物流シミュレーションソフトウエア「RaLC」の販売代理店契約を締結、物流ソリューションサービス事業において協業し、韓国市場における生産物流分野の生産性向上に向けたITサービスを提供いたします。
近年、韓国、中国をはじめアジア市場の成長はめざましく、生産から物流までのインフラ整備が急がれています。また、ビジネスのグローバル化にともない、生産・物流業務のさらなるコスト低減が、大手製造業の国際競争力の向上のための重要な経営課題となっています。このため各社では、生産業務の効率化のみならず、ますます高度化するニーズに、柔軟かつ迅速に対応できる物流センター施設の効率的な運用が欠かせなくなっています。

シーイーシーは、倉庫業務および物流業務の生産性向上サービスを、グローバルに展開しているエムフロンティアとの協業により、生産物流改革ソリューションを韓国市場へ事業展開するとともに、中国をはじめアジア各国など、海外市場に対する事業展開の足がかりを掴むことができます。また、エムフロンティアは自社が展開する物流ソリューション(air-WMS、air-WOS)や、生産管理ソリューション(air-MES)など多彩なソリューションに、日本国内企業約200社に提供してきた実績を持つ「RaLC」を加えることで、生産から在庫、出荷、流通まで一貫したソリューションの提供が可能になります。
アジア経済の発展にともない、両社は韓国市場の製造業を対象に、生産・物流業務の最適化のためのソリューションを提供し、今後3年間で30社の導入を目指します。

■RaLCについて
3D物流シミュレーションソフトウエア「RaLC」は、生産・物流現場の「人」・「モノ」・「設備」を仮想空間上でリアルに再現し、現場で発生する問題点・改善点の見える化を図ります。特に生産・物流現場の複雑な人間系作業を、最短経路判断/応援要請/優先順位判断などの機能により容易に再現し、作業員の動きを見える化します。また、人間系の動作を含む高度なシミュレーション技術を利用して生産計画や物流計画を検証し、課題の洗い出しや解決策の検討など、全体最適化を強力に支援します。

■air-WMS/air-WOS/air-MESについて
air-WMSは物流倉庫管理システムであり、物流現場の実在庫と上位基幹システムの在庫情報を完璧に一致させることにより、現場での全ての変化をITにより一元管理することが出来ます。また、物流センター環境の変化に合わせ、業務プロセスをテンプレートの形で設定できます。業種や入出荷方式、指示書様式など、物流センターに関わるすべての項目や属性をパラメータで定義することができます。

air-WOSは倉庫管理システムとの連携による倉庫モニタリングソフトです。倉庫を視覚化し、多様な管理要素で分析、シミュレーションします。それにより倉庫空間の効率性、および、出荷の生産性を高める最適な方法を提示することができます。3PLや流通、製造の企業に対してより強力で効果的な倉庫最適化ソリューションを提供します。

air-MESは、生産現場を見える化します。製造現場では様々な生産要素である原材料や部品、資材、作業者、機械設備、生産工程、作業方式などが複雑に絡んでいます(black box)。そのため、主な管理項目が見えない状態になっています。エックス線のようにブラックボックスの内部を透過させ、生産現場の問題点や将来に発生すると予測される状況を、定量的・視覚的に見ることができるシステムを提供します。

※掲載されている会社名、商品名は、各社の商標および登録商標です。

用語解説

■シーイーシーについて
シーイーシーは、独立系システムインテグレーターとして、ソフトウエア受託開発サービス事業(PROGRESS)から、ITライフサイクルマネジメントサービス事業(PROFESSIONAL)、診断/検証サービス(PROVEQ)、ソリューションサービス(PROSES)まで、トータルなITサービスを提供しています。自動車産業、製造業、金融業、情報通信業等の、産業分野向け受託開発ビジネスで培った業種固有の業務ノウハウと、特化されたIT技術のノウハウを活用して、お客様の事業推進や業務効率化に最適なアプリケーションプログラムを開発いたします。また、医療・福祉・介護分野や生産物流分野、カーエレクトロニクス分野においては、受託開発に加えて、独自のソフトウエアパッケージを活用して、特徴あるシステムインテグレーションサービスを提供いたします。
詳細はWebサイト: (リンク ») をご参照ください。

■エムフロンティアについて
エムフロンティアは、(株)韓国タイヤの情報システム会社であり、年間売上高500億ウォン、従業員150人の中堅SI企業として、情報サービスのアウトソーシングやコンサルティング、ソリューションサービスを提供しています。特に、物流や生産管理、研究管理の分野に注力し、自社開発のソリューションを保有しています。
物流事業分野では、物流最適化システムを韓国内の製造物流企業や第三者物流企業に提供するほか、ドイツや日本、ロシアなど海外にも多くの輸出実績があります。生産管理分野では、韓国内で初めて全ての生産ラインにRFIDを適用し、直ちに現場の状況を把握できるReal Time MESを構築、電機・電子や自動車、化学分野などの企業にサービスを提供しています。また、研究分野では、大学や研究所のほか、電機・電子、半導体など特許紛争が多い企業に、競争優位を確保できる画期的な特許管理システムを提供しています。
詳細はWebサイト: (リンク ») をご参照ください。

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