大規模小売チェーンのほとんどは、EDI(Electronic Document Interchange)を使用してサプライヤへの注文書を電子的に発行していますが、小規模で独立した小売店経営者の多くには、こうしたB2B統合テクノロジーをサポートするための予算、リソース、および専門技術が不十分なため、小規模小売企業から発行される注文書の大半がFAX、電子メール、またはスプレッドシートで送られており、大規模サプライヤの業務効率を低下させています。食品、飲料、アパレル、フットウェアなどの消費財メーカーは、GXS Webフォームを使用することで、オンラインで注文書を発行するオプションを顧客に提供できます。GXS IWFはSaaSソリューションであるため、小規模小売企業でソフトウェアのライセンス取得、インストール、保守を行う必要はありません。Webベースのフォームは紙の注文書を模しており、GXS IWFはトレーニングや技術知識なしで容易に使用できます。
WebフォームはGXSカタログと統合されているため、顧客ごとに発注可能で承認された品目の一覧が事前にロードされ、表示されます。カタログとの統合により、顧客が未承認のSKUや販売終了したSKU、存在しないSKUを誤って発注することがなくなります。小売のSKUは英数字の長い文字列であるため、電子的オーダーシステムで入力ミスを誘発する原因となっています。一部のSKUにはハイフンや空白など特殊な文字が含まれ、オーダーエントリプロセスがさらに複雑化します。カタログベースのWebフォームにより、サプライヤでの例外処理の量と注文処理費用が削減されます。高品質な注文データにより、出荷が遅れて小売店で在庫切れとなる可能性も低くなります。
GXSの小売業界マーケティング担当ディレクターであるメラニー・ヌース(Melanie Nuce)は次のように述べています。「一般消費財の主要サプライヤは、大手小売顧客とのOrder-to-Cash(受注から入金まで)プロセスと需要計画プロセスの多くをすでに自動化しています。こうした大手サプライヤは、小規模な小売チェーンや独立小売店でも同様の効率化を図ろうと苦心しています。カタログベースのWebオーダーは、小規模な小売企業とのサプライチェーン効率化を迅速に達成し、顧客サービス向上の機会を切り開く、コスト効果の高いアプローチです。」
データ同期において40年以上の経験と5,000社以上のお客様を擁するGXSのB2B統合サービスは、小売サプライチェーンの業務を簡素化します。事前出荷明細(ASN)とシリアル番号を記載した納品ラベルの採用により出荷と納入の向上に重点が置かれているため、企業は容易に自社のB2Bプログラムをインターネットやモバイルコマースなどの新たなチャネルに適応させることができます。GXSでは、クラウド型のアプローチを使用して買い手とサプライヤの統合機能の柔軟性と俊敏性を高めています。GXSの包括的なB2Bポートフォリオは、Fortune 500社の一般小売企業の90%以上、および世界中の大手小売企業200社以上で使用されており、Procure-to-Pay(調達から支払まで)およびロジスティクスサプライチェーンの可視化やデータ品質向上を促進し、複雑なビジネスコミュニティの稼動をサポートしています。
■GXSについて
GXSは、世界最大の統合クラウド「GXS Trading Grid」を運用するB2B(企業間データ連携)統合サービスのリーディングプロバイダーです。GXSのソフトウェアおよびサービスは、上位25サプライチェーンの22社を含む400,000社を越える企業で利用され、パートナーネットワークの拡張、受信プロセスの自動化、電子決済の管理およびサプライチェーン可視化の向上に役立っています。グローバルB2B統合サービス「GXS Managed Services」は、GXS独自のアプローチでB2B統合業務を改善し、GXS Trading Grid®をプロセス編成サービス、そしてグローバルチームと連携して、多企業間のB2Bプロセスを管理します。
GXSはメリーランド州ゲーザーズバーグに本社を置き、従業員数は2,400人以上、世界20カ国の拠点を軸にグローバルB2B統合サービスを提供しています。GXS株式会社は、米GXS Inc.の100%出資による日本法人です。
■将来予想に関する記述
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用語解説
■本件に関する報道関係のお問合せ先
GXS株式会社
マーケティング 石黒 佐知子
TEL: 03-5574-7545
Eメール: gxs-pr@gxs.com
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