「お屠蘇に関する意識調査」お屠蘇ってお正月に飲むお酒のこと? 世代間で認識に大きな違いが

宝酒造株式会社

From: 共同通信PRワイヤー

2012-12-18 14:21

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2012/12/18

宝酒造株式会社

「お屠蘇に関する意識調査 2012」
- お屠蘇ってお正月に飲むお酒?世代間で認識に大きな違いが-
- お屠蘇を飲む慣習の由来や意味を知っている人はわずか2割 -

 宝酒造株式会社は、年末年始の時期を迎えるにあたり20~69歳の男女500名を対象に「お屠蘇」に関する意識調査を実施しました。
 おせち料理とともにお正月の伝統的な慣習の一つであるお屠蘇についての調査を行ったところ、全体的にお屠蘇という言葉に対する認知は高いものの、本みりんなどを使ったお屠蘇の伝統的な作り方や、その由来などについてはあまり知られていないという実態が浮き彫りになりました。


《調査概要》
 ・調査内容 お屠蘇に関する意識調査
 ・調査方法 インターネット調査
 ・調査期間 2012年11月5日(月)~7日(水)
 ・調査対象 20~69歳の男女500名


 ◆ お屠蘇に関する意識調査
  〇 全体の約9割がお屠蘇を知っているものの、20代における認知率は他の年代に比べて低い。 
  〇 お屠蘇ってお正月に飲むお酒?世代間で認識に大きな違いが。
  〇 毎年飲んでいる人は全体の3割程度。お屠蘇を飲む伝統の慣習が薄れつつある。
  〇 お屠蘇のことは知っているけど、慣習の由来や意味まで理解している人は少ない。


〇 全体の約9割がお屠蘇を知っているものの、20代における認知率は他の年代に比べて低い。 
 まずお屠蘇を知っているかどうかについて聞いたところ、全体の86.6%の人がお屠蘇のことを「知っている」と回答しています。しかし年代別に見てみると、50代や60代で95%と認知が高いものの、年代が下がるにつれて認知率が低下し、20代では34%の人が「知らない」と回答しており、他の世代と認知に差があることがわかりました。(表1)

〇 お屠蘇ってお正月に飲むお酒? 世代間で認識に大きな違いが。
 次にお屠蘇のことを「知っている」と回答した人に、お屠蘇をどのようなものとして捉えているかについて聞いたところ、お屠蘇が「本みりん」や「日本酒」に「屠蘇散を混ぜたもの」であるという古くから伝わる作り方を知っている人の割合は、50代以上や女性で比較的多いものの、全体では36.7%に留まりました。一方で全体の半数以上の人が「お正月に飲む日本酒」と捉えており、20代では約2割の人が「お正月に飲むお酒」という漠然とした認識しか持っていないことが明らかになりました。(表2)

〇 毎年飲んでいる人は全体の3割程度。お屠蘇を飲む伝統の慣習が薄れつつある。
 では、お屠蘇のことを「知っている」人は実際にお屠蘇を飲んでいるのでしょうか。お正月にお屠蘇を飲むかどうかについて聞いたところ、お屠蘇に対する認識の違い(表2)によらず、全体的な傾向としてお屠蘇を飲まない (「以前は飲んでいたが今は飲まない」「飲んだことはない」)層が過半数(60.2%)を占めており、お屠蘇を飲むというお正月の伝統的な慣習が薄れていることが明らかになりました。ちなみに「その他」では「おめでたい時に飲むお酒」といった回答や「地域によってスタイルが異なる」といった意見がありました。(表3)

〇 お屠蘇のことは知っているけど、慣習の由来や意味まで理解している人は少ない。
 表1にある通り、お屠蘇の認知についての質問では全体の約9割の人がお屠蘇のことを「知っている」と回答していますが、お屠蘇を飲む慣習の由来や意味についてはどれぐらいの人が知っているのでしょうか。お屠蘇を飲む慣習の由来や意味について聞いたところ、「知っている」と回答した人は全体のわずか22.9%。年代別では60代で半数 近い人(45.3%)がその意味を「知っている」と回答しているものの、そのほかの世代では「知らない」人が多数という結果でした。お屠蘇という言葉だけでなく、伝統的な慣習の謂れもしっかりと伝えていきたいですね。(表4)


■参考
<お屠蘇とは?>
 お屠蘇とは、数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を本みりんや日本酒に浸して作られるもので、古くから「一人これを飲めば一家病無く、一家これを飲めば一里病無し」と言われ、お正月には欠かせない伝統的な慣習の一つです。ちなみに屠蘇散を入れない日本酒を、お正月の祝い酒として「屠蘇酒」と呼んでいる地域も一部にはあるようです。

<お屠蘇の由来>
 お屠蘇は今から約1700年前、三国志で有名な劉備や曹操が活躍した中国の三国時代に、名医華佗が一年間の災難厄除けのために山椒や桔梗、防風など数十種類の生薬を調合してお酒に浸して飲んだのが始まりとされています。正式には「屠蘇延命散」と言い、邪気を屠(ほふ)り(葬るという意味)、魂を蘇らせるところから「屠蘇」と名付けられたとされていますが、一説には「蘇」という鬼を屠るところからとも言われています。
 日本には平安時代初期に中国の博士である蘇明によって伝えられ、嵯峨天皇の時代に宮中の正月行事の一つとしてお屠蘇を飲む慣習が定着しました。やがてこの慣習が世間にも広がり、元旦の朝に一年の邪気を払い、延命長寿を願って飲まれるようになりました。その後、江戸時代の中期になると、お酒の苦手な人や女性が楽しむ甘いお酒としてみりんが人々に受け入れられるようになりました。屠蘇散をみりんに浸して飲むようになったのはこの頃だと言われています。



[関連リンクURL]
宝酒造 ホームページ  (リンク »)
宝酒造 調味料サイト(おせちとお屠蘇)  (リンク »)




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