実証実験では、仮想ネットワーク機能デプロイのための基盤として、Wind River Titanium Server(*2)を使用します。Titanium ServerはキャリアグレードのNFVインフラストラクチャ ソフトウェアソリューションで、通信業界の厳格な要件を満たします。
今年前半に行われたKDDI研究所による実証実験でも、仮想化技術を利用することで、モバイル用装置だけでなく固定回線施設の運用フローの完全自動化に成功しました。たとえば、デモには管理コントロールシステムが含まれますが、これによりソフトウェアベースの機能や仮想化プラットフォームに問題が発生した場合でも、自動的かつ迅速に障害から復旧することができます。
KDDI研究所の執行役員 博士(工学) コアネットワーク部門担当、森田逸郎氏は次のように語っています。「KDDI研究所は、SDN/NFVの発展に向けて活動しており、これらを通じ、サービス要件への柔軟な対応、運用品質と効率の改善を図ります。また、次世代モバイルインフラストラクチャ実現のための活動をリードします。SDN/NFV時代の高度な運用を可能にするため、Wind River Titanium Serverが今後の実証実験と標準化作業の推進に貢献するものと期待しています。」
ウインドリバーのネットワーキングソリューション担当バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャー、ポール・セニシンは次のように述べています。「業界がNFVインフラストラクチャに移行する中、キャリアグレードの信頼性とパフォーマンスで仮想化サービスを提供することが不可欠になっています。Wind River Titanium Serverは厳格な通信要件を満たすNFVインフラストラクチャを提供し、サービスプロバイダを、より容易かつ迅速にNFVの成功に導きます。」
NFVインフラストラクチャのソフトウェア基盤としてTitanium Serverを使用することで、通信業界は両方のメリット、 すなわちエンタープライズネットワークでは一般的な迅速なサービス導入と、通信ネットワークに不可欠なキャリアグレードのアップタイムと信頼性を併せ持つことができます。キャリアグレードのWind River Linux、リアルタイムのカーネルベース仮想マシン(KVM)、OpenStack(R)用のキャリアグレードプラグイン、データプレーン開発キット(DPDK)、アクセラレイテッドvSwitchテクノロジといったオープンスタンダード技術をベースとし、Intel(R)アーキテクチャ用に最適化されたTitanium Serverは、高性能とキャリアグレードの信頼性を提供します。
さらに、Wind River Titanium Cloud(*3)パートナープログラムでは、Titanium Serverをベースに最適化された相互運用可能な標準ソリューションのエコシステムが利用できるので、NFVインフラストラクチャをデプロイするサービスプロバイダや通信機器メーカー(TEM)は商品化のスピードアップが可能になります。
NFVがもたらすビジネスチャンスと課題へのウインドリバーの対応について、またIoT接続用のバックボーンとしてネットワークを変革させる方法についての詳細は、 (リンク ») をご覧ください。
Titanium Serverは、IoTを進化させる Wind River Helix(TM)(*4)製品ポートフォリオに含まれます。
*1: (リンク »)
*2: (リンク »)
*3: (リンク »)
*4: (リンク »)
■ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、モノのインターネット(IoT)向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは20億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェアポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよびサポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェント システムの革新とデプロイを支援します。
(リンク »)
# # #
*Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。