OKI、プリンタの国内SCM改革でCO2排出量360トン削減

JCN株式会社

2011-02-10 10:20

OKIグループのプリンタ事業会社OKIデータ(社長:杉本晴重、本社:東京都港区)は、このたび国内物流センタの首都圏移行と物流会社との提携による国内SCM改革を行い、今月から新体制での本格運用を開始しました。今回の改革により、輸送距離を短縮するとともに固定費を含めた物流費用の変動費化を実現し、年間で物流費10%とCO2排出量360トンの削減を行います。


従来はタイと中国の海外生産拠点で生産したプリンタ・複合機、消耗品などを船便で東京港の大井コンテナ埠頭に陸揚げし、国内生産拠点である福島事業所で受入検査後に在庫保管し、全国のお客様へ輸送していました。国内販売の増加にともない、物流にかかるコストと時間の削減が課題となっていました。また自社の生産拠点内に倉庫機能を持たせていたことで、物流にかかる固定費比率が高く、費用効率の向上が課題となっていました。


このたび、物流業務を提携先へ委託するとともに、物流センタの拠点を陸揚げ港の大井コンテナ埠頭に近く主要な出荷先である首都圏内の神奈川県川崎市に変更しました。これにより輸送距離が大幅に短縮され、輸送費とCO2排出量の削減、倉庫荷役費と保管費、物流ITシステム運用費の変動費化を実現しました。また、同時に物流ネットワーク見直しを実施し、関西以西を中心に半日から1日の配送リードタイムを短縮しました。


OKIデータでは、生産拠点と販売量の多い日欧米の販売拠点とのSCM改革を進めてきました。今後は、南米・アジアを中心に成長を続ける新興国市場での販売増が見込まれており、生産拠点と新興国の販売拠点との間のSCM改革をすすめ、グローバルロジスティクスの最適化を推進していきます。またOKIグループは、お客様サービスの向上と低炭素社会実現の両立を目指した企業活動を展開し、お客様価値の向上と地球規模の気候変動への対応を継続してまいります。


概要: 沖電気工業株式会社
OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 (リンク »)


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OKI広報部 田中
電話:03-5403-1247
e-mail:press@oki.com
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