新日鉄住金 君津製鉄所でプラスチックリサイクル累計100万トン達成

新日鐵住金株式会社

From: Digital PR Platform

2016-08-23 18:31


新日鐵住金株式会社(以下、新日鉄住金)は、2000年よりコークス炉化学原料化法によるプラスチックリサイクルに取り組んでおり、全社としては2008年5月に100万トン、2013年11月に200万トンと順調にリサイクルを進めてきましたが、このたび君津製鉄所が2016年8月15日に単独で累計リサイクル量で100万トンを達成しました。(なお、全社では本年5月に250万トンに到達)

新日鉄住金では、省エネ・CO2削減と資源リサイクルによる循環型社会形成に貢献することを目的に、「容器包装リサイクル法」(2000年4月より完全施行)スキームによる一般廃棄物系プラスチックを主な対象として、製鉄所内に、異物除去、破砕機、減容成形機等からなる事前処理設備及びコークス炉への装入設備を設置し、コークス炉化学原料化法によるリサイクルを行なっています。現在、全国7箇所の製鉄所で自治体から容器包装リサイクル協会に委託される容器包装プラスチックの3割前後をリサイクルしています。君津製鉄所では容器包装プラスチックに加えて、衣料等の繊維類や自動車製造過程で発生する塗料滓についてもコークス炉化学原料化法を用いてリサイクルに努めております。

このたび君津製鉄所が達成した累計処理量100万トンによる環境負荷削減効果は、CO2削減としては約320万トン、埋め立て処分の回避としては約400万立方メートルとなります。

コークス炉化学原料化法では、既存のコークス炉を有効利用し、プラスチックを約1200度で高温乾留して、炭化水素油(40%)、コークス(20%)、コークス炉ガス(40%)といった安定な物質に熱分解し、ほぼ100%有効利用しています。分解・回収した炭化水素油は新日鉄住金グループの化学工場等でプラスチック原料等に再生し、コークスは製鉄原料として、コークス炉ガスは製鉄所内のエネルギーとして直接利用しています。コークス炉化学原料化法はプラスチックを高温で乾留するため有害物質の残留がなく、コークス炉や化学工場等の既存の設備、プロセスを有効利用しているため、リサイクルの効率性、質、安全性に優れた手法です(*)。

新日鉄住金は、今後もコークス炉化学原料化法による取り組みを通じて、省エネ・CO2削減、循環型社会の形成に貢献していきます。

(*)社外表彰受賞実績
・グッドデザイン賞金賞(平成14年度)
・日本エネルギー学会賞(平成15年度)
・日経地球環境技術賞(平成15年度)
・大河内記念生産賞(平成23年度)
・プラスチックリサイクル化学研究会技術功績賞(平成25年度)
・文部科学大臣表彰科学技術賞(平成26年度)


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