「ビジネスにおいても消費者向けの市場においても、IP電話はより高度な通信を実現している。これらのアプリケーションは、順調にTDMネットワークからIP電話への置換えが進んでいるビジネス市場において、より鮮明に理解されている。消費者IP電話市場では、Wi-Fi電話の市場がまだ進んでおらず、そのかわりにDECT(デジタルコードレス電話)が支配的である」とインスタット社のデジタルエンターテインメント部門の副社長であるNorm Bogen氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
●企業向けIP電話市場を主導するのはシスコとAvayaである。以下、Aastra、アルカテルルーセント、LG、Mitel、日本電気、Polycom、ShoreTel、シーメンスなどの競合企業がある
●サービスプロバイダの採用とスカイプを除けば、消費者のVoIP採用は少なかった
●2009-2010年にビジネス向けのWi-Fi/セルラー電話の出荷数は約40%成長した。デュアルモードセグメントの主要な端末OEMで最もシェアが大きかったのはHTCである
インスタット社の調査レポート「世界のIP電話市場調査:有線、デジタルコードレス、Wi-Fi ー The Worldwide IP Phone Market: Wired, DECT, and Wi-Fi」は、ビジネスと消費者向けのIP電話市場を調査した。ビジネスと消費者向けの、有線電話、デジタルコードレス電話、Wi-Fi、Wi-Fi/セルラーIP電話の、ベンダの市場シェアと2015年までの市場予測を掲載している。電話タイプ毎のIP電話市場の市場規模、ビジネスと消費者向けのIP電話の需要、IP電話の傾向と市場概観、IP電話の出荷数と収益の5年間の予測と、Aastra Technologies Limited、Advanced Digital Broadcast Group (ADB)、Alcatel-Lucent、Ascom、Avaya、Cisco Systems、Grandstream Networks、ヒューレット・パッカード、InnoMedia、LG、Mitel、NEC、ノキア、パナソニック、Paragon Wireless、Polycom、ShoreTel、Siemens Enterprise Communications、Snom Technology AG、TCL Corporation、東芝、ユニデン、VTechなどのIP電話サプライヤとベンダの詳細を記載している。
この調査レポートは、統合通信やVoIP、固定モバイル融合などのビジネス向けIP電話の調査と予測を提供するインスタット社の「Business IP Communication」サービスの一環である。
【調査レポート】
世界のIP電話市場調査:有線、デジタルコードレス、Wi-Fi
The Worldwide IP Phone Market: Wired, DECT, and Wi-Fi
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