CZTS太陽電池は銅、亜鉛、スズ、硫黄、セレン(Copper, Zinc, Tin, Sulfer, Selenium)を主成分としてつくられており、レアメタルを使用せず入手が容易かつ安価な原材料を用いています。CZTS太陽電池はコスト競争力に優れ、量産化にも適しているため、将来性のある技術です。今回の記録更新は、更なる変換効率の向上や実用化に向けた明るい材料といえます。
ソーラーフロンティアは、世界最大のCIS薄膜太陽電池メーカーで、研究所である厚木リサーチセンターでは、これまでにカドミウムを含まない薄膜太陽電池のセル(約0.5cm²)として世界記録となるエネルギー変換効率19.7%のほか、30cm角CIS薄膜太陽電池サブモジュールの開口部面積でエネルギー変換効率17.8%を達成しています。ソーラーフロンティアは今後とも経済性と環境性に優れたCIS系技術の研究・開発を進めていくとともに、高出力品の量産化を目指して取り組んでまいります。
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用語解説
1: ニューポート社は、米国の光学機器メーカーで、外部認証機関として太陽電池の測定サービスを提供している
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