ISID、製造業の技術革新を支援するエンジニアリングサービス子会社を設立

株式会社電通国際情報サービス

From: JCN Newswire

2014-05-27 11:00

設計初期のモデル精度を飛躍的に高める「機能エンジニアリング」実現へ

Tokyo, May 27, 2014 - ( JCN Newswire ) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、製造業の製品開発において、設計初期の検討精度を飛躍的に高めることにより、革新的ものづくりの実現を支援するエンジニアリングサービス子会社「株式会社ISIDエンジニアリング」を設立し、7月1日より営業開始することをお知らせします。

■新会社設立の背景と目的■

自動車業界をはじめとする製造業のグローバル競争が激化する中、世界市場で通用する圧倒的な製品を生み出すための新たな仕組みとして、「モデルベース開発」(MBD)の導入拡大が急がれています。実機試作を極力行わず、数式や実験データなどの「モデル」を用いたバーチャル試作により開発を進めるこの手法を、設計の初期段階からダイナミックに導入することで、開発効率の飛躍的な向上が可能とされています。しかしながら、ここで課題となるのが、技術やアイデアが革新的であるほど、設計の初期段階に成功確度の高いモデルを生成することが困難だということです。この段階でいかに高精度なモデルを構築できるかが、革新的製品を生み出す鍵であり、そのための有効な手法の確立が求められています。

このたびの新会社設立の目的は、日本のものづくりのさらなる革新と進化に向け、従来型の「目標性能」を起点とした製品開発ではなく、目指す「機能」に着目して高精度なモデルを構築することから始める、「機能で考える開発」への転換を、顧客企業とともに推進・実行していくことにあります。

ISIDグループはかねてより、設計初期段階にあたる「構想設計」のプロセスを可視化するコンサルティングサービスを提供しており、その知見をもとに開発した世界初の構想設計支援システム「iQUAVIS(アイクアビス)」は、大手自動車メーカーを中心に約60社が採用、構想設計領域のMBDを推進する有力なツールとしての活用も始まっています。新会社が展開するサービスは、ISIDがこれまで提供してきたMBDソリューションをさらに強化・補完すると同時に、顧客企業、ひいては日本の製造業が、世界をリードするグローバル標準を生み出すための挑戦を、強力に支えるものです。

ISIDグループは新会社設立により、「機能で考える開発」、すなわち「機能エンジニアリング」を実現するエンジニアリングサービスを、これまでにない新しい価値として顧客企業に提供し、顧客企業とともに、日本のものづくり革新に挑戦してまいります。

■新会社の概要■

商号: 株式会社ISIDエンジニアリング
(英文名称: ISID Engineering, Ltd.)
代表者:
代表取締役 梅沢 幸之助(うめざわ こうのすけ)
(現: ISID 取締役常務執行役員)
代表取締役社長 武田 正利(たけだ まさとし)
(現: ISID 執行役員 エンタープライズソリューション事業部エンタープライズソリューション技術統括本部副統括本部長)
所在地: 東京都港区港南2-17-1(ISID本社内)
設立年月日: 2014年5月29日(予定)
営業開始年月日: 2014年7月1日
資本金: 150百万円
大株主: 株式会社電通国際情報サービス 100%

■新会社の事業内容■

ISIDエンジニアリングは、「機能エンジニアリング」を製造業界に広く浸透させるエンジニアリングサービスを、以下3つの領域で提供してまいります。

領域: (1)導入
サービス:
- 顧客向け集合教育研修
- 関連書籍出版、セミナー開催など

領域: (2)実践
サービス:
- 機能エンジニアリングサポート(オンサイト技術支援、ヘルプデスク)
- モデル作成支援、ビッグデータ活用によるモデル作成など

領域: (3)定着
サービス:
- 知的情報プラットフォームの設計/構築
- 機能エンジニアリング導入・運用コンサルティング

■製造業のものづくりを支援するISIDグループ会社■

電通国際情報サービス: CAD/CAM/CAE/PLM/MBD関連ツールおよびサービスの提供
iTiDコンサルティング: 設計・開発プロセス最適化に向けたコンサルティングの提供
エステック: 実験とコンピュータシミュレーション技術を融合したコンサルティングの提供
ISIDエンジニアリング: 「機能で考える開発」を支えるエンジニアリングサービスの提供

<ご参考資料>

ISIDグループが提供する新しい価値 =「機能で考える開発」 とは
「機能で考える開発」とは、従来のように「目標性能」を起点とするのではなく、目指す「機能」(あるべき姿、本質的な機能)に着目した開発手法です。製品開発に着手する前の「機能開発」の段階で、モノの形にとらわれずに、物理の原理原則に基づくモデルの作成・検証を繰り返すことにより、システム・部品の要求機能を実現する根拠ある技術シナリオを構築します。 製品開発段階ではそのシナリオに従って、システム・部品の形状・特性を作りこみます。

<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称: ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南2-17-1
URL: (リンク »)
設立: 1975年
資本金: 81億8,050万円
連結従業員: 2,426人(2014年3月31日現在)
連結売上額: 739億7,000万円(2014年3月期)
事業内容: 1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。

* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 李
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

概要:株式会社電通国際情報サービス

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