教育および公共機関においては、サービスとしてのクラウドコンピューティングによってコンピュータリソースへのソフトウェア制御のオンデマンドアクセスの提供、ビッグデータ主導型のイノベーションの促進、およびインフラストラクチャの最大限の効率化が進められています。モナシュ大学は、同大学のクラウドコンピューティングインフラストラクチャであるResearch @ Cloud Monash(R@CMon)を提供することによって、もっとも効率の良いOpenStackクラウド環境構築の先駆者となり、優れたビジョンとリーダーシップを実証しました。モナシュ大学初のOpenStackへの取り組みは、メラノックスと共同で、業界最先端の56ギガビットEthernetスイッチSwitchX-2およびCloudXテクノロジーを基盤とするEthernetファブリックを利用することから始まりました。これまでのクラウドで一般的であったワークロード向けシステムでの実験導入の成功を受け、モナシュ大学はR@CMonを強化してハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)およびハイスループットコンピューティング(HTC)のワークロードをサポートし、このプラットフォーム上で急激な増加を続けるデータ、ユーザおよびアプリケーションに対応することを目指しています。ネイティブSR-IOV、RDMA over Converged Ethernet(RoCE)および先進のネットワークオートメーションならびに監視機能を提供するメラノックスの業界最先端の100ギガビットCloud Ethernetファブリックにより、モナシュ大学はR@CMonにおける極めて高度なクラウドネットワーキングパフォーマンス、スケーラビリティおよび効率性といった要件に対応することが可能となります。モナシュ大学における世界初のエンドトゥエンド100ギガビットクラウド環境の実現は、人間の想像力およびイノベーションのスピードに遅れることのない高速なデータ移動が可能な新たな時代が始まったことを示しています。
「モナシュ大学は比較的歴史の浅い研究機関ではありますが、短期間で世界ランキングにおける地位を高めるために必要となるワールドクラスの研究プラットフォームの提供という戦略的な使命が課せられています。当校の研究者は、大規模データの検証および解明を行うことで洞察を得るために、21世紀の顕微鏡とも言える環境の構築を進めており、研究者のイニシアチブに対して、あらゆる面で可能な限りのサポートを提供する優れたクラウドベースのeResearchプラットフォームを提供しなければなりません。臨床現場における次世代シークエンシングの高速化、都市の高機能化や優れたエネルギー効率の実現など研究分野を問わず、学内のコンピューティング環境には優れたスケーラビリティ、スピードおよびこれらの柔軟な統合が必要となります。メラノックスの100ギガビットOpen Ethernetソリューションによって、高速な分析およびインテリジェンスを実現するもっとも効率的なデータの活用が実現するとともに、当校は現在および将来のワークロードに応じてプラットフォームを拡張し、サポートを続けることが可能となります」と、モナシュeResearchセンター副所長スティーブ・ケネット氏は語っています。「さらに、ビッグデータの活用が研究、ビジネスそして社会において急速に一般化するに伴い、最先端のハイパフォーマンスなクラウドインフラストラクチャの構築から得た経験は、世界の他の地域にとって極めて貴重な指針となるに違いありません。」
「当大学は、メラノックスのCloudXベースの現在のクラウドファブリックに大変満足しています。そのため、メラノックスとのパートナーシップを継続し、R@CMonで同社のエンドトゥエンド100ギガビットインターコネクトの採用を決定しました」と、モナシュeResearchセンターのシニアクラウドアーキテクト、ブレア・ベスウェイト氏は説明しています。「当大学は、データ集約型の特性評価および分析を行うため、R@CMon上に多くの「仮想研究所」を設立しました。この仮想研究所は、データソースおよびコンピューティングリソースにリンクされている仮想デスクトップおよびDockerベースのツールです。このような仮想環境は、現代の研究者にとってGPGPU機能およびHadoopをはじめとする汎用のHPCおよびHTC、インタラクティブな可視化および分析をサポートする標準的な研究環境になりつつあります。当大学における強烈で幅広いワークロードに対応し、研究者のコミュニティで要求されるパフォーマンスおよびユーザエクスペリエンスを確実に提供するソリューションは、メラノックス以外には提供することができません。」
「メラノックスのCloudXにより、ビッグデータ、マシンラーニング、人工知能をはじめとする現代のワークロードに対応するもっとも効率的なクラウドインフラストラクチャの構築が可能になります」と、メラノックステクノロジーズ社マーケティング担当副社長ケヴィン・ダイアリングは述べています。「CloudXアーキテクチャにおいて重要な役割を担うSpectrum Open Ethernetスイッチにより、6.4Tb/sのノンブロッキングの完全なワイヤースピードのスイッチングおよびルーティング性能、さらに業界最小レベルのレイテンシーおよび消費電力が提供されます。世界初のノンブロッキング100ギガビットEthernetスイッチであるSpectrumによって提供されるゼロパケットロス性能およびメガスケールの拡張性により、クラウドおよびHPCアプリケーションの高効率な基盤要素として理想的なリアルタイムのデータ処理および要求の実行が可能となります。Spectrumをリーフ/スパインスイッチとして接続し100ギガビットのバックボーンとして利用することで、モナシュ大学はSpectrumによって実現するフル100ギガビットで接続されたハイパフォーマンスストレージ、50ギガビットで接続されたHPC向けホストおよび25ギガビット接続の汎用クラウド向けホストを構成可能となり、これまで以上に効率的な同大学の発展および研究能力の向上が実現します。」
OpenStack Summit出展のお知らせ
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メラノックステクノロジーズは、2015年10月27日から30日まで東京インターナショナルコンベンションセンターで開催されている“OpenStack Summit”に出展しています(ブース#S8)。ブースでは、OpenStackのパフォーマンスを飛躍的に向上させるメラノックスのEthernetソリューションをご紹介いたします。
関連情報
●Research @ Cloud Monash(R@CMon)
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●メラノックス10/25/40/50/100ギガビットEthernetスイッチSpectrum
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●メラノックスのエンドトゥエンドEthernetソリューション
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●メラノックスに関する情報交換スペース、メラノックスコミュニティにぜひご参加ください。
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●Twitter、Facebook、Google+、LinkedIn、YouTubeの各メディアでメラノックスの最新情報をご確認ください。
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メラノックスについて
メラノックステクノロジーズ社は、サーバやストレージを対象にInfiniBandならびにEthernetのエンドトゥエンドインターコネクトソリューションを提供するリーディングカンパニーです。メラノックス社の製品により、最高のスループット、最小のレイテンシーが実現し、データセンターの効率性が向上します、また、アプリケーションにデータが高速に伝達されるため、システムのパフォーマンスを最大限向上させることができます。メラノックスは、アダプタ、スイッチ、ソフトウェア、ケーブル、シリコンといった高速インターコネクト製品を提供しており、これらの製品により、アプリケーションのパフォーマンスが向上し、HPC、データセンター、Web 2.0、クラウド、ストレージや金融といったさまざまな市場において業績を最大化する一翼を担っています。
メラノックステクノロジーズに関する詳しい情報は、 (リンク ») または (リンク ») でご確認ください。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
メラノックス テクノロジーズ ジャパン株式会社
160-0023
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Mellanox, ConnectX、SwitchX、Virtual Protocol Interconnect(バーチャルプロトコルインターコネクト)はメラノックステクノロジーズ社の登録商標です。記載されているその他の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
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