オートデスク、ゲームウェア製品の最新バージョンを発表

~ モバイルゲーム開発と人工知能ソリューションの機能を拡充、 ソフトウェア全体のユーザビリティと性能が向上~

オートデスク株式会社

2012-03-07 00:00

米国オートデスク社 (本社:米カリフォルニア州サンラファエル、社長 兼 CEO :カール・バス)は、機能を強化した最新のゲーム開発ミドルウェアを発表しました。これらのミドルウェアは、先日発表されたオートデスクのゲームウェア製品群を構成するもので、モバイルゲーム開発と人工知能の製品を拡充したほか、既存製品のユーザビリティと性能が向上しました。

オートデスク ゲームウェアは、2011年にリリースされた「Deus Ex: Human Revolution」、「Gears of War 3」、「Resistance 3」など、現在までに1,000本以上のゲームに採用されており、制作プロダクションから信頼されるソリューションで構成されています。これらの製品の評価版、関連ビデオ、チュートリアル、フォーラムはオートデスク ゲームウェアのウェブサイト( (リンク ») )で利用できます。

米国オートデスク社でメディア&エンターテインメント部門のプロダクト マネジメント担当バイス プレジデントを務めるマーク・スティーブンス(Marc Stevens)は次のように述べています。「オートデスクは、オートデスク ゲームウェアの旗印のもと、ゲーム開発プロセスを効率化するための取り組みを集約し、ゲーム開発者コミュニティと直接交流を図るためにゲームウェア用のウェブサイトを立ち上げました。そして過去4年間にわたり、ランタイム テクノロジーの分野に多大な投資をしてきました。今回発表したゲームウェア製品は、開発されるゲームの価値を高め、開発リスクを軽減するゲーム開発ソリューションの提供に向けた、オートデスクの継続的なコミットメントを示すものです」


あらゆるビデオゲーム開発のためのAutodesk Scaleform 4.1
Autodesk(R) Scaleform(R) 4.1(オートデスク スケールフォーム 4.1)は、オートデスクの最新のビデオゲーム ユーザインターフェイス(UI)ソリューションで、特にモバイルゲーム開発向けに、新機能や強化された機能を提供します。新しいモバイル用プレーヤー、柔軟な入力サポート、ゲームキット、チュートリアルなど、モバイルゲームUIや2Dゲーム/アプリの開発のためのツールセットが拡充されました。

全てのタイプのビデオゲーム開発向けに、ユーザビリティと性能がさらに強化されています。Scaleform 4.1では、BitmapData、AS3 XML、レギュラーエクスプレッション(正規表現)へのサポートが追加され、Action Script 3との互換性を高めています。また新製品は、アセットのグラフィカル プレビューを実装しており、ミドルウェアのエクスポート/クッキング ツール用に使いやすいフロントエンド クライアントを提供します。さらに、フラッシュ アプリケーションを微調整するためのAMP(Analyzer for Memory and Performance)ツールの新バージョンを通じて、さらに使いやすいUIや、性能を向上したGPU(Graphics Processing Unit)によるプロファイリング機能を提供します。

Scaleform 4.1は、新たに実績あるUnity 3エンジンと連動して使用できるようになりました。また、タブレット端末やPC向けに優れた接触入力ベースのインターフェイスを提供するマイクロソフトのWindows 8 Metroプラットフォームもサポートします。


新製品と性能強化により、オートデスクの人工知能製品を拡充
オートデスクは、最近買収したGRIP Entertainmentの人工知能(AI)技術を取り入れ、新たにAutodesk Cognition(R)(オートデスク コグニション)とAutodesk Population(R)(オートデスク ポピュレーション)をゲームウェア製品群に加えました。また、リアルタイム3DパスファインディングのソリューションであるAutodesk Kynapse(R)の機能を強化し、人工知能製品をさらに拡充しました。

今回発表された各製品の特長は以下の通りです。
•Autodesk Cognition 2013 (オートデスク コグニション 2013): Autodesk Cognition 2013は、高性能の人工知能を生成・管理するためのビジュアル プログラミング システムかつ、ランタイム エンジンです。ビヘービアーツリーのパラダイムを通じて、より優れたコラボレーションを実現するための人工知能の振る舞いの視覚表示がより一層わかりやすくなりました。ノードとツリーの標準構造を通じてコードが体系化されるため、コードをより簡単に管理、再利用、修正でき、また同時に包括的なデバック作業ツールにより、ゲーム開発者は複雑な人工知能をより迅速に修正できます。

•Autodesk Population 2013 (オートデスク ポピュレーション 2013): Autodesk Population 2013は、多数のサブキャラクターを生成・管理することができるEpic社のゲーム エンジンであるUnreal Engine 3 向け人工知能ソフトウェア モジュールです。この製品を通じて、活気がある生き生きとした数百人ものノンプレイアブル キャラクター(NPC)が住む世界を迅速に作成でき、より現実的で魅力的なゲーム体験を提供できます。

•Autodesk Kynapse 2013 (オートデスク キナプス 2013): Autodesk Kynapse 2013は、NPCのよりリアルなシミュレート機能を強化しています。パスファインディングの新しいモードでは、水平上にあるダイナミック オブジェクトの集合体を基準にパスデータが動的に更新されるため、変化する環境に合わせてキャラクターの行動をシミュレートできます。また、自動パス補正機能も、アニメーション システムがより高い精度で動きを予測し、キャラクターがより自然な動きをするよう支援します。それらに加え、さらなるメモリ最適化により、AIボットのフットプリントを軽減し、ゲーム内により多くのNPCを配置できます。

より簡単でインタラクティブなライティングを実現するミドルウェアであるAutodesk Beast(TM) 2013 (オートデスク ビースト2013):Autodesk Beast 2013は、ライブシーンのオーサリングができるため、クリエーターが編集したシーン ジオメトリやライト、さらにそれらのパラメータ、ベーキング プロパティなどの結果をインタラクティブに見ることができます。これらの機能は、ビューポート内でのインタラクティブなプレビューを提供する、より効率的なライティング ワークフローの一部としてUnreal Engineに統合されます。また、Beast 2013では、迅速でシンプルなライティング セットアップ機能を備えたグローバル イルミネーション モードを使うことで、クリエーターは構造の細部を調べなくても高品質なライティングを作成できます。

ソルバーを改善したアニメーション ミドルウェアであるAutodesk HumanIK(R) 2013 (オートデスク ヒューマン アイケー 2013): Autodesk HumanIK 2013では、2 ボーン IK ソルバー、新しい肩のソルバーに加え、背骨の湾曲制御に新パラメータを使用した改良された背骨ソルバーを簡単に利用できるため、より一層リアルなキャラクター アニメーション作成が可能です。またアニメーターは、改善されたHumanIK プラグインを搭載したAutodesk MotionBuilder(R) 2012にキャラクターを取り込むことで、問題があるキャラクター アニメーションの部分をより簡単に特定できます。


提供時期
Scaleform、Cognition、Population、Kynapse、Beast、ミドルウェアのHumanIKは2012年春に提供開始予定です。詳細は以下のオートデスク ゲーム開発製品ウェブサイトをご覧下さい。
(リンク »)

以上


Autodesk,Inc.会社概要
Autodesk, Inc. (NASDAQ: ADSK) は、3Dデザイン ソフトウェアを提供する世界的な企業です。製造、建築、土木、メディア&エンターテインメント産業を中心に、多岐にわたる顧客がアイデアの具現化や視覚化、シミュレーションにAutodeskのソフトウェアを使用しています。顕著な例として、アカデミー賞(R) 視覚効果賞の受賞者にオートデスクの顧客が15年連続で選ばれています。1982年のAutoCAD(R)の発表以来、世界の市場を対象に業界先進のデザイン ソフトウェアの開発に取り組んでいます。詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

当プレスリリースに関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
◆ 報道関係者問い合わせ窓口
オートデスク プレスデスク 担当:田坂/木下
Email: autodesk@golinharris.com
Phone: 03-5427-7358

◆ お客様問い合わせ窓口
オートデスク インフォメーションセンター TEL: 0570-064-787

Autodesk、AutoCAD、Scaleform、 Cognition 、Population 、Kynapse、Beast、HumanIKならびにMotionBuilderは、米国および/またはその他の国々における、Autodesk, Inc.、その子会社、関連会社の登録商標または商標です。アカデミー賞(Academy Award)は、米映画芸術科学アカデミー(the Academy of Motion Picture Arts and Sciences)の登録商標です。その他のすべてのブランド名、製品名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。オートデスクは、通知を行うことなくいつでも該当製品およびサービスの提供、機能および価格を変更する権利を留保し、本書中の誤植または図表の誤りについて責任を負いません。
(C) 2012 Autodesk, Inc. All rights reserved.
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]