ISID、SAPデータ連携フレームワーク「BusinessSPECTRE」の最新版を提供開始―クラウド連携を強化、テンプレートにグローバル機能を追加

株式会社電通国際情報サービス

From: JCN Newswire

2011-07-01 11:00

Tokyo, July 1, 2011 - ( JCN Newswire ) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、資本金:81億8,050万円、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、SAPデータ連携フレームワーク「BusinessSPECTRE(ビジネス・スペクトル)」最新版(Ver.3.0)の提供を2011年7月1日より開始します。Ver.3.0では、データ転送効率を大幅に向上させ、クラウド環境との連携機能を強化しています。また同時発売する「SPECTREテンプレート」の最新版(Ver.3.0)では、グローバル展開する企業のニーズに応え、多言語でのレポート出力や表示に対応したほか、IFRS(国際財務報告基準)対応として複数勘定階層の切り替え機能を新たに追加しています。

■背景■

ISIDが2006年に販売を開始したBusinessSPECTREは、SAP ERPに蓄積された業務データを容易に抽出することができるデータ連携フレームワークです。既に50社以上のSAPユーザー企業で採用されており、特にBI(ビジネス・インテリジェンス)システムとの連携を短期間に実現できるソリューションとして、高い評価を得ています。またデータ活用に必要なパラメータやレポート等が予め用意されたSPECTREテンプレートの提供により、高品質なBIシステムを短期間で構築することを可能としています。今回提供を開始する最新版では、より戦略的なSAPデータ活用を求めるユーザー企業の声に応え、データ連携機能の強化や、グローバル展開する企業向けのテンプレート機能拡張を行いました。

■BusinessSPECTRE Ver. 3.0の主な新機能■

(1)クラウド環境や遠隔地とのデータ連携処理を最適化

社内ネットワークに比べて速度・品質ともに劣る広域ネットワーク(WAN)経由のデータ転送処理における、速度および安定性の向上を実現しました。これにより企業内サーバーからクラウド上のシステムへのデータ連携や、遠隔地にあるサーバー間(本社と拠点、自社とデータセンター等)のデータ連携もスムーズに行うことが可能となります。

(2)リアルタイムに近いデータ参照を実現

BIシステムで最新のデータを参照したいというニーズに対応し、リアルタイムに近い頻度でのデータ連携を実現しました。例えば、月末など処理が集中する時期に、時々刻々と変わる売上実績の更新情報をタイムリーに確認する、といった情報活用が可能となります。

(3)大量データ処理に対応

プログラムを完全64bit化することにより、従来と比較して大量のデータ処理が可能となりました。大規模なBIシステムの構築等のニーズに対応できます。

(4)データ転送処理の高速化を実現

処理ロジックを見直し、データ転送処理の高速化を実現するとともに、並列処理時の安定性を向上いたしました。一部のデータ処理においては、従来に比べて3倍以上の処理高速化を実現しています。

■SPECTREテンプレートVer .3.0の主な新機能■

(1)レポートおよび表示データの3か国語対応

定型レポートおよび分析結果の表示データを日本語、英語、中国語(簡体字)の3ヶ国語に対応させました。レポートの表示ラベルだけでなく、例えば勘定科目などの業務データについても3ヶ国語に対応しています。これにより、同一の販売実績データを、日本のユーザーは日本語で、海外のユーザーは英語や中国語で参照するといったことが可能となります。

(2)複数勘定階層の切り替え対応

会計業務向けのテンプレートでは、会計データの集計に際して、複数の異なる勘定階層を柔軟に切り替えて集計することを可能としました。これにより、例えば日本基準の損益計算書様式で集計したレポートをIFRSの包括利益計算書様式に切り替えて集計・比較したり、管理会計用の様式で集計したレポートから財務報告用の様式のレポートに切り替えるといったことが可能となります。

■製品価格■

BusinessSPECTREおよびSPECTREテンプレートの価格は、以下のとおりです。

製品名:BusinessSPECTRE
価格(税別):サーバーライセンス:8,000,000円
備考:2CPUまで

製品名:SPECTRE SD/MMテンプレート(販売・在庫・購買管理業務向け)
価格(税別):一式:2,000,000円

製品名:SPECTRE FI/CO テンプレート(財務会計・管理会計業務向け)
価格(税別):一式:2,000,000円

ISIDは1995年からSAP ERPの導入コンサルティング事業に参入し、2002年からはSAP社の認定パートナーとして、数々のお客様のERP導入プロジェクトを成功に導いてきました。SAPデータをより柔軟に活用するためのソリューションである「Business Solution Series」や、SAPクラウドサービス「BusinessACXEL」の提供など、独自のソリューションで国内企業のSAP活用を支援しています。ISIDは今後も、あらゆるパートナーとのコラボレーションの可能性に挑戦し、お客様と社会の課題解決に貢献する、価値あるソリューションを創出してまいります。

<製品発表セミナーのご案内>

「BusinessSPECTRE Ver.3.0」および「SPECTREテンプレートVer.3.0」の製品発表セミナーを下記のとおり開催いたします。

2011年7月26日(火) 15:00~ 会場:ISID本社

※詳細はISID Webサイトをご参照ください。
(リンク »)

BusinessSPECTREについて

ISIDが開発・提供するSAPデータ連携フレームワーク。SAP ERPに格納された大量の業務データを素早く抽出し、Microsoft SQL Serverへと転送できる。経営分析や予算管理など、SAPデータを様々な用途で活用するためのソリューションとして高い評価を得ている。 (リンク »)

SPECTREテンプレートについて

BusinessSPECTREのSAPデータ連携機能により、SAPの財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、在庫管理といった業務データを抽出し、Microsoft SQL ServerのBI機能を用いて集計・分析可能とするBIテンプレート。200以上の定型レポートに加え、ユーザーが自由に分析軸を設定して集計可能なキューブ等を提供することで、ユーザーの幅広いニーズに対応可能。従来最低4ヶ月以上かかっていたBIシステムの導入期間を最短3週間とすることで、導入期間の短縮と導入コストの削減が可能としている。

関連プレスリリース
2010年5月28日付プレスリリース/ISID、SAPユーザー向け会計BIテンプレートの提供を開始
(リンク »)
2010年11月4日付プレスリリース/ISID、SAPユーザー向けBIテンプレートを拡充
(リンク »)

<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
社名:株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者:代表取締役社長 釜井 節生
本社:東京都港区港南2-17-1

URL: (リンク »)
設立:1975年
資本金:81億8,050万円
連結従業員:2,204人(2011年3月31日現在)
連結売上額:602億3,200万円(2011年3月期) 
事業内容:1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営/連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。

*本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
ビジネスソリューション事業部
ビジネスソリューション営業2部
TEL:03-6713-7102
E-Mail:erp-info@isid.co.jp

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
経営企画室 広報担当 李
TEL:03-6713-6100
E-Mail:g-pr@isid.co.jp

概要:株式会社電通国際情報サービス

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]