ソーラーウィンズ、BYODやMDMが世界規模のネットワークへもたらすリスクを警告

BYODやMDMに潜む危険に対するITプロフェッショナルの意識不足が統計により明らかに

ソーラーウインズ・ジャパン株式会社

2012-12-18 11:00

費用対効果の高いIT管理ソフトで業界をリードする米ソーラーウィンズ(SolarWinds(R)、NYSE:SWI)は本日、BYOD(私有IT機器の業務利用)や不適切なMDM(携帯端末管理)により、企業ネットワークが世界規模で危険にさらされているという警告と問題解決に向けた提案を発表しました。


BYODに対する懸念が多く表明される中、ソーラーウィンズが近年行った調査(※1)によると、65%におよぶ企業が、社内ネットワークにおける携帯端末を含む私有のIT機器の管理ツールの必要性を感じていないことが明らかになりました。また、ソーラーウィンズが開催したMDMをテーマにしたウェブ会議では、参加者の18%が所属する企業しか携帯端末管理プログラムを導入していないことや、未導入企業の多くは、導入の計画すらしていないことが判明しました。


ソーラーウィンズ ビジネスデベロップメントマネージャーの橋本政巳は次のように述べています。       
「この憂慮すべき統計により、予想外に多くの企業ネットワークが、事業の継続性に影響を及ぼしかねないセキュリティリスクやシステムクラッシュ、ユーザーによって受け入れ難いレベルのネットワークスピードの低下につながる危機にさらされていることが窺えます。このような潜在的な問題への危機感のなさが、ネットワークエンジニアの不安要因になっていると言えるでしょう」


この事実を受け、ソーラーウィンズは、ネットワーク管理者向けにBYODやMDMに関する問題解決の糸口となる提案を以下に発表します。


・ まずネットワークに接続されている機器が何なのか、それがどこに接続されているのかを確認。ユーザーが使用する機器を追跡する機能を持つソフトウェアを導入(※2)し、どのデバイスとユーザーが有線・無線を問わずどのスイッチポートに接続されているかをネットワーク上で監視し、スイッチポートのキャパシティに問題が生じた場合、システム管理者にアラートを通知されるよう設定。(これはスイッチポートに接続されている機器の一覧を表示するスイッチポートマッパーの機能が強化されたものと考える)


・ 不正機器や未承認機器などがネットワークのパフォーマンスに与えかねない影響をあらかじめ考えておく。既存のネットワーク管理システム(※3)やフローベースによるトラフィック解析(※4)を有効に活用し、ネットワーク利用率の問題や、どの機器やユーザーが帯域を消費しているかを理解する。さらに、携帯機器はシステム管理者が考えるよりも帯域を消費している場合や、「承認されている」機器がより大きな帯域占拠の要因だと判明する場合があることを理解しておく。


・ 同時に、ネットワークがサポートしている各部署からの要件を収集。携帯機器を現在どのように使用しているか、今後どのように使用していきたいかを決定し、組織のセキュリティポリシーと調整


さらに橋本は次のように続けています。
「技術者がネットワークにおけるBYODのインパクトを理解し、ユーザーの要求と企業ポリシーのバランスをうまく取ることができれば、企業が取るべき次のステップはより明白になるでしょう」


※1)2012年4月発表。NETWORK WORLDと共同で400人のITプロフェッショナルに対し調査。
(リンク »)

※2)ソーラーウィンズ製品では「USER DEVICE TRACKER」が該当: 
(リンク »)

※3)ソーラーウィンズ製品では以下リンク内製品が該当:
(リンク »)

※4)ソーラーウィンズ製品では「NetFlow Traffic Analyzer」が該当:
(リンク »)


SolarWinds について

ソーラーウィンズ(SolarWinds、NYSE:SWI)は、費用対効果の高いパワフルなIT管理ソフトをフォーチュン500企業から小規模企業まで多岐にわたる世界の顧客に提供しています。同社はその市場領域のすべてにおいて一貫性のあるアプローチをとっています。特にITプロフェッショナルを対象とし、従来の企業向けソフトウェアの課題を軽減します。あらゆるスケールのIT管理における問題に対処する機能を提供し、見つけやすく、簡単に購入ができ、使用やメンテナンスまでが容易な製品によって、「意外にシンプル」であることをお約束します。ソーラーウィンズ・ソリューションはユーザベースへの深いつながりに根ざしており、オンラインコミュニティ 「thwack ( (リンク ») )」では問題の解決策の提示、技術やベストプラクティスの共有、 また、ソーラーウィンズ製品の開発に直接参加する場となっています。 詳しい情報は (リンク »)  をご覧ください。


SolarWinds、SolarWinds.comおよびthwackは、ソーラーウィンズの登録商標です。記載されたその他すべての企業名および製品名は識別目的のためだけに使用されており、商標または登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]