ネットワンシステムズ、横浜国立大学の全事務職員が利用する仮想デスクトップ環境を構築

ネットワンシステムズ株式会社

From: Digital PR Platform

2016-01-08 11:30


 ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:吉野 孝行、以下 ネットワンシステムズ)は、セキュリティ強化・運用負荷低減を目的として、国立大学法人 横浜国立大学(所在地:神奈川県横浜市、学長:長谷部 勇一、以下 横浜国立大学)の全事務職員約400名が利用する仮想デスクトップ環境を構築しました。この環境は昨年10月から稼働しています。

 横浜国立大学では従来、ネットブート方式(端末の起動時にOSとアプリケーションをサーバからダウンロードして端末側で実行する方式)のシンクライアント環境で業務を進めていました。今回、この環境を仮想デスクトップ方式に切り替え、シンクライアント専用端末のみで利用可能にします。

 これによって横浜国立大学は、職員が取り扱う業務データを完全に共有ストレージで集中管理可能にすることで、従来よりもさらにセキュリティを強化します。運用面では、マスターイメージ作成負荷の低下、故障端末の交換負荷の低下、管理画面の操作性の向上、そして、端末への毎日のアンチウィルスのパターンファイル更新作業が無くなったことで、運用負荷を大きく低減しています。さらに、端末の起動速度が大幅に向上することで、利用者の利便性も向上しています。
 また、この仮想デスクトップ基盤には、パッケージ製品であるEMC「VSPEX」を採用することで初期投資コストと運用コストを削減しています。

 将来的には、横浜国立大学は今回導入した仮想デスクトップ環境を活用することで、災害などの際に自宅や遠隔地から業務を継続できる環境を整備することも検討しています。

※ 概要図は以下のURLをご参照ください。
(リンク »)

■ 背景と課題
 横浜国立大学は従来、ネットブート方式のシンクライアントシステムを利用していました。このシステムのリース切れを機に、サーバの利用効率向上、セキュリティのさらなる強化、そしてクライアント運用負荷の低減のため、シンクライアントシステムの方式を変更し、仮想デスクトップを導入することにしました。

■ 仮想デスクトップ環境の特長
 ネットワンシステムズは、EMC「VSPEX」をベースにした仮想デスクトップパッケージを提案しました。このパッケージは、ネットワンシステムズが豊富な導入実績とノウハウを持つVMware / Cisco / EMCの製品を組み合わせており、自社の仮想デスクトップ運用経験も交えて、レスポンスタイムを高めつつコストも最適化する設計・構成を実現しています。
 これに加えて、職員の実際のデスクトップの利用状況・リソース消費状況を事前にアセスメントしたデータを元に、仮想デスクトップの性能や体感速度等において、根拠をもった設計・構成で提案しました。

 仮想デスクトップの作成方法では、リンククローン(マスターイメージを用意し、そのクローンを複数の利用者に展開する方法)を採用して運用負荷を低減するとともに、必要なストレージリソースも削減することでコストも抑制しています。
 また、セキュリティ対策ソフトにTrend Micro Deep Securityを採用することで、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新がサーバ側で実施され、従来は毎日必要だった端末への更新作業が無くなるとともに、ウイルス検索時のシステムへの過負荷発生も回避しています。

 また、ネットブート方式から仮想デスクトップ方式への変更におけるシステム管理環境の変化について、ネットワンシステムズのデモ施設「ソリューション・ブリーフィング・センター」で事前に体感することで、安心して環境を変更しています。

■ 主な導入製品
- 仮想デスクトップソフト:VMware Horizon View
- 仮想化ソフト:VMware vSphere
- サーバ:Cisco UCS Bシリーズ ブレードサーバ
- 共有ストレージ:EMC VNX
- セキュリティ対策ソフト:Trend Micro Deep Security

■ お客様のコメント
 横浜国立大学 図書館・情報部情報企画課長の仁村俊明様から次のコメントを頂いております。
 「今回導入した仮想デスクトップによって、情報セキュリティ強化と運用コスト削減を図ることができました。ネットブート方式と比べて起動スピードも向上し、職員の利便性にも寄与していると考えています。今回のシステム導入にあたっては、ネットワンシステムズが豊富な実績に基づき最も現実的な設計をされており、課題が発生してもスピーディーに解決する姿を見ることで、最後まで安心してプロジェクトを任せることができました。」


<ネットワンシステムズ株式会社について>
ネットワンシステムズ株式会社は、お客様の情報インフラを最適化することで戦略的な情報活用を促進し、ご導入頂くお客様の先のお客様への貢献も見据えて支援する企業です。そのために、常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、実際に自社内で実践することで利活用のノウハウも併せてお届けしています。
(設立:1988年2月、売上高:1,431億73百万円〔2015年3月期連結〕)
詳細は www.netone.co.jp をご覧ください。

※ 記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です

<本件に関する報道関係各位からのお問い合わせ先>
ネットワンシステムズ株式会社 広報・IR室:西田武史
Tel:03-6256-0616 / E-mail:media@netone.co.jp


本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

ネットワンシステムズ株式会社の関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]