三井住友建設、デスクトップ仮想化環境基盤に ピュア・ストレージ「FA-420」を導入

高い I/O 処理性能により、既存のデスクトップ仮想化環境基盤のボトルネックを解決

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社

2014-11-05 11:00

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(日本法人:渋谷区桜丘町 代表取締役:山田秀樹)は、三井住友建設株式会社(以下三井住友建設、本社:中央区佃 代表取締役社長:則久芳行)のデスクトップ仮想化環境の基盤として、ピュア・ストレージのオール・フラッシュ・ストレージアレイ製品「FA-420」を導入したことを発表します。
三井住友建設では、全国に数多くの建設作業拠点を有しており、多いときには約450か所に上ります。
それぞれの拠点において通信環境を開設していますが、建設期間が一年未満のため光回線を引くことができない、トンネル工事のためISDN回線も引き込めないなど、拠点によって通信環境は様々です。
また、2010年4月に会計システムをERPに移行したことで、スタンドアロン型の損益管理システムをクライアント・サーバー型に移行、推奨環境は光回線となりました。ところが全国約450か所の拠点のうち、光回線が引ける拠点は約半数程しかなく、回線状況が劣悪な拠点では工事に必要な発注書の作成に1時間かかってしまうなど、業務に支障をきたす事態となりました。

このような事態に対応すべく、デスクトップ仮想化導入の検討を2011年にスタートしました。既存のファイル・ストレージと共有する形でデスクトップ仮想化環境を構築し、2012年6月より段階的な導入を進めました。導入当初は効果を表していたものの、仮想デスクトップが100台を超えた頃からデスクトップ、ブラウザの起動が遅い、Windowsアップデートに1時間かかる、再起動すると30分間は利用不可になってしまう等の通常業務に影響を及ぼす現象が発生してきました。そこで原因調査を進めたところ、ストレージがボトルネックとなっていることが判明し、デスクトップ仮想化専用ストレージの導入検討を開始しました。

基盤となるストレージの選定にあたっては、既存ファイル・ストレージの後継機にSSDをキャシュとして搭載する方法や、SSDとHDDのハイブリット型、オール・フラッシュ・ストレージをパフォーマンス、価格の両面から検討を進め、優れたデータ圧縮率のインライン重複排除と圧縮機能、高いI/O性能とコスト・パフォーマンスを評価し、ピュア・ストレージの「FA-420」の採用に至りました。

「FA-420」導入による主な効果は以下の通りです。
・パフォーマンスの向上
ストレージ側の遅延が1ミリ秒以下に抑えられたことにより、始業時などクライアントへの高負荷時でも高いI/O処理性能を発揮。これにより、仮想デスクトップ・クライアントにおいては、ブラウザの立ち上げ時間が1分程から数秒に、デスクトップ再起動にかかる時間が30分から2分程に短縮。Windowsアップデートの所要時間も1時間から15分で完了するなど、利用ユーザーの利便性が大幅に向上。

・ストレージ利用効率の向上
既存の共有ストレージではデータ削減効率が2分の1程でしたが、「FA-420」導入後は、インライン重複排除および圧縮機能により11分の1となり、既存の共有ストレージの約5倍の重複排除率を実現。

・コスト性能比
高パフォーマンスの重複排除によるデータ削減や、高いI/O処理性能を有しながらも、従来のハードディスク・ストレージやハイブリット・ストレージと比較し、同等以上のコスト・パフォーマンスを実現。
高いコストメリットでのオール・フラッシュ・ストレージの導入が可能。

なお、本システムは、当社販売パートナーである東京エレクトロン デバイス株式会社の提案および検証支援によって選定・導入が決定しています。

三井住友建設では、特定の業務アプリケーション高速化を目的として導入したデスクトップ仮想化ですが、今後ストレージ増強と併せ、仮想デスクトップ・ソフトウェアのバージョンアップ作業を継続しており、作業完了後は、クライアント側ソフトウェアの事前インストールが不要である、HTMLベースのアクセスによるスマートデバイスからの社内システム利用や、BYOD(Bring Your Own Device)利用の際の仮想クライアント基盤としての活用も想定しています。

・本システム導入・稼働に関する東京エレクトロン デバイス株式会社からのコメント
三井住友建設様のデスクトップ仮想化利用環境基盤において懸念されていたパフォーマンスにおける課題を「FA-420」が解決し、利用環境の改善に大きく貢献できたことを大変喜ばしく感じております。
東京エレクトロン デバイスは質の高い技術サポートを提供し、ピュア・ストレージ製品のお客様満足度をあげるべく努力してまいります。

東京エレクトロン デバイス株式会社
代表取締役社長 栗木 康幸

三井住友建設について
2003年に三井建設と住友建設との合併により設立した、三井と住友という2つのグループで唯一の建設会社です。土木では(4400を超える)橋・トンネル、また建築では超高層住宅・商業施設を得意としており、海外においてもインド以東の東南アジアを中心に日系企業の工場建設など海外進出の支援、また得意の橋工事などで途上国のインフラ整備に貢献しています。

ピュア・ストレージについて
企業向けオール・フラッシュ・ストレージ・ベンダであるピュア・ストレージは、データセンターでのフラッシュの幅広い導入を可能にします。
従来のディスク型ストレージアレイと比較した場合、Pure Storage FlashArray製品は10倍高速かつ、スペース効率、電力効率も10倍優れています。価格の面でも、ディスクベースのギガバイトあたりの単価よりも安価に提供することが可能です。
Pure Storage FlashArray製品は、サーバー仮想化やデスクトップ仮想化(VDI)、データベース(OLTP、及びリアルタイム分析)、及びクラウド・コンピューティング等の高いパフォーマンスが必要な環境に最適です。
詳細情報は、www.purestorage.comにてご覧いただけます。

以下サイトでもピュア・ストレージに関する情報をご覧いただけます。

・Twitter: www.twitter.com/PureStorageJP (日本語)
・Facebook: (リンク ») (日本語)
・ブログ: (リンク ») (英語)
・YouTube: I Want Flash, All Night Long( (リンク ») )
       You Know You Want Flash, Right?( (リンク ») )

Pure Storage 及び “P”ロゴマーク、 Purity Operating Environment, RAID-3D はピュア・ストレージの登録商標です。ピュア・ストレージは他社のマーク及び名前におけるあらゆる独占所有権を拒否します。本リリースにおける他の登録商標及び名称の所有権は所有者に属します。

*当事例に関する講演を、2014年11月5(水)〜6日(木)にザ・プリンスパークタワー東京にて開催されます「vForum 2014」にて行います。ご多忙の折とは存じますが、是非お立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。
・講演日時:2014年11月6日(木) 14:20〜15:05
・セッション名:「国内事例紹介:ホンモノのオール・フラッシュ・ストレージとは?三井住友建設様が語る仮想環境に最適なピュア・ストレージの実力」

■本件に関する報道関係者お問い合わせ先:
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 広報担当 阿部 恵史
電話:03-5456-5699
E-mail:yoshi@purestorage.com

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 広報代理店
担当:小野寺、峰松、仙場
電話:03-3571-5236 FAX:03-3574-9364
E-mail:purestorage-pr@kyodo-pr.co.jp
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