HDBaseTテクノロジーは、安価で手軽に4K(UHD)解像度の映像信号を最大100m延長送信できるため、映像業界に最適なソリューションです。非圧縮HD映像/音声信号や100Mbイーサネット信号、USB 2.0信号、100W電源および制御信号をツイストペアケーブル1本で送信することができるため、企業やご家庭で、これまで多数使用されていたケーブルやコネクターを1つにまとめることができるようになります。HDBaseTアライアンスには現在、世界中に180を超える企業が参加し、日々テクノロジーの改良や普及に努めています。
ATEN台湾本社のCEOであるKevin Chenは「急成長を続ける映像業界では、長距離送信や高解像度に対応した信頼性の高いコネクティビティテクノロジーが求められています。ATENでは、こうしたご要望に応えられる高コストパフォーマンスな映像関連機器ソリューションをこれからもご提供してまいります。2013年にHDBaseTアライアンスに参加して以来、ATENではHDBaseTインストーラーエキスパートプログラム(HDBaseT Installer Expert Program)※を世界中で実施しております。この度、コントリビューター会員として認められたことを受け、映像とITの融合に対応し、皆様に役立つ製品を開発・製造できるように、HDBaseTアライアンスとの協力体制を強化してまいります。」と述べています。
ATENでは、HDBaseTテクノロジーを搭載した製品として、例えば、32入力32出力モジュール式マトリックススイッチャー『VM3200』と4ポートHDBaseT対応入出力ボード『VM7514/VM8514』を併用すれば、離れた場所にある32台のビデオソース機器と32台のディスプレイを任意に接続し、映像を表示させることができます。HDBaseT 2.0規格の他に、ATENでは、最新の4K@60Hz(4:4:4)解像度とビデオインターフェースの圧縮規格である『Display Stream Compression (DSC)』を組み合わせた製品を開発する予定です。
ATENのHDBaseTテクノロジーを搭載した製品は世界中でご使用いただいております。ラテンアメリカにおいて最大手のテレビ局であるArtear社(本社:アルゼンチン)では、ATENの10×6および5×5ビデオウォールソリューションを採用していただきました。このソリューションでは、カテゴリ6/6aケーブル1本で信号を延長送信できるHDBaseTクノロジーを利用し、ニュース制作室の物理的構造に合わせた設置が簡単にでき、かつ、映像のシームレス切替やビデオウォール表示が行えるようになりました。
※ ATENのHDBaseTインストーラーエキスパートプログラムは、InfoComm CTS Renewal Units(RUs)によって提供されています。
用語解説
HDBaseTアライアンスとは
HDBaseTアライアンス(HDBaseT Alliance)とは、超高解像度のデジタルコネクティビティを実現するHDBaseTテクノロジーを、世界標準仕様として推進・普及させるために発足したアライアンスです。2010年にLGエレクトロニクス、サムスン電子、ソニー・ピクチャーエンターテイメント、およびValensの4社により設立された同アライアンスには、家電業界を始め、映像業界、工業や自動車業界を代表する企業が現在、180社以上参加し、多数の製品が認定を受けています。同アライアンスの理事会は、LGエレクトロニクス、サムスン電子、ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント、Valens、ゼネラルモーターズの代表者で構成されています。詳細は、www.hdbaset.orgを参照ください。
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