「今日のHFT(高頻度取引)アルゴリズムや市場データ分析では、多数のコアを活用する高速処理と最小レベルのレイテンシーが不可欠です。ORION HF320D-G3は、極めて強力な処理性能を2Uの筐体に超高密度実装しています。最新世代インテルHaswell Eプロセッサーの高い処理能力とCIARA独自設計のハーフワイドのマザーボードの強力な組み合わせにより、これまでにないレベルのハイパフォーマンスと低レイテンシーが実現し、新たなビジネスチャンスがもたらされることになります」と、CIARA社セールス・マーケティング担当副社長、Patrick Scateniはのべています。「CIARAの最新のHFTサーバは、お客様からのフィードバックに基づく改良を図っていると同時に、NVME SSD、オンボードのLSI 3108ハードウェアRAID、プロセッサーキャッシュのアクセラレーション、Asetek社の最新の高信頼性液冷システムなど、現在利用可能な高速化テクノロジーをすべて標準採用しています。」
ORION HF320D-G3は、安定動作上限までオーバークロックされた状態で出荷される初の2U/2ノードサーバで、ハイパフォーマンスと高密度実装による効率化を常に追求するお客様に大きなメリットをもたらします。工具不要のデザイン、CIARA独自のラピッドレールテクノロジーを活用する容易なインストール、最新世代のリモート管理ツール、LinuxおよびWindowsのサポートによってORION HF320D-G3はさらに幅広いお客様に受け入れられるに違いありません。
「最高速のHFTサーバとしてORION HF320D-G3を提供するためには、筐体、マザーボードそして冷却システムの入念なカスタマイズが不可欠でした。ORION HF320D-G3では、CIARAが追求する優れた効率性、パフォーマンス、信頼性そして保守性がすべて体現されています」と、Scateniはコメントしています。
通常インテル製プロセッサーは、工場の定格設定で稼働している状態でのみ検証、保証されています。設計以上の速度でプロセッサーを動作(オーバークロック)させた場合、プロセッサーだけでなくマザーボード等その他のシステム・コンポーネントで動作が不安定になる場合があります。CIARAの製品は、オーバークロックに対応した高信頼性冷却システムを標準装備していることに加え、ビジネス用途での安定動作を前提としたシステム全体の徹底的な検証が実施されています。さらに、開発元による「3年間の製品保証」も付属しているほか、一般的なMicrosoft WindowsおよびLinuxでの利用がサポートされています。スケーラブルシステムズでは、金融サービス業界や製造業界をはじめとする高度な計算処理能力が要求される幅広い分野のお客様に、ORION HFサーバの優れた性能をご活用いただけるよう、積極的なご提案を行なってまいります。
◇ORION HF320D-G3の主な特長
ノード構成:2U/2ノード
各ノードの仕様・構成
●1個のインテル Core i7-5960X プロセッサー(20Mキャッシュ、8コア)搭載。4.5GHz(8コア)で高速動作保証
●データセンター用途に最適な高信頼性液冷システム
●2666MHzの高速DDR4メモリを最大64GB搭載可能
●4台のホットスワップ対応SATA/SSD/SASドライブを搭載可能
●PMI2.0準拠のリモートサーバ管理用チップ(BMC)搭載
●Microsoft Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2 / Red Hat Enterprise Linux 6.x及びその互換OSをサポート
◇提供開始時期
スケーラブルシステムズは、本日よりORION HF320D-G3の受注を開始しており、既に日本国内での出荷も開始しております。
◇関連情報
【ORION HFシリーズ製品情報】
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【スケーラブルシステムズ取扱いサーバ・ワークステーション製品一覧】
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■CIARA Technologiesについて
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1984年に設立されたCIARA Technologiesは、中小規模の企業(SMB)からTOP1000に登場する大企業、さらに官公庁や防衛分野、そして教育機関などの公共機関に最適な製品、テクノロジー、ソフトウェア、ソリューションそしてサービスをグローバルに提供するリーダー企業で、世界中の60以上の国々でビジネスを展開しています。CIARAでは、パーソナル・コンピュータ、ノートPCおよびタブレットなどのモバイルデバイス、業界標準のORION RSラックマウント型サーバ製品、通信業者向けの高性能サーバおよびアプライアンス、KRONOSシリーズ、ORION HFシリーズなどの豊富な製品ラインナップを提供しています。
■スケーラブルシステムズについて
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スケーラブルシステムズは、より高い性能と使いやすさを兼ね備えた製品をお求めやすい価格で提供する製品販売を目指しています。製品・ソリューションとして最新のサーバプラットフォームやスケーラブルNAS、仮想化ソフトウェアなどの製品ソリューションをご提案しています。
■製品に関するお問い合わせ先
スケーラブルシステムズ株式会社
〒102-0083 東京都千代田区麹町 3-5-2 BUREX麹町
電話:0120-090715
WEBからのお問い合わせ:
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■取材のお申込先
Tel:03-3537-1108(株式会社エム・アンド・エル内、担当:小林)
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本資料に記載されている商標については商標の所有者に所有権が属しています。
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このプレスリリースの付帯情報
用語解説
【オーバークロックとは - 定格を超えたクロックでプロセッサを稼働させること】
通常、インテル プロセッサーは、工場の定格設定で稼働している状態でのみ検証、保証されています。設計以上の速度でプロセッサーを動作させることをオーバークロックと呼びます。
プロセッサの動作周波数(クロック)は、以下のような式で決定されます。
動作周波数(クロック) = ベースクロック(BCLK) x クロック倍率
「CPU-Z」いうCPUの情報を調べるソフトウエアでCore i7 5890Xを調べると右の図(クリックで拡大します)のようになります。ここでの Core Speedの値 3299.23MHzが動作周波数(クロック)になります。Bus Speedは、99.98MHzで、これがベースクロック(BCLK) で、Multiplierの33.0がクロック倍率になります。
オーバークロックでの動作周波数を上げるには、上記に示すように (1)ベースクロックを引き上げるか、(2)クロック倍率を大きな数値に設定することになります。
ベースクロックでのオーバークロックの場合には、メモリなど他のクロックへの影響や、各コントローラーへの負荷の増大など 様々な影響が出てくる可能性があります。(デフォルト値は、100MHz)
倍率変更によるオーバークロックでは、メモリなど他のクロックへの影響や、各コントローラーへの負荷の増大はありませんが、 プロセッサモデル毎にその最大倍率が設定されています。ただ、この最大倍率で、システムを長時間安定させることは難しいため、安定稼働出来るクロック倍率でのオーバークロックが一般的です。
KRONOS/ORION HFシリーズでは、クロック倍率でのオーバークロックを行っています。
【Ciara Technologies製品のオーバークロック技術について】
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