オートデスク、建築業界のデータ相互運用性向上の取り組みをサポート

オートデスク株式会社

2011-10-12 00:00

~Revit製品に実装されているIFCファイル書き出し機能をオープンソース化、ソフトウェアの相互運用性の強化をサポート~
オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:鬼澤 盛夫)は、同社が提供するBIM(ビルディング インフォメーション モデリング)ソリューションであるAutodesk(R) Revit(R)製品に実装されているIFC(Industry Foundation Classes)ファイル書き出し機能を、ソフトウェアのライセンス利用を定めているLGPL(Lesser General Public License)バージョン2.1の条件に準拠したオープンソースコードとして公開すると発表しました。オートデスクは2005年以来、建築業界でBIMの共通ファイルフォーマットであるIFCファイルへの書き出し機能をRevit製品上で提供しており、プロジェクト モデルをIFCファイルで書き出すことができます。IFCファイルに準拠したあらゆる設計プログラムにRevit製品で作成したモデルの利用を可能にすることで、建築業界の相互運用性向上の取り組みをサポートします。

Revit製品でのIFCファイル書き出し機能のオープンソース化により、オートデスクのBIMソリューションの根幹をなす3次元設計ソフトウェア「Autodesk(R) Revit(R) Architecture 2012」(オートデスク レビット アーキテクチャー 2012)、空調・電気・衛生設備(MEP)向けソフトウェア「Autodesk(R) Revit(R) MEP 2012」(オートデスク レビット メップ 2012)、構造設計ソフトウェア「Autodesk(R) Revit(R) Structure 2012」(オートデスク レビット ストラクチャー 2012)などのRevit製品ユーザおよび開発者は、特定プロジェクトや公共事業でのIFCファイル出力に関する要件などに応じて、柔軟にRevitのIFCファイル書き出し機能をカスタマイズできます。また、オートデスクは「Revit IFC Exporter Open Source Committee」によって修正されたソースコードをRevit製品にフィードバックすることで、Revit製品のIFC書き出し機能の向上に役立てます。

米国オートデスク社でAEC事業部ビルディング&ストラテジック テクノロジー グループの副社長を務めるジム・リンチ(Jim Lynch)は次のように述べています。「ここ数年、当社の顧客からRevit製品のIFCファイル書き出し機能のさらなる柔軟性を求める声がありました。IFC書き出し機能をオープンソース化するというこのたびの決断は、標準フォーマットであるIFCファイルに対するオートデスクのサポートを示しているとともに、BIMワークフローにおける十分なデータ変換を推進するという現在の姿勢を証明するものです」

Revit製品のIFCファイル書き出し機能のソースコードは、オートデスクの従業員1名とAEC事業部BIMコミュニティのメンバー4名の計5名から成る運営委員会「Revit IFC Exporter Open Source Committee」により管理されています。この委員会では、米国オートデスク社 AEC事業部のBIMアプリケーション開発マネージャーであるエマイル・クフォリ(Emile Kfouri)が代表を務めています。

【利用開始時期と詳細情報について】
Revit製品のIFCファイル書き出し機能のソースコードは現在利用可能です。公開されているソースコードやRevit IFC Exporter Open Source Committeeの情報は、オープンソース ソフトウェアの開発/ダウンロードなどを行う環境を提供するウェブサイト「SourceForge」内の (リンク ») (英語)で確認できます。また、IFCファイル形式の詳細情報はbuildingSMARTのウェブサイト (リンク ») (英語)をご参照ください。

オートデスクは建設業界での業務効率化、デザイン性の向上、サステイナブルデザインを実現するワークフローとしてBIMを推進しており、柔軟でコスト効率の高い包括的建設ソフトウェア ソリューション「Autodesk Building Design Suite」をはじめ、Autodesk Revit Architecture、Autodesk Revit Structure、Autodesk Revit MEPなど、建築設計の主要3分野すべてにBIM製品を提供しています。オートデスクは、建設・インフラストラクチャ業界に携わる建築家、エンジニア、プランナー、コントラクター、施設管理者、オーナーの今日のビジネス課題に向けた取り組みを支援する、包括的なソリューションによりBIMプロセスをサポートします。詳細は以下URLをご覧下さい。
(リンク »)


オートデスク株式会社概要
本 社:  東京都中央区晴海1-8-10  晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 24F
大阪営業所: 大阪市淀川区宮原3-5-36  新大阪トラストタワー 3F
代表取締役社長:鬼澤盛夫
設 立: 1985年4月1日
資 本 金: 1億円
オートデスクホームページ: (リンク »)

Autodesk,Inc.会社概要
Autodesk, Inc. (NASDAQ: ADSK) は、3Dデザイン ソフトウェアを提供する世界的な企業です。製造、建築、土木、メディア&エンターテインメント産業を中心に、多岐にわたる顧客がアイデアの具現化や視覚化、シミュレーションにAutodeskのソフトウェアを使用しています。顕著な例として、アカデミー賞(R) 視覚効果賞の受賞者にオートデスクの顧客が15年連続で選ばれています。1982年のAutoCAD(R)の発表以来、世界の市場を対象に業界先進のデザイン ソフトウェアの開発に取り組んでいます。詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

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◆ 報道関係者問い合わせ窓口
オートデスク プレスデスク 担当:木下/田坂
Email: autodesk@golinharris.com
phone: 03-5484-6024

◆ お客様問い合わせ窓口
オートデスク インフォメーションセンター TEL: 0570-064-787

Autodesk、RevitならびにAutoCADは、米国および/またはその他の国々における、Autodesk, Inc.、その子会社、関連会社の登録商標または商標です。アカデミー賞(Academy Award)は、米映画芸術科学アカデミー(the Academy of Motion Picture Arts and Sciences)の登録商標です。その他のすべてのブランド名、製品名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。オートデスクは、通知を行うことなくいつでも該当製品およびサービスの提供、機能および価格を変更する権利を留保し、本書中の誤植または図表の誤りについて責任を負いません。
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