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【ニューヨーク2016年1月15日PR Newswire=共同通信JBN】全世界のプラットフォーム企業は、総額4兆3000億ドルの市場価値があり、直接的・間接的に数百万人を雇用している。これは現代の企業を研究対象にしている非営利の調査機関Center for Global Enterprise(CGE)がプラットフォーム企業を初めて調査した結果である。「プラットフォーム企業の勃興・グローバルサーベイ」(The Rise of the Platform Enterprise: A Global Survey)は、アフリカ、中国、欧州、インド、米国のトップ研究者や専門家が協力し、1年掛かりのプロジェクトとして主要な公的機関や民間が所有するプラットフォーム企業を対象に実施した研究成果をまとめたものである。
調査は10億ドルか、それ以上の市場価値を有する176社を対象にした。幾つかのプラットフォーム企業はすでに家庭でもおなじみになった名前で知られている。Amazon、アリババ、Uberなどである。それより知名度が低い企業も数多い。プラットフォーム企業の立地場所や価値は実質的に全世界に広がっている。アジアは現在、大手プラットフォーム企業が82社あり、北米を上回って最大数になっている。プラットフォームのフォーメーションとオペレーションのトップハブには、サンフランシスコのベイエリア、北京、ロンドン、ニューデリーが含まれている。
Center for Global Enterprise(CGE)の副社長で同社のEmerging Platform Economy( (リンク ») )研究のプロジェクトリーダーであるピーター・C・エバンス氏は「より効率的に住居や自動車、職場、そのほかの資産を利用するプラットフォームの可能性は、いわゆる「シェアエコノミー」の周辺でかなりの関心と情熱を生み出している。彼らは競争、イノベーション、それにグローバル貿易の輪郭を引き直している」と語った。
サリー大学のアナベル・ゴワー教授(デジタル経済学)は「プラットフォーム競争が激しくなってくるにつれ、プラットフォームのフォーメーションや価値の獲得でアジアや北米に先を越されている欧州では『プラットフォーム不安』が観察されるようになった」と話している。
CGEの創業者兼会長で元IBM最高経営責任者(CEO)兼会長のサム・パルミサーノ氏は「プラットフォームが経済にとって重要な貢献を果たしつつある時、一方ではそれがどのような意味を持つのかについての理解を深めることも重要になってくる。Uberのようなプラットフォームは7年の間に67カ国に進出した。IBMはそこまで来るのに50年かかっている」と述べた。
The Platform Global Survey はwww.thecge.net で閲覧可能。
▽Center for Global Enterprise(CGE)について
CGE は非営利の独立した研究機関で、グローバルなマネジメントに最善の実践、現代の経営、経済の統合、それに社会への影響についての調査研究に注力している。
ソース:The Center for Global Enterprise
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