「ダブルプレイス」のトークイベントを開催~「ダブルプレイス」実践者らが登壇、宇都宮の魅力を紹介~

宇都宮市

From: 共同通信PRワイヤー

2015-02-09 11:46

2015年2月9日

宇都宮市

二地域に拠点を構えるライフスタイル
「ダブルプレイス」のトークイベントを開催
~「ダブルプレイス」実践者らが登壇、宇都宮の魅力を紹介~

 宇都宮ブランド推進協議会は、2015年2月1日(日)に、雑誌『ソトコト』と共催で、「宇都宮×ソトコト 地方を楽しむダブルプレイストーク」を、東京都江東区のロハスカフェARIAKEで開催いたしました。
「宇都宮×ソトコト 地方を楽しむダブルプレイストーク」は、宇都宮市がかねて提唱している、地方と首都圏との二地域を拠点とした生活様式「ダブルプレイス」をテーマにしたトークイベントで、実際に「ダブルプレイス」をおこなっている方々を登壇者に迎え、「ダブルプレイス」を始めたきっかけや、そのメリットなどが披露されました。
会場のロハスカフェARIAKEには、インターネットなどで催しを知った約70名の参加者が集まり、登壇者の話に熱心に耳を傾けました。

◆「宇都宮×ソトコト 地方を楽しむダブルプレイストーク」イベント内容

イベントは、宇都宮ブランド推進協議会の古池弘隆会長、宇都宮市の佐藤栄一市長による挨拶で幕を開けました。
古池会長からは、宇都宮市が新しい取り組みに富んだ「面白い街」であることの紹介、佐藤市長からは、宇都宮市が都会と田舎、両方の魅力を持った街であることの説明がされました。
その後、イベントの進行を務める、雑誌『ソトコト』編集長の指出一正さんによる「ダブルプレイス」の説明があり、トークイベントがスタートしました。

第1部では、宇都宮市でシェアハウス「KAMAGAWA LIVING」の住人代表の後呂孝哉さんと、空き家を改装したまちづくりの拠点「KAMAGAWA POCKET」を運営する中村周さんが登壇しました。
お二方の宇都宮での取り組みがスライドを使って紹介され、宇都宮で活動するメリットや魅力について話し合われました。
巨大流しそうめんなどユニークな活動をされているという後呂さんからは、「いろんな人たちと繋がるスピード感がすごい」と、首都圏からの近さ、人同士の距離の近さなどあらゆる意味での「近さ」が宇都宮の魅力であるとの紹介があり、大学院で建築について研究しながら、人々の専門性を活かした様々なプロジェクトに取り組んでいるという中村さんからは、「ダブルプレイスを実践するには、場所は大事」と、大規模商業施設などの都心機能と、市内を流れる釜川沿いの自然や、昔ながらの長屋など風情のある風景が、無理なくつながっているという宇都宮の街としての魅力がアピールされました。

第2部では、東京・清澄白河のデザイン事務所と新潟県十日町のドミトリー&カフェ『山ノ家』で実際に二拠点生活をしている後藤寿和さんと池田史子さんご夫妻、そして、ノマドワークスタイルなど新しい生活様式を提唱し、現在は「ダブルプレイス」に関心をもつ、株式会社スプリー代表取締役の安藤美冬さんが登壇し、「ダブルプレイス」の実際に関するトークが繰り広げられました。
後藤さん、池田さんからは、「ダブルプレイス」を実践することで、東京の生活者の目と、十日町の生活者の目という両方の視点を自分ごととして持つことができる「複眼生活」というメリットが紹介され、安藤さんからは「ダブルプレイス」のメリットがもっと可視化されれば、実践者は増えていくのではないかという展望が披露されました。

第3部では、参加者と登壇者によるディスカッションが行われました。
参加者から、「ダブルプレイス」の可能性や、地方への定住と「ダブルプレイス」、それぞれのメリットの比較について質問がありました。
高校2年生の参加者からの「移住と違って、ダブルプレイスのような住み方で地域活性化になるのか」という質問には、池田さんが、「ダブルプレイスをすることで、1人が2人分の活動を2地域でしていると考えているので、十分活性化につながっている」と答え、移住をしなくても、地域で役割や関わりを持つことで地方を活性化できることへの気づきが語られました。
また、地方出身の50代男性からの「縁もない土地で地元の人たちは受け入れてくれるのだろうか」という不安に対しては、古池会長から「自分も最初は宇都宮には縁がなかった。地域の人たちにとっても、よそ者が入ることで、活性化する」、安藤さんからは、「偶然性による、ビッグプロジェクトの成功例は事例もたくさんあり、ダブルプレイスはその可能性を秘めている」と答えがあり、ダブルプレイスという人生の新しい選択肢が存在することを会場のみんなで共有しました。

最後に、佐藤市長から「今回の宇都宮が考えるダブルプレイスの生活スタイルは、宇都宮だけでなくそのほかの地域(東京にこだわらず)で行うことで、少子化もしくは特に人口減少が著しい我が国においては、景気浮揚策、人口対策になっていくのではないか」「一度一週間程度の滞在を目的に、ダブルプレイスとは何ぞや、宇都宮とは何ぞや、そんな意味を含めていらしていただきたい。」と、ダブルプレイスの可能性を感じさせる力強いメッセージと宇都宮市のPRでトークイベントを締めくくりました。
 参加された登壇者池田さんからは宇都宮に対し、「地方都市の良さを実感し、地方の良さと、都市圏の利便性と、両方の良い部分を持っていて、コミュニティがさっと横に流れていくスピード感や近さがすごく羨ましい」、また質問した高校2年生からは、「今回のイベントで出会った考え方は、目からうろこでした。」との感想もいただきました。

◆「宇都宮×ソトコト 地方を楽しむダブルプレイストーク」開催概要
名称:宇都宮×ソトコト 地方を楽しむダブルプレイストーク
開催日時:2月1日(日)15:00~16:30
開催場所:ロハスカフェARIAKE
(東京都江東区有明3-3-3武蔵野大学有明キャンパス低層棟3号館2F)
主催:宇都宮ブランド推進協議会
登壇者:
後呂孝哉(シェアハウス「KAMAGAWA LIVING」住人代表)
中村周(「KAMAGAWA POCKET」運営)
後藤寿和(デザイン事務所経営/ドミトリー&カフェ『山ノ家』運営)
池田史子(デザイン事務所経営/ドミトリー&カフェ『山ノ家』運営)
安藤美冬(株式会社スプリー代表取締役)
古池弘隆(宇都宮ブランド推進協議会会長)
佐藤栄一(宇都宮市長)
指出一正(『ソトコト』編集長)

■「ダブルプレイス」について
 「ダブルプレイス」は経済的・精神的な負担を伴う移住や拠点化を強く求めず、いまの居住地や拠点と、もう1つの地域とのかかわりを持つことで暮らしを愉しむ画期的なライフスタイルです。宇都宮がもつ首都圏とのアクセスの良さは、2地域を行き来しながら生活を楽しむ2地域生活を可能にし、2つの地元を持つことでこれまでになかった人間関係や視点が芽生えることで、仕事も生活も2倍楽しむことができるという想いが「地元2つ、幸せ2倍」というキーメッセージに込められています。ロゴマークは、人間にとって欠かせない血管(動脈と静脈)の色を2地域にたとえ、それぞれの家を行き来して暮らす様を表現しています。

■宇都宮市のダブルプレイス関連の取組について
 マスメディアの活用、ワークショップの開催、首都圏イベントの実施、ソーシャルメディアの活用といった様々なコミュニケーションを連携させながら展開してまいります。


本件に関するお問い合わせ先
宇都宮市 総合政策部 広報広聴課 都市ブランドグループ
[TEL]028-632-2129
[Email]u-pride@city.utsunomiya.tochigi.jp
[HP] (リンク ») (宮カフェ)



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