PTC、第 1 四半期の業績、第 2 四半期の指標を発表し、2013 年度通期の目標を更新

PTCジャパン株式会社

2013-03-04 00:00

PTC (本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼 CEO:ジェームス・E・へプルマン)の日本法人である PTC ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:桑原 宏昭)は、本日、2012 年 12 月 29 日で終了した 2013 年度第 1 四半期の業績に関する米 PTC の発表を明らかにしました。

【ハイライト】
■ 第 1 四半期の業績
- 非 GAAP 売上高 3 億 2,100 万ドル。前年同期比増減なし(為替変動分を除いた場合は 2% 増)
- 非 GAAP 1 株当り利益 0.36 ドル。前年同期比 3% 増(為替変動分を除いた場合は 6% 増)
- 売上高のサービジスティクス社分(2012 年 10 月 2 日に買収)は、非 GAAP で 2,700 万ドル、GAAP で 2,500 万ドル
- GAAP 売上高 3 億 2,000 万ドル、GAAP 1 株当り利益 0.29 ドル(組織再編費 1,500 万ドル、サービジスティクス社買収のパーチェス法処理に関わる一時的な非現金税効果 3,300 万ドルを含む)

■ 第 2 四半期の指標
- 非 GAAP 売上高 3 億 500 万 ~ 3 億 2,500 万ドル、非 GAAP 1 株当り利益 0.32 ~ 0.39 ドル
- ライセンス売上高 7,000 万 ~ 8,500 万ドル
- GAAP 売上高 3 億 400 万 ~ 3 億 2,400 万ドル、GAAP 1 株当り利益 0.03 ~ 0.10 ドル(組織再編費 1,500 万ドルを含む)
- $1.33 USD / EURO、90 円 / USD を想定

■ 2013 年度通期の目標
- 非 GAAP 売上高 13 億 4,000 万 ~ 13 億 7,000 万ドル、非 GAAP 1 株当り利益 1.70 ~ 1.80 ドル
- ライセンス売上高 3 億 6,000 万 ~ 3 億 8,000 万ドル
- 非 GAAP 営業利益率 約 21.5%
- GAAP 売上高 約 13 億 3,700 万 ~ 13 億 6,700 万ドル、GAAP 1 株当り利益 0.95 ~ 1.05 ドル、GAAP 営業利益率 約 11%
- 売上高指標は、サービジスティクス社の寄与分を含む、少なくとも 8,000 万ドルを想定(含非 GAAP 売上高 300 万ドル)
- $1.33 USD / EURO、90 円 / USD を想定


第 1 四半期の非 GAAP 営業利益率と非 GAAP 1 株当り利益には、取得繰り延べサポート※残高の公正な評価額のパーチェス法処理効果 160 万ドルは含まれません。また、第 1 四半期の非 GAAP 1 株当り利益には、株式報酬費 1,190 万ドル、企業買収関連無形資産償却費 1,130 万ドル、組織再編費 1,540 万ドル、企業買収関連費 460 万ドルは含まれません。第 1 四半期非 GAAP 1 株当り利益の実績値には、22% の法人税率と 1 億 2,200 万株の希薄化発行済株が含まれます。第 1 四半期の GAAP 1 株当り利益の実績値には、3,300 万ドルの税効果と 1 億 2,200 万株の発行済み株が含まれます。

【業績について】
PTC 社長兼最高経営責任者 (CEO) のジェームス・E・へプルマン (James E. Heppelmann) は「現在の経済状況を考えると、最近買収した PTC の SLM ソリューションを大幅に拡大させたサービジスティクス社の好業績を含め、第 1 四半期の業績は満足できるものです。ライセンス売上高は 7,900 万ドル、為替変動の影響を除外すると非常に好調だった前年同期比 10% 減となりましたが、指標範囲内の数値となっています。第 1 四半期の非 GAAP 1 株当り利益は、指標高値を上回り、再びコミットメント通りの成績を残すことができました」と述べています。

また、へプルマンは「第 1 四半期は、世界最大級の航空機メーカーであるブラジルのエンブラエル社において、既存の PLM ベンダーと競合し PTC が選定されたことなど、引き続き PLM マーケットにおけるリーダーシップを示すことができました。エンブラエル社は、すべてのグローバル航空機開発プログラム(商用機、軍用機、ビジネス機)におけるデータを管理するパートナー企業として PTC を選定しました。今回の決定は、航空宇宙・防衛業界における PTC のリーディングソリューションプロバイダーとしてのポジションをさらに拡大することにつながります。また、SLM 事業は、既存製品のライセンス売上高が 2 桁成長であったことに加え、サービジスティクス社事業の大きな貢献により、好調な四半期となりました。拡大するアフターサービス市場で、比類ないポジションを維持していることを喜ばしく思います」と述べています。

「2013 年度第 1 四半期には大規模受注(売上計上されたライセンスとサービスの受注合計金額が 100 万ドル以上)が 27 件ありましたが、主に北米・中南米の企業でした。前四半期と同様、大規模受注ではサービスの割合が増加しており、PLM システムの導入が進んでいることと、ライセンスでは大規模受注が減少したことを反映しています。第 1 四半期には、AGCO、キャタピラー、エンブラエル、Esaote Group、Otto Bock Healthcare、Sulzer Pumpen、 Turbomeca、Washington Metro Area Transit Authority (ワシントン首都圏交通局)をはじめとするリーディングカンパニーや機関からの受注がありました」と述べています。

PTC 最高財務責任者 (CFO) のジェフリー・D・グリデン (Jeffrey D. Glidden) は「収益性の観点からは今四半期も順調に推移し、非 GAAP 1 株当り利益は 0.36 ドル、非 GAAP 営業利益率は 18.2% を達成しました。第 1 四半期末時点での現預金残高は 2 億 4,800 万ドルとなり、2012 年度第 4 四半期の 4 億 9,000 万ドルからの減少となりましたが、これは、一部、サービジスティクス社の買収関連費用 2 億 2,200 万ドルと、自社株購入費用 1,600 万ドルを反映したものです」と述べています。第 1 四半期の GAAP 1 株当り利益は 0.29 ドル、GAAP 営業利益率は 4.3% でした。

【展望】
へプルマンは「PTC は、潜在顧客におけるビジネスチャンスの拡大、中核市場での PTC 製品の導入、幅広いソリューション領域に見られる関心度の著しい高まりなどに基づいた長期的な成長機会に期待しています。世界の製造業界における減速や短期の経済状況の不透明感は依然として売上拡大の逆風となっていますが、営業利益率の拡大を進め、非 GAAP 営業利益率を 2015 年度には 25 ~ 27% にまで高めるという目標の達成に向けて、引き続き注力していきます」と述べています。

グリデンは「2013 年度第 2 四半期の指標値は、非 GAAP 売上高 3 億 500 万 ~ 3 億 2,500 万ドル、ライセンス売上高 7,000 万 ~ 8,500 万ドル、サービス売上高 7,500 万 ~ 8,000 万ドル、非 GAAP サポート売上高約 1 億 6,000 万ドルとしています。第 2 四半期非 GAAP 1 株当り利益は 0.32 ~ 0.39 ドルと予想しています。GAAP 売上高の目標は 3 億 400 万 ~ 3 億 2,400 万ドル、GAAP サポート売上高の目標は 1 億 5,900 万ドル、GAAP 1 株当り利益の目標は 0.03 ~ 0.10 ドルです」と述べています。

第 2 四半期の指標値は、1 ユーロ 1.33 米ドル、1 米ドル 90 円、連邦政府による開発投資減税を反映し非 GAAP 法人税率 18%、GAAP 法人税率 30%、発行済み希釈株 1 億 2,200 万株を想定しています。第 2 四半期の非 GAAP 指標値からは、100 万ドルのサービジスティクス社の繰り延べサポート売上のパーチェス法処理効果、1,200 万ドルの株式報酬費、1,500 万ドルの組織再編費、200 万ドルの買収関連費、1,100 万ドルの買収関連無形資産償却費、関連税効果、一時的税項目が除外されています。

さらに、グリデンは「2013 年度通期では、非 GAAP 売上高目標を 13 億 4,000 万 ~ 13 億 7,000 万ドルとし、マクロ経済の状況を勘案したライセンス売上高指標範囲の幅を広げ、サービス売上高の指標値を 1,000 万ドル下方修正しています。しかし、2013 年度の非 GAAP 粗利益率目標を 100 ベーシスポイント上方修正し、サービス事業の継続的な改善を反映させています。ライセンス売上高は 3 億 6,000 万 ~ 3 億 8,000 万ドル、サービス売上高は 3 億 2,000 万 ~ 3 億 3,000 万ドル、非 GAAP サポート売上高は約 6 億 6,000 万ドルを目標としています。収益性拡大というコミットメントも順調に推移しており、慎重なコスト管理により、2013 年度の非 GAAP 1 株当り利益目標は達成可能であると考えます。2013 年度の非 GAAP 営業利益率は、引き続き 200 ベーシスポイント上昇を目標とし、非 GAAP 1 株当り利益は引き続き 1.70 ~ 1.80 ドルを目標としています」と述べています。GAAP 売上高目標は 13 億 3,700 万 ~ 13 億 6,700 万ドル(含サポート売上高 5 億 9,700 万ドル)、GAAP 1 株当り利益目標は 0.95 ~ 1.05 ドルとしています。

2013 年度の目標値は、非 GAAP 法人税率 22%、GAAP 法人税率 12%、発行済み希釈株 1 億 2,200 万株を想定しています。2013 年度非 GAAP 目標値からは、約 3,000 万ドルの組織再編費、300 万ドルの買収したサービジスティクス社の繰延売上高に関するパーチェス法処理効果、5,000 万ドルの株式報酬費、4,500 万ドルの買収関連無形資産償却費、700 万ドルの買収関連費、関連法人税効果、一時的な税項目が除外されています。

*2013年1月より「サポート」に名称変更、旧称「メンテナンス」


【関連資料】
■ 財務報告に関する詳細
(リンク »)
■ Q1 Fiscal 2013 Prepared Remarks
(リンク »)

【非GAAP基準についての重要情報】
PTC は財務報告に非 GAAP ベースの情報を補足的に提供しています。非 GAAP の売上高、営業費用、利益、および1株当り利益には、MKS 社とサービジスティクス社の取得繰り延べ売上高の公正な評価額に対するパーチェス法による会計処理の影響分、 株式報酬経費、取得済無形資産の償却、組織再編費用、買収関連費用、一定の為替差損、前述項目の関連税効果および一時的な税項目は含まれません。当社はこれらの非 GAAP 指標を採用していますが、これらの指標は当社の中核的経営実績に無関係の項目を含まない営業実績の概観を提供するため、投資家が当社の期間毎の営業実績を比較する際の助けになると確信しています。また当社は、当社の経営の潜在的傾向を説明するには非 GAAP 指標が役立つと確信しており、社内外で共有される、事業管理と実績評価のための予算と営業目標をこれらの指標を用いて設定しています。非 GAAP 指標を提供することにより、投資家が他社の財務結果とより容易に比較できるものと考えます。また、経営幹部に対する報酬の一部は、これらの非 GAAP 指標による業績数値に基づいています。但し、非 GAAP を適用することで除外される項目が PTC の財務結果に重大な影響を持つ可能性があるため、非 GAAP に基づく情報は GAAP に基づく情報に代わるものとはなりません。PTC では非 GAAP 法を報告済 GAAP 情報と併せて用いますが、同様の理由で、投資家の方々にとっても上記情報は併用すべきものとなります。

【将来予想に関する記述】
2013 年度およびその他の将来の財務状況・成長についての予測や予想される税率などの本プレスリリースにおける過去の事実ではない情報は、将来予想に関する記述であり、予想とは大幅に異なる結果をもたらす可能性のあるリスクと不確定要素を含みます。これらのリスクには、マクロ経済環境が改善しない、あるいは悪化する可能性、当社顧客が当社ソリューションを当社が予想する時期や価格で購入せず、潜在的契約が当社の予想どおりに実際の契約に結び付かない可能性、外国為替レートが当社予想と異なり、発表する売上高や費用に影響を与える可能性、ライセンス、サービス、サポートの売上高成長率が、当社が予想する率に達せず、ライセンス、サービス、サポートの売上比が予想と異なり、1株当り利益に影響を与える可能性、Creo の新リリースや新しい当社の拡大 SLM ソリューションが予想通りの売上につながらない可能性、資源的制約と人員削減が売上に影響を及ぼす可能性、戦略的投資が予想通りの成長や売上につながらない可能性、サービジスティクス社の買収が予想通りの売上につながらない可能性、及び以前発表した中国における調査に関連する是正措置が当社の中国事業に重大な影響を及ぼし、この問題に関連して罰金や罰則が当社に課される可能性が含まれます。さらに、将来的な GAAP および非 GAAP による法人税実効税率の予想は概算並びにその他地域別売上、費用(事業再編費を含む)及び利益、融資、海外子会社からの配当・現金借入などの変化する可能性がある要因に基づいています。実際の結果と予想が大幅に異なる原因となり得るその他のリスクや不確実性は、Form 10-Q の最新四半期報告書および Form 10-K の最新年次報告書を含む証券取引委員会 (SEC) へ提出する報告書で詳細に説明されています。

【PTCについて】
PTC (本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC) は、製造業における継続的な製品およびサービスの優位性 (Product and Service Advantage) の実現を可能にします。PTC のテクノロジーソリューションは、構想・設計から調達・サービスまで、製品ライフサイクル全体にわたり、お客様の製品開発とサービスの提供の変革を促進します。1985 年に創立された PTC は、世界各国に 6,000 名以上の従業員を有し、グローバル規模で急速に進化する製造業に携わる 27,000 社を超える顧客企業を支援しています。

【PTCジャパンについて】
米 PTC の日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン マネジメント (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) の各テクノロジーソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。全社に渡り製品イノベーションへの貢献を可能にする新しい設計ソフトウェアファミリーの PTC Creo、製品データ管理/製品開発コラボレーション/製品分析・品質ライフサイクル管理の PTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理の PTC Integrity、ダイナミック・パブリッシング・システムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールドサービス管理/サービス物流管理の PTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad といった革新的なソフトウェア製品、および製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992 年 3 月設立。国内 4 事業拠点。Web サイト: (リンク »)

*PTC の社名、ロゴマークおよび Windchill、Creo、Integrity、Arbortext、Servigistics、Mathcad などすべての PTC 製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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