Office 365を快適に利用するSDNソリューションを開発し、提供開始

~クラウドプロキシ連携により、Office 365における運用の手間も軽減~

A10ネットワークス株式会社

2016-06-07 11:30

富士通ネットワークソリューションズ株式会社は、A10ネットワークス株式会社の「Thunderシリーズ」が提供するクラウドプロキシソリューションと連携し制御することで、Microsoft Office365の快適な利用を実現するSDNソリューションを開発し、本日より提供開始します。
富士通ネットワークソリューションズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:岡平 司、以下、FNETS)は、A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント兼務:川口 亨、以下、A10)の「Thunderシリーズ」(注1)が提供するクラウドプロキシソリューション(注2)と連携し制御することで、Microsoft Office365(以下、O365)の快適な利用を実現するSDNソリューションを開発し、本日より提供開始します。
 
 FNETSでは、従来からネットワークをソフトウェア連携によって制御するSDNの考え方に基づき、お客様にあわせた高い付加価値を持ったネットワークを実現する、SDNソリューション(注3)を提供しています。本ソリューションでは、O365の利用者に快適なネットワークを継続的に提供するとともに、管理者の運用負荷を軽減します。

【開発の背景】
 近年新たなコミュニケーション基盤として、企業や自治体では導入が簡易なO365を利用するケースが増えています。コスト削減、利便性、生産性の向上、ワークスタイル変革の実現など、様々なメリットがある一方で、ネットワークへ大きな負荷が生じています。これに伴い、従来から利用しているアプリケーションやシステムが遅くなる、利用できない時間が生じるなどのパフォーマンス低下が発生する可能性があります。今回開発した「FNETSのSDNソリューションとA10のクラウドプロキシソリューションの連携・制御」により、これらを解消し、快適なネットワーク環境を実現します。

【概要】
 O365などのクラウド上でアプリケーションを利用する際は、1人のユーザが大量のセッションを同時利用するため、通信負荷がプロキシサーバに集中し、トラフィックの増加、サーバ、ネットワークのパフォーマンスが低下するといった通信負荷課題が生じます。A10のThunderシリーズが提供するクラウドプロキシソリューションを用いることで、登録したURLリストをキーとしてクラウド上のアプリケーションのトラフィックを認識し、通信負荷の軽減を可能にしました。また、O365は不定期にドメインの更新が行われるため、管理者は日々更新の有無を確認し、URLリストの変更作業を行うといった運用負荷課題がありましたが、今回新たにFNETSが提供するSDNソリューションにより、ドメインの更新状況を確認し、更新があった場合にはA10のThunderシリーズの設定を自動化することで、運用負荷の軽減も実現しました。本ソリューションでは、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下、 富士通)のSDNコントローラである、「FUJITSU Network VELCOUN-X(フジツウ ネットワーク ベルクーン エックス、以下、VELCOUN-X)」とA10のThunderシリーズおよびFNETSのSDNアプリケーションによって、ネットワークの可視化、利便性向上を実現します。なお、本ソリューションは、O365だけでなく、様々なクラウドサービスへの展開も可能です。

■参考画像:解決策その1(A10のクラウドプロキシソリューション導入後
(リンク »)

■参考画像:解決策その2(FNETSのSDNソリューションによるA10の連携制御
(リンク »)

【今後の展開】
 FNETSでは、A10のThunderシリーズの持つファイアウォール機能やDDoS防御機能などのセキュリティ機能とVELCOUN-Xを自動連携させたSDNソリューションを展開予定です。

 A10ではInterop Tokyo 2016において、クラウドプロキシソリューションを展示します。

【注釈】
(注1)A10 Thunderシリーズ
 Thunder シリーズは、A10 の独自OS「ACOS Harmonyプラットフォーム」を搭載し、他社製品にはない共有メモリーの正確性と効率性、および 64 ビットの拡張性を備え、高度なフロー処理が可能な製品です。規模に併せて選択可能な提供形態により、あらゆる導入ニーズに対応し、お客様のシステムを高速化し可用性と安全性をもたらします。ACOS Harmony プラットフォームに搭載されたRESTful APIにより、SDNコントローラやオーケストレーターと連携することが可能となり、運用の効率化とプログラマビリティを提供します。

(注2) A10のクラウドプロキシソリューション
 O365やGoogle Apps、BOXなど、クラウドベースのアプリケーションの利用によって負荷が増大する既存プロキシ装置をオフロードするソリューションです。URLなどをキーとしてクラウドアプリケーションへの通信のみを経路変更することにより、既存プロキシへの負荷を軽減し、クラウドアプリケーション導入後のパフォーマンス低下の課題を解決します。

(注3) FNETSのSDNソリューション
 FNETSでは、人によって管理・設定されるネットワークから、様々な外部の情報やシステムと連携し、ソフトウェアによってネットワークを制御することで、付加価値の高いネットワークを提供します。今後、ますますネットワークの付加価値利用を求められるセキュリティ、IoT、ビッグデータの領域にも提供していきます。

■富士通ネットワークソリューションズ株式会社について
 富士通ネットワークソリューションズは、1989年3月1日に設立。富士通グループのネットワーク分野の専門会社として、情報通信ネットワークシステムの企画、コンサルティング、設計、施工、現地調整、運用、保守および機器販売を手がける。国内外の通信キャリア向けのワイヤレス・情報通信工事から、SDNやネットワーク仮想化技術によるソリューションの提供など幅広く展開しています。
詳しくはホームページをご覧ください。
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■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
 A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングおよびセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
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