今回のUMSOMのプログラムは、「放射線の脅威への医学的対策(MCART)プログラム」と呼ばれ、NIHの国立アレルギー感染病研究所(NIAID)が資金提供し、放射線または核関連の事件・事故が起きた場合に使われる新しい治療法の特定と開発を目的としています。下請け業者としてEpistem社は、研究コンソーシアムに参加します。このコンソーシアムは、契約に付随して参加が許可されるもので、人体のさまざまな部位に対する放射線の影響について、専門的な知識を持つ放射線生物学のエキスパートにより構成されています。Epistem社の役割は、プログラムで扱われる新薬の有効性と作用機序を評価するために、特別な消化管モデルを提供することです。前回の下請け契約で同社は、薬剤スクリーニング手法を精密化し、消化管における放射線障害の生物学的仕組みの特徴をさらに明確化し、数種類の新薬剤候補を評価しました。UMSOMの指揮するコンソーシアムには他に、米国のインディアナ大学医学部や、デューク大学などが参加しています。Epistem社は、北米以外の研究機関として唯一、コンソーシアムに参加しています。
Epistem社代表取締役で共同設立者のCatherine Booth (Dr.)は、次のようにコメントしました。「過去数年間のNIAIDおよびUMSOMとの協業では、驚くほどの成功を収めました。急性放射線障害の治療法の候補をスクリーニングするため、一連のモデルが開発され、使用されました。今回の新契約の期間は5年間で、放射線障害の後遺症の治療法を評価するためのモデルを開発するだけでなく、成功した候補薬剤の開発進行にも取り組むことができるようになりました。」
UMSOMの首席臨床試験医でMCART部長のTom MacVittie教授 (Ph.D.)は、次のように述べました。「このコンソーシアムを指揮することをたいへん光栄に感じています。我々は、放射線障害分野の専門家を世界各国から集めました。今回の新契約は、過去5年間の協業に熱心に取り組み、優れた進捗を達成したことに対する評価でもあります。今後5年間の成果として、戦略的国家備蓄品として使用できるような放射線軽減策の特定と評価に成功することを期待しています。」
Epistem社について詳しくは www.epistem.co.uk をご覧いただくか、 info@epistem.co.uk までお問い合わせください。
概要: Epistem社
Epistem社は、ガン、消化器疾患および皮膚科の用途での上皮幹細胞の専門知識を、商業利用しているバイオ技術と個別化医療の企業です。Epistem社は、革新的な治療法、バイオマーカーおよび診断法を開発し、薬剤開発会社に委託研究サービスを提供しています。グループの専門分野は、消化管、皮膚、毛包、乳房、および前立腺などの上皮組織の成体肝細胞に対する規制であり、深い専門知識があります。Epistem社は、胚性幹(ES)細胞または幹細胞移植分野の研究は行っていません。同社は2000年に設立され、今年は創立10周年になります。Epistem社は、委託研究サービス、新治療法、および個別化医療(バイオマーカーと診断法)の3つの事業部でビジネスを行っています。委託研究サービス事業部では、UMSOMに提供しているサービスと同じような、薬剤開発企業向けの臨床前有効性テストを、「出来高払い」方式で提供しています。この事業部には、ヨーロッパ、米国および日本の国際的企業のお客様130社以上に、テストサービスの提供を行ってきた10年の実績があります。
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