IT資産台帳システム「PerfectWatch」をコクヨグループへ導入

Ｗｉｎテクノロジ株式会社（代表取締役社長：土方 常彦 本社：東京都新宿区、以下Ｗｉｎテクノロジ）は、コクヨ株式会社（代表取締役 社長執行役員 黒田 英邦　本社：大阪府大阪市、以下コクヨ）に効率的なIT資産管理を実現する「PerfectWatch（パーフェクトウォッチ）」を提供し、コクヨ国内グループ全社および中国・ASEANなどの拠点で本格稼働したことを発表いたします。

１．「PerfectWatch」概要
　「PerfectWatch」はハードウェアやソフトウェアライセンスなどのIT資産について、企業内で行われる調達、利用、廃棄といった一連のライフサイクルを構築し、継続的なIT資産管理体制を実現する台帳システムです。一般的な企業ではPC内のインストールソフトウェア情報を収集する棚卸ツールが導入されていますが、棚卸ツールだけではカバーできない、IT資産の保有、利用状況の可視化を実現します。各種申請ワークフローを装備しており、「あるべき姿」の台帳と利用実態差異を紐づけ、管理プロセスの整備、負荷軽減を実現します。
　「PerfectWatch」は2010年にソフトウェア製品として提供を開始し、2017年6月にはクラウド上に構築されたサービスとして提供する「PerfectWatch Advance Online」をリリースし、これまでに多数のお客様にご利用いただいています。

２．導入の背景と効果
　他社に先駆けたフリーアドレス制導入など、常に新しい働き方への取り組みを行っているコクヨでは、PCに加えて、モバイルデバイスも積極的に活用しています。最新のIT機器の導入が進む一方で、既存の7,000台に上るPC資産に加え、新たに加わったタブレットやスマートフォンなどのモバイルデバイスを含めた膨大なIT資産の管理という課題が浮上していました。
　また、「PerfectWatch」導入前からハードウェアやソフトウェアなどのIT資産管理に取り組んでいましたが、デバイスの種類ごとに異なる担当者が管理していたため、管理レベルにばらつきがありました。加えて、申請処理（ワークフロー）と台帳が一体化できていないためにライセンス過不足管理への不安も抱えていました。
そのような中、課題解決とさらなる業務効率化や管理レベル向上を目指し、グループ全体でIT資産を統一的に管理できる「PerfectWatch」を採用し、2015年4月に国内の主要拠点での導入を皮切りに、2016年には中国とASEANの拠点で導入、2017年には国内のグループ会社全23社での導入が完了しました。
　コクヨでは「PerfectWatch」の活用により、以下の効果をあげています。

・7,000台のPCを含むIT資産をグループ全体で一元管理
・ワークフローと台帳の一体化による、厳密なライセンス管理
・コスト情報の見える化によるユーザーの意識改善や副次的なコスト削減
・従来6カ月かかっていた棚卸作業が二分の一の3カ月に短縮
・海外利用も考慮し、日本語、中国語、英語の3カ国語に対応

３．システムイメージ
　　[システムイメージ]を参照ください

４．今後の予定
　コクヨでは「PerfectWatch」で管理している資産情報を位置情報システムへ連携するなど、情報管理基盤としてさらに活用範囲を広げていく構想を描いており、Ｗｉｎテクノロジは今後もこれらの計画を支援する予定です。
　また、Ｗｉｎテクノロジでは今回の導入経験とノウハウを活かして、多言語によるグローバル企業への対応や、関連システムへの連携対応、棚卸情報の強化などを行い、お客様のIT資産管理業務の効率化、IT資産の利用促進、コスト適正化に貢献してまいります。

コクヨの「PerfectWatch」導入事例を、以下のＷｅｂサイトに公開しています。
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