Thunder TPSは、ネットワーク全体をDDoS攻撃から防御する製品ラインです。今回ラインアップに加わったThunder 3030S TPSは、5~10Gbpsのインターネット接続を利用する小規模なネットワークのDDoS防御を低価格で実現するために設計されています。Thunder TPSは様々な構成に柔軟に対応し、A10の提供するRESTful APIやSDKによって外部システムと容易に連携可能です。
Thunder TPSは、A10独自の革新的で高パフォーマンスなOSであるACOS (Advanced Core Operating System)アーキテクチャー上で構築されています。ACOSには、お客様のインターネット接続帯域幅を超えた大規模な大容量攻撃を受けると、Thunder 3030S TPSのようなプラットフォームが外部にある上位レベルのMSSP型*1DDoS対策サービスに信号を送り、トラフィックを転送して社内ネットワークを防御する「MSSPシグナリング機能」が追加される予定です。
A10ネットワークス株式会社 代表取締役社長兼CEO、アジアパシフィックジャパン ヴァイスプレジデントの小枝 逸人は次のように述べています。「あらゆる規模の企業はDDoS攻撃のリスクにさらされているといっても過言ではなく、自社がDDoS攻撃の標的になることを前提に、どの分野でどれくらいの影響が発生するのか、ということを具体的に分析し対策を講じる必要があります。Thunder 3030S TPSは10Gクラスの競合製品との比較において優れたコストパフォーマンスを提供しており、小規模なサービスプロバイダーや中堅企業のお客様の、セキュリティ脅威への対応を支援してまいります。」
*1) MSSP:マネージド・セキュリティー・サービスプロバイダーの略:セキュリティ監視や管理を提供するサービスを提供する事業者の事
Thunder 3030S TPS詳細:
•スループット:10Gbps
•TCP SYN認証/秒(PPS):650万*2
•SYNクッキー/秒 (RPS) :650万 *2
•プロセッサー:シングルXeon(4コア)
•インサーネットインターフェイス:1Gb/10Gbファイバー(SFP+)×4ポート
•SSLアクセラレーションASICを標準搭載
*2) 1秒あたりのパケット数。パフォーマンスは導入構成と設定により異なります
価格と提供開始時期について
Thunder 3030S TPSの希望小売価格は、13,000,000円より(税別、テクニカルサポート費用は別途)。2014年9月下旬より受注、出荷開始予定。MSSPシグナリング機能は、2014年第4四半期中に提供予定。
製品画像:Thunder 3030S TPS
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■Thunder TPSについて
Thunder TPSは、DDoS攻撃に対する高パフォーマンスでネットワーク全体の防御を提供するセキュリティ脅威防御システムの製品ラインです。A10独自のOS「ACOS(Advanced Core Operating System)」プラットフォームを搭載することにより、Thunder TPSは大規模化の進むDDoS攻撃への対応を実現します。全てのモデルが1Uのコンパクトなアプライアンスで提供され、最大155Gbps、クラスター構成時は最大1.2Tbpsのスループットを実現します。また、柔軟な導入モードやRESTful APIまたはSDKにより、サードパーティ製の攻撃検知ソリューションとの連携も可能です。
■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。世界中で数千社にのぼる大企業やサービスプロバイダー、大規模Webプロバイダーといったお客様のデータセンターに導入され、アプリケーションとネットワークを高速化し安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社は台湾・東南アジア各国を含む地域統括をおこなうA10 Networksの日本子会社であり、各地域のお客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
詳しくはホームページをご覧ください。
www.a10networks.co.jp
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