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【トロンヘイム(ノルウェー)2015年7月2日PRN=共同通信JBN】
*Avexxinのリード化合物であるAVX001の局所処方は軽度から中程度の乾癬患者26人を対象とする漸増用量の第I/IIa相研究で人体での概念実証を示した
*独立の安全性会議はこの治療法が使用された投与量レベルで患者にとって安全であるとの結論に達した。最大許容投与量はこの研究では特定されなかった。
慢性の炎症性疾患に悩んでいる患者向けの新しい小分子治療薬の開発に集中している治療薬会社のAvexxin ASは、人体での概念実証を示す2回目の第I/IIa相研究の完了を発表する。この試験は26人の患者を募集して2014年に完了した最初の第I/IIa相研究の継続研究である。すべての患者が4週間の局所治療の対象となり、その後2週間のモニター後期間が設けられた
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もともとノルウェー科学技術大学でベリト・ヨハンセン教授が行った基礎研究から派生したAvexxinはいくつかの個別の化合物を所有しており、医薬品発見、前臨床開発計画を行っている。局所乾癬のほかに同社には関節リウマチ、糸球体腎炎およびトリプルネガティブ乳がんなどいくつかの難治がん対する全身計画もある。
Avexxinの化合物はすべて親炎症性転写因子核因子カッパB(NF-kappaB)のサイトカイン誘導活性化を規制するグループIVaホスホリパーゼA2(GIValphaPLA2)酵素を標的にしている。この標的は多くの慢性炎症性障害で重要な役割を果たすことが証明されている。現在のデータに基づいてAvexxinは現在の治療法に比べて副作用が少ないが現在広く使われている治療薬と同じ効果のある新しい、広く利用可能な治療パラダイムを提供する。Avexxin阻害剤で見られる治療上の利点は症状に集中するよりも病気を緩和する作用モードを通じて現れる。
ミカエル・エルム会長兼最高経営責任者(CEO)は「わが社の第I/IIa相研究はAvexxinの満たされていない必要が大きい慢性炎症性障害の早期の人体での概念実証を目標とするAvexxinの当初の治療薬戦略の頂点である。軽度から中程度の乾癬は感染患者全体のほぼ90%に上るが、多くの患者は現在の治療オプションの副作用や効果の乏しさのため現在の治療オプションを避けている」と語り、さらに次のように述べている。
「前臨床計画を通じて、またわが社の臨床データが示すように、われわれは全体としてこの病気に対する初期効果を経験している。より重要なことだが、前臨床データから判断すると、わが社の化合物は症状を治療するだけでなく病気を緩和するように思われる」
「全体としてAvexxinのいくつかの化合物とその標的の組み合わせは、インターベンション・ポイントが重要な役割を果たすことを示している慢性炎症性障害といくつかの難治性のがんに対する幅広い治療インターベンションの新たなプラットフォームを代表している。このプラットフォームの可能性を十分に探るため、Avexxinはこのプラットフォームを市場へと前進させる会社を探している」
ペーター・ダムスボ最高医学責任者は「乾癬患者で統計的に有意義なレベルに達する効果と明白な安全特性があることを知った。26人の患者を対象に行われたこのダブルブラインドの安全性研究で偽薬と対比して乾癬の指数を低減する明白な効果があることを知ってうれしかった。特に、統計的に有意義なレベルに達したのは、1-2週間後に現れた効果である乾癬プラークの厚さが減少したことだった。偽薬の調整効果は治療期間全体を通じて増大し続け、期間を延長すればさらに高い効果がある可能性を示唆している」と語っている。
詳しい情報の問い合わせ先:
Avexxin AS ( (リンク ») )
Mikael Oerum, CEO
Tel: +45-40-64-00-04
e-mail: moe@avexxin.com or moerum@ventac-partners.com
ソース:Avexxin AS
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