BYODに対する懸念が多く表明される中、ソーラーウィンズが近年行った調査(※1)によると、65%におよぶ企業が、社内ネットワークにおける携帯端末を含む私有のIT機器の管理ツールの必要性を感じていないことが明らかになりました。また、ソーラーウィンズが開催したMDMをテーマにしたウェブ会議では、参加者の18%が所属する企業しか携帯端末管理プログラムを導入していないことや、未導入企業の多くは、導入の計画すらしていないことが判明しました。
ソーラーウィンズ ビジネスデベロップメントマネージャーの橋本政巳は次のように述べています。
「この憂慮すべき統計により、予想外に多くの企業ネットワークが、事業の継続性に影響を及ぼしかねないセキュリティリスクやシステムクラッシュ、ユーザーによって受け入れ難いレベルのネットワークスピードの低下につながる危機にさらされていることが窺えます。このような潜在的な問題への危機感のなさが、ネットワークエンジニアの不安要因になっていると言えるでしょう」
この事実を受け、ソーラーウィンズは、ネットワーク管理者向けにBYODやMDMに関する問題解決の糸口となる提案を以下に発表します。
・ まずネットワークに接続されている機器が何なのか、それがどこに接続されているのかを確認。ユーザーが使用する機器を追跡する機能を持つソフトウェアを導入(※2)し、どのデバイスとユーザーが有線・無線を問わずどのスイッチポートに接続されているかをネットワーク上で監視し、スイッチポートのキャパシティに問題が生じた場合、システム管理者にアラートを通知されるよう設定。(これはスイッチポートに接続されている機器の一覧を表示するスイッチポートマッパーの機能が強化されたものと考える)
・ 不正機器や未承認機器などがネットワークのパフォーマンスに与えかねない影響をあらかじめ考えておく。既存のネットワーク管理システム(※3)やフローベースによるトラフィック解析(※4)を有効に活用し、ネットワーク利用率の問題や、どの機器やユーザーが帯域を消費しているかを理解する。さらに、携帯機器はシステム管理者が考えるよりも帯域を消費している場合や、「承認されている」機器がより大きな帯域占拠の要因だと判明する場合があることを理解しておく。
・ 同時に、ネットワークがサポートしている各部署からの要件を収集。携帯機器を現在どのように使用しているか、今後どのように使用していきたいかを決定し、組織のセキュリティポリシーと調整
さらに橋本は次のように続けています。
「技術者がネットワークにおけるBYODのインパクトを理解し、ユーザーの要求と企業ポリシーのバランスをうまく取ることができれば、企業が取るべき次のステップはより明白になるでしょう」
※1)2012年4月発表。NETWORK WORLDと共同で400人のITプロフェッショナルに対し調査。
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※2)ソーラーウィンズ製品では「USER DEVICE TRACKER」が該当:
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※3)ソーラーウィンズ製品では以下リンク内製品が該当:
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※4)ソーラーウィンズ製品では「NetFlow Traffic Analyzer」が該当:
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SolarWinds について
ソーラーウィンズ(SolarWinds、NYSE:SWI)は、費用対効果の高いパワフルなIT管理ソフトをフォーチュン500企業から小規模企業まで多岐にわたる世界の顧客に提供しています。同社はその市場領域のすべてにおいて一貫性のあるアプローチをとっています。特にITプロフェッショナルを対象とし、従来の企業向けソフトウェアの課題を軽減します。あらゆるスケールのIT管理における問題に対処する機能を提供し、見つけやすく、簡単に購入ができ、使用やメンテナンスまでが容易な製品によって、「意外にシンプル」であることをお約束します。ソーラーウィンズ・ソリューションはユーザベースへの深いつながりに根ざしており、オンラインコミュニティ 「thwack ( (リンク ») )」では問題の解決策の提示、技術やベストプラクティスの共有、 また、ソーラーウィンズ製品の開発に直接参加する場となっています。 詳しい情報は (リンク ») をご覧ください。
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