アルカテル・ルーセント、IPネットワーキングと超高速ブロードバンド・アクセスを軸に据えた「The Shift Plan」を発表

日本アルカテル・ルーセント株式会社

From: DreamNews

2013-06-24 16:00

2013年6月24日【参考日本語訳】 

・次世代ネットワークの中心を担うべく、通信機器のジェネラリストから脱却し、IPネットワーキングと超高速ブロードバンド(モバイル/固定)の産業スペシャリストへと移行

・グループのイノベーションに対するフォーカスを見直し、2015年の研究開発投資のうち、IPネットワーキングと超高速ブロードバンド・アクセスの占める割合を85%に

・コア・ネットワーキング部門(IPルーティング、IPトランスポート、IPプラットフォーム、関連サービス)では成長に、無線/固定アクセスを含むアクセス部門と「その他」の部門ではキャッシュ生成と超高速ブロードバンド・アクセスに軸を据え、明確な差別化に基づく経営アプローチを導入

- コア・ネットワーキング部門:2015年の売上高の目標は、15%増以上の70億ユーロ以上(2012年:61億ユーロ)、2015年の営業利益の目情は、12.5%以上(2012年:2.4%)

- アクセスおよび「その他」の部門:2015年の営業キャッシュフローの目標は、2億5,000万ユーロ以上(2012年:1億1,500万ユーロのマイナス)

・2013年~2015年の期間に、10億ユーロの固定費削減、10億ユーロ以上の資産売却を目指す

・2013年~2015年の期間に、20億ユーロの債務再編、20億ユーロの将来的な債務削減を目指す
【2013年6月19日、パリ発】 アルカテル・ルーセント(CEO: ミシェル・コンブ(Michel Combes))は、IPネットワーキングと超高速ブロードバンド・アクセスのスペシャリスト・プロバイダーとして自社のポジションを見直し、未来の高性能ネットワークの中心に位置する高価値の機器とサービスを提供すべく、今後3年間の詳細な計画「The Shift Plan」を発表しました。

「The Shift Plan」では、アルカテル・ルーセントの資産と資源を全面的に結集させます。通信分野の顧客の間では、広帯域の要求されるデータ・トラフィックの爆発的な成長に対応するため、次世代ネットワークの導入が進んでおり、こうした顧客の優先順位に専念できるよう、グループ全体で産業的なフォーカスを明確に「シフト」させていきます。急成長中のビジネス分野であるIPネットワーキング、クラウド技術、超高速ブロードバンド・アクセスに対するこの新たなフォーカスを実現するにあたっては、損益(P&L)とキャッシュ生成に関する説明責任を十分に考慮した形で、経営陣の編成を行います。

また、重要な点として、「The Shift Plan」では、キャッシュ生成に明確な優先順位を置いた経営ではなく、高成長ビジネスであるコア・ネットワーキングの管理について、明確な差別化に基づくアプローチを展開します。一方、「キャッシュ生成を目的とした」経営業務としては、同社の中期・長期発展で重要な役割を果たすと考えられる、無線、固定アクセス、その他の重要事業が挙げられます。中でも、LTEと「FTTx」の事業では、より強力な機会が見込まれています。

「The Shift Plan」では、研究部門であるベル研究所など、アルカテル・ルーセントの定評あるイノベーション資産を十分に活用しつつ、その果敢な目標を達成するための適切な手段が得られます。

「The Shift Plan」の主要な構成要素は、以下の通りです。

・主要な顧客・パートナーとの共同開発を念頭に起き、IPネットワーキングと超高速ブロードバンド・アクセスを中心にグループの研究開発費の支出先を見直しつつ、従来型技術への支出額を大幅に削減

・販売費および一般管理費を削減し、研究開発への取り組みを見直し、経営効率を高める対策を中心とした、グループの固定コスト構造に関する10億ユーロの削減目標

・計画期間中に、10億ユーロ以上のキャッシュを生成するための、選択的な資産売却

・グループの債務(20億ユーロ)の再編を目指す。アルカテル・ルーセントが「The Shift Plan」の遂行の成功を明確に実証できた際には、将来的な債務削減(20億ユーロ)により、財務的な持続可能性を長期間にわたって保証可能

今回の「The Shift Plan」について、アルカテル・ルーセントのCEO、ミッシェル・コンブ(Michel Combes)は、次のように述べています。
「私たちは本日、デジタル・エコシステムの中心にアルカテル・ルーセントを位置づけるべく、当社の様々な強みを適切に活用できるような場所を作り出すための包括的な取り組みに着手します。『The Shift Plan』は、基本的には産業に関するプランですが、グループの経営・財務に関する課題への取り組みについても言及しています。そこでは、説明責任を十分に全うしている強力な経営陣を導入し、明確な目標を定めつつ、こうした目標とすべての利害関係者に対するコミットメントを遂行するため、適切な手段を取り入れます。 『The Shift Plan』は、自己資金型のプランとして設計されており、現実的・実現可能な目標とコア・コンピテンシーを連動させています。今後3年間では、固定費を10億ユーロ削減することを目標としており、さらに10億ユーロ以上のキャッシュを生成するため、資産売却について、その内容と時期を入念に検証しています。」

「The Shift Plan」の下、アルカテル・ルーセントは、コア・ネットワーキング部門の売上高を、2012年の61億ユーロから2015年には70億ユーロ以上に、15%以上拡大しつつ、同部門の営業利益率についても、2012年の2.4%から2015年には12.5%以上に引き上げる計画です。

上記と同一の期間で、無線、固定アクセス、その他の事業について、資金管理に戦略的に取り組みます。これは、4G LTE、ベクタリング技術、光ファイバー・アクセス・システムへの投資を重点的にする一方、従来型技術への研究開発費を大幅に削減するものであり、2015年には、部門で2億5,000万ユーロ以上の営業キャッシュフローを生成できる見込みです。

また、2013年4月2日にCEOに任命されたミッシェル・コンブは、7月1日より、フィリップ・ギルモット(Philippe Guillemot)が、オペレーション担当シニアエグゼクティブバイスプレジデントとして、アルカテル・ルーセントの経営陣に参加することも発表しました。フィリップ・ギルモットは、ミシュランやヴァレオで上級役員を担当するなど、多数のグローバル大企業での経験を持ち、プロフェッショナルとして高い評価を得ています。また、アレヴァT&Dで会長兼最高経営責任者(CEO)を務めました。

多くの国では、適切な情報・協議プロセスが終わっていませんが、アルカテル・ルーセントの経営構造は今後、IPルーティング&トランスポート、IPプラットフォーム、無線、固定ネットワークの4つの主要業務部門に再編されます。また、これらの部門をサポートするものとして、経営、販売、戦略&イノベーションに特化した、グループ全体を対象とする業務部門を置くことになります。

原文: Alcatel-Lucent launches ‘The Shift Plan’ to focus on IP networking and ultra-broadband access

(リンク »)

<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は、ネットワーキングおよび通信の技術、製品、サービスの分野をリードするイノベーターであり、世界の通信事業者、各種法人、および政府機関より、長年にわたりパートナーとして信頼をいただいています。アルカテル・ルーセントが擁するベル研究所は、技術革新でネットワーキングと通信業界の形成を担う世界最先端の研究開発機関の一つです。アルカテル・ルーセントは、lightRadioTM(無線ネットワーク上で消費電力と運用コストを抑えつつ、超高速インターネット・アクセスを実現するソリューション)などの革新技術が認められ、MITテクノロジー・レビューによる世界で最も革新的な企業50社 の2012年度ランキングに選出されました。アルカテル・ルーセントは、「コネクテッド・ワールド(つながった世界)のポテンシャルを形にする」という企業ミッションのとおり、コミュニケーションをよりサステナブルに、より利用しやすく、そしてよりつながりやすいものにしてまいります。
業界トップクラスの豊富なグローバルサービスの経験を有するアルカテル・ルーセントは、世界各地のローカル・パートナーとして、130ヶ国以上で事業展開を行っています。
Euronext ParisおよびNYSE:ALU/フランス法人(本社:パリ)/2012年度売上高:144億ユーロ/
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ツイッター: (リンク »)

<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープライズの事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006  東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)/資本金:4億円/URL(日本サイト): (リンク »)

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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル・ルーセント株式会社
コミュニケーション部 クルザーチエ・キャロリーヌ
TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7024
E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com
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