インバウンド誘客促進事業を展開する「秋田県仙北市」が「Handbook」を訪日観光客対応に活用

農家民宿で4か国語の観光コンテンツ、360度画像・ドローン撮影動画等で地元の観光案内。タブレット3台を秋田県仙北市に無償提供し実証実験を実施中(2017年12月末まで)

アステリア株式会社

2017-12-19 11:30

インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 インフォテリア)は、秋田県仙北市(市長:門脇 光浩)が、国内モバイルコンテンツ管理市場で市場シェアNo.1(※1)を獲得している「Handbook(ハンドブック)」を採用し、360度画像・ドローン撮影動画等による魅力的な観光スポット案内や多言語コンテンツ(4か国語)を通じた訪日観光客とのコミュニケーション活性およびインバウンド誘客の促進に向けた実証実験を展開していることを発表します。実証実験は2017年12月末までの期間で実施する予定です。
秋田県仙北市のこうした取り組みやHandbookを導入した効果等については、Handbook導入事例として本日より当社WEBサイトにて公開しています。

■秋田県仙北市が「Handbook」を採用した背景と目的
 秋田県仙北市は、日本一の水深を誇る田沢湖を中央に擁し、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、奥羽山脈の河川から流れこむ豊かな水源に恵まれた土地です。その地の利を活かし、外国人観光客などを対象に農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動である「グリーン・ツーリズム(※2)」にも注力しています。市内にはWi-Fi(無線LAN)が完備された農家民宿が多数存在し、毎年さまざまな国から観光客が訪れて、滞在を楽しんでいます。

 秋田県仙北市は近年、多数の国から観光客を受け入れている中で、公式サイト以外にもドローンで撮影した動画などを使ったさまざまなコンテンツで、観光スポットの魅力を分かりやすく伝える仕組みを模索していました。また同時に、英語のみならずもっと多様な言語で観光案内ができるコンテンツも探していました。

 そこで、秋田県仙北市は市内の農家民宿のWi-Fi環境を活かして、Handbookを活用した多言語コンテンツと360度動画コンテンツを搭載したタブレットを設置し、観光スポットや季節の行事などのご案内をすることとしました。

写真: (リンク »)
香港から訪日した観光客に対して、Handbookの多言語コンテンツを使って地元の観光スポットを案内する農家民宿の宿主(写真左)2017年10月 秋田県仙北市の農家民宿 星雪館にて。

当社のオウンドメディア「技術と人をつなぐテックメディア in.LIVE」で、
秋田県仙北市におけるHandbookを使った実証実験に関するレポートを公開中!
記事: (リンク »)

<Handbook採用のポイント>
(1)動画やHTMLコンテンツ・360度画像を通じて多彩な表現で観光地の魅力を伝えられる
(2)ダウンロード機能を活用することで、農家民宿周辺でもオフライン環境での閲覧が可能

▼Handbook画面イメージ
(リンク »)
4か国語による多言語コンテンツ(日本語、英語、韓国語、中国語)

▼360度映像コンテンツの一例
(リンク »)
「角館祭りのやま行事」の様子(国指定重要無形民俗文化財/ユネスコ無形文化遺産)

■Handbookを導入した効果
 導入後の評判は非常によく、観光客からは360度コンテンツの視覚的な観光スポット案内はとても分かりやすく、ガイドブックやWebサイトだけで見るよりもその土地を訪れたい気持ちになるという声も寄せられています。また、写真や動画という視覚的コンテンツに加え多言語コンテンツを用いることで、地元の人と観光客のコミュニケーション活性にも役立っています。

 観光客からは「ネットに載っていない地元ならではの情報などが欲しい」「もっとこの土地の歴史や文化を知りたい」など、さらなるリクエストも挙がっており、今後のインバウンド施策に活かせる魅力的なコンテンツを生み出す一助となっています。

<Handbook導入効果のポイント>
・紙では表現できない動きのあるコンテンツで観光スポットの魅力を伝えることができた。
・土地の歴史や文化を伝える多言語コンテンツの活用で訪日観光客とのコミュニケーションが活性化した。

<導入担当者 のコメント>
 Handbookは操作がとても簡単で、初めて利用する民宿の方や外国人観光客の方でもすぐに操作することができ、とても好評です。写真や動画のように視覚的に分かりやすいコンテンツだけでなく、土地の文化や歴史を知りたいというリクエストもあり、今後はそのような資料の登録も検討しています。

秋田県仙北市 農林部 農山村体験デザイン室:坂本 昂嶺 氏 (リンク »)

秋田県仙北市による具体的な導入事例はこちらのサイトで紹介しています。
(リンク »)

用語解説

※1:ITR「ITR Market View:エンタープライズ・モバイル管理/スマートアプリ開発市場2017」
   SaaS型モバイルコンテンツ管理市場/製品別売上金額シェア(2016年度)
※2:農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動


■「秋田県仙北市」について(Webサイト (リンク ») )
 仙北市は、秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している地域です。ほぼ中央に水深が日本一である田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けています。地域の約8割(892.05平方キロメートル)が森林地帯で、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源となっています。気候は、冬季には全地域で平均気温が氷点下を下回る厳しい寒さですが、地域の南北間では気候、降水量とも差があります。総面積は、1,093.56平方キロメートルで、秋田県全体の9.4パーセントを占めています。

■「Handbook」について(Webサイト (リンク ») )
 「Handbook」は、モバイルコンテンツ管理市場でシェア第1位を獲得しているサービスで、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆる電子ファイルをクラウドに保存し、タブレット端末で持ち運べ、指先めくり表示ができるようにするソフトウェアです。一般的なクラウド・ストレージ・サービスやタブレット端末向けのビューアー・アプリケーションと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端末紛失時の情報漏えいを防ぐ機能、あるいはネットワーク接続できない場所でもファイルを予めダウンロードしておけば表示できる機能など、タブレット端末をビジネス活用する上で必要な機能が搭載されているのが特長です。対立しやすい情報セキュリティの確保と操作性の高さを丁寧なインターフェース設計で両立している点が高く評価され、「2015年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

■「インフォテリア株式会社」について(Webサイト (リンク ») )
 1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に6,497社(2017年9月末現在)の企業に導入されています。また、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,326件(2017年9月末現在)の企業や公共機関で採用されています。


【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
インフォテリア株式会社 広報・IR室:長沼史宏
TEL:03-5718-1297 FAX:03-5718-1261
E-mail:press@infoteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】
インフォテリア株式会社 ネットサービス事業本部 製品技術部:中嶋誠
TEL:03-5718-1250 FAX:03-5718-1261
E-mail:pm@infoteria.com

インフォテリア、ASTERIA、Handbookはインフォテリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

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