ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、アドバンスド・アナリティクス(データマイニング、統計解析などの高度な分析)の分野で圧倒的な市場シェアを獲得したことが、米国調査会社IDCのレポート「Worldwide Business Analytics Software 2013-2017 Forecast and 2012 Vendor Shares」によって明らかとなりました。IDCが同分野の調査を開始した1997年以降、SASは首位の座を維持し続けています。
IDCの調査によると、アドバンスド・アナリティクス分野におけるSASのグローバル・マーケットシェアは、2011年から約1ポイント上昇し、2012年には36.2%となりました。なお、これは、第2位のベンダーのマーケットシェアの2倍に相当します。
アドバンスド・アナリティクス分野におけるSASのマーケットシェアは、2010年の34.9%、2011年の35.3%から2012年の36.2%と連続して上昇を続けており、アドバンスド・アナリティクス市場全体の成長ペースを上回っています。
このほか、ビジネス・アナリティクス分野全体でも、SASはトップ5プロバイダーに選出されています。クエリー&レポーティング、コンテンツ分析、データウェアハウス生成、サプライチェーン、サービスオペレーション、CRM分析アプリケーション、財務業績・戦略管理など、さまざまなサブカテゴリーにおいてSASはトップ5に選出されています。
SASの上席副社長 兼 CMO(マーケティング最高責任者)であるジム・デイビス(Jim Davis)は、「今回の結果は、アドバンスド・アナリティクス分野のトップベンダーとしてのSASのポジションだけでなく、37年間の歴史を持つSAS Analyticsを導入することで、組織のパフォーマンス向上につなげられるというお客様からの信頼も裏付けるものとなっています」と述べています。
デイビスはさらに、「SASでは、1976年の創立当初から研究開発への投資とイノベーションを積み重ねており、その結果、現在のアナリティクス・ソリューション群は、あらゆる規模・業種の企業にメリットをもたらすものとなっています。具体的には、例えばコスト管理の最適化や顧客満足度の向上を目指す中規模のバケーション・レンタルを運営する企業に対しても、また、リスクやマーケティング・キャンペーンの分析を行うグローバル企業に対しても、SAS Analyticsは確実な投資対効果をもたらします。今回のIDCのベンダーシェア・レポートがこれを裏付けています」と述べています。
表計算ソフトでは実現不可能なアナリティクス
Twiddy & Company社は、米国ノースカロライナ州北部のアウターバンクスに本拠地を構えるバケーション・レンタルの運営企業です。同社は現在、SAS Analyticsを使用することで、別荘の代行レンタルによって、他社を圧倒するリゾート・サービスを提供しつつ、レンタル客のリピート率を確保しています。
Twiddy & Companyのオペレーション・マネージャーであるClark Twiddy氏は、「当社はこれまで、Excelで膨大なコストデータを収集していましたが、コスト分析を自動化し、手作業によるデータ引き出しを解消する、より優れた方法があるのではと考えました。そこで、最高の人材である自社の従業員を活用することで、短期間のうちに、より効率的・効果的な組織づくりを実現できました。SAS Analyticsを採用したことで、現在は、日別・月別・年別で、多数の支出データを動的に追跡できます。こうした作業は、これまで数日から数週間も要していましたが、現在は数秒で完了できます。そこで、余った時間を使いマーケットに関する洞察を収集することで、常勤のデータ・サイエンティストを設置し、独自の市場セグメント・アプローチを検討することができました」と述べています。
Twiddy社は、上記以外にも、SAS Analyticsにより現在もさまざまなメリットを享受しています。同社では、オーナーに代行して別荘の保守管理も行っていますが、当然のことながら、オーナーはサービスコストを気にかけています。そこでTwiddyでは、SAS Analyticsを用いて、マーケット全体の業界平均と比較する形で具体的なコストの内容をいち早く把握できるようになりました。また、浴槽やプールの清掃など、日常的なサービスの管理に関する予測と合理化を、ゲストの到着前に行うことも可能となります。さらに重要なことには、レンタル料、利益率の分析をはじめとする重要なビジネス指標に関する洞察を得ることが可能となります。
Twiddy氏は、「リゾート市場には大企業の参入も目立ちつつありますが、大企業のテクノロジーが小企業を一掃するという理屈は、もはや当てはまらないと思います。これからは、企業規模に関わらず、俊敏な企業が鈍重な企業を打ち負かすと考えられます。SAS Analyticsを使用することで、これまでよりも大幅に迅速に、インテリジェントな情報が得られるのです」と述べています。
<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の65,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約240名( (リンク ») )
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
*2013年7月8日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
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