Amazon CloudWatch を使ってみよう

CTCテクノロジー株式会社(CTC教育サービス)

2016-02-12 09:00

CTC教育サービスはコラム「Amazon CloudWatch を使ってみよう 」を公開しました。
###

はじめに
みなさん、こんにちは。これまでの「今からはじめる Amazon Web Services」では、システム構築で利用するEC2やS3などを紹介してきました。今回は、それらのAWSクラウドリソースを監視し、AWS上で実行されているアプリケーションをリアルタイムでモニタリングできる「Amazon CloudWatch」を取り上げてみたいと思います。

Amazon CloudWatch
システムは構築して終わりではありません。システムは稼働を開始してからの運用が非常に重要です。特に、システムを稼働していくなかで発生するかもしれない「障害」は常に気掛かりなものです。障害発生を早めに検知するか、または、可能な限り未然に防ぐには日々の監視が重要であることは言うまでもありません。

世の中にシステムの運用監視をおこなうツールやサービスにはさまざまなものがありますが、AWS上で稼働するシステムの運用監視をおこなう場合には「Amazon CloudWatch」が選択肢のひとつとなるでしょう。AWSのモニタリングサービスであるCloudWatchは、AWSクラウドリソースやAWS上で実行しているアプリケーションから発生されるメトリクスを収集・保管し、モニタリングをおこなうことができるサービスです。また、メトリクスにしきい値を設定することでアラームを発生させることもできます。

例えば、以下のようなことができます。

•EC2インスタンスのCPU使用率、データ転送、ディスクの使用状況などをモニタリングできます
•独自のアプリケーションによって生成されたカスタムメトリックスをCloudWatchに送信し、モニタリングすることができます
•「CloudWatch Logs」を使用して、既存のシステムやアプリケーションのカスタムログファイルをモニタリングできます
•メトリックスがしきい値を超えたときに、メールを送信するなどのアラームを設定できます
•CloudWatchダッシュボードでAWSリソース状況のグラフと統計を表示し、モニタリングすることができます
CloudWatchは、無料で利用開始することができますし、利用開始にもあまり手間が掛かりませんので、とりあえずの運用監視をおこなうには十分な機能を備えています。その一方で、CloudWatchに用意されている標準メトリクスだけでは監視できるものがやはり少ないこと、収集したメトリクスの保存期間が2週間と短いこと、監視対象がAWS上のリソースに限られていること、などのデメリットもあります。Zabbixのようにリソースを横断的、総合的に監視できるツールを導入したほうがよい場合もありますので、導入する場合は、実際のシステム形態と照らしあわせて検討してみてください。

CloudWatchを使ってみよう
それでは、実際にCloudWatchを使ってみましょう。ここでは、既に立ち上がっているEC2インスタンスにアラームを設定してみたいと思います。

1. [AWS管理コンソール]( (リンク ») )にサインインします。

2. 管理コンソールにサインインしたら、監視するEC2インスタンスを選択するために「EC2(クラウド内の仮想サーバー)」を選択します。

この続きは以下をご覧ください
(リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

CTCテクノロジー株式会社(CTC教育サービス)の関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]