米国Entrust Datacardの認証ソリューション部門のグローバルバイスプレジデントであるライアン・ズロッキーは次のように述べています。「顔認証の導入により、当社は認証形態がユーザーにできるだけ簡単になるように改良し続けており、不便を解消すると同時にセキュリティを強化することを目指しています。我々は、当社のモバイル認証および適用型認証と組み合わせた広範な種類の生体認証オプションをサポートすることに注力しており、柔軟性、使いやすさ、クラス最高のID保証をお客様に提供するよう努めています。使いやすくかつセキュリティを強化するために、当社ではさまざまな機能を継続的に評価しています。顔認識を当社の全体的な適応機能の一部として利用することで、当社はこの目標を達成できます」。
これまでエントラストのMobile Smart CredentialおよびMobile Soft Tokenは、パスコードや指紋の利用をサポートしてきました。今回、顔生体認証分野で銀行部門におけるリーダー企業であるFace Phiの提供する顔認識機能を統合することによって、ユーザーはデバイスを見つめるだけで認証を行い企業アプリケーションやクラウドアプリケーションにアクセスできるようになります。顔認識はこれまで、消費者向けのユースケースで主に利用されてきましたが、今回当社では、消費者向けユースケースの拡張に加えて、より高度なセキュリティエンタープライズ向けユースケースでの応用を視野に入れています。エントラストの認証プラットフォームは、オムニチャネル型のバンキング環境において価値を発揮します。同プラットフォームを導入すると、従業員は、パスワードやハードウェアトークンを必要としない、簡単な単一の方法を使用してVPNネットワークへのアクセスやクラウドアプリケーションへのサインオンが行えるようになります。バンキングの顧客は、顔認識を使用してバンキングアプリケーションにログインできるようになるほか、高額送金のような高リスクの取引も承認できるようになります。また、政府機関の職員も、同様な認証方法によりPIVクレデンシャルによるロックを解除し、スマートカードを必要とすることなく、ワークステーション、ネットワーク、アプリケーションに対してセキュアにアクセスできるようになります。
IDCのセキュリティ製品のリサーチディレクターであるフランク・ディクソン氏は次のように述べています。「現代的な認証は現代的なユーザーエクスペリエンスにより始まります。今日のユーザーは、以前に比べてより高い期待を抱えています。生体認証は、ユーザーセッションへと適切に統合されるならば、認証の合理化とリスク軽減を両立させるために重要な役割を演じることができます。エントラストによる顔生体認証に対するアプローチは、より広範な認証プラットフォーム内に階層化されているため、幅広い種類のユースケースと調和する柔軟性を提供します」。
2017年に、エントラストは、Mobile Smart Credential技術を使用した新しい適用型認証クラウドサービスであるIntelliTrustの提供を開始しました。今回、最新の顔認識機能を追加することで、エントラストは、ユーザーおよびデバイスにおけるインテリジェントな本人確認のシームレスな操作性を通じて、次世代の認証を形成しようとしています。
エントラストについて
顧客、国民、従業員は、物品の購入、国境の通過、電子政府サービスへのアクセス、企業ネットワークへのログオンのどれを行う場合であれ、いつでもどこでも快適な操作性が得られることを期待しています。エントラストは、簡易な操作性に加え、信頼できるIDとセキュアなトランザクション技術を提供します。2,000名を超える世界中の従業員と、強力なグローバルパートナーのネットワークにより、同社は、世界中の150ヶ国でお客様にサービスを提供しています。詳細は、japan.entrust.comをご覧ください。
FacePhiについて
FacePhi Biometríaは、顔認識およびモバイルバイオメトリクスの分野におけるグローバルなリーダー企業であり、MAB(スペインの「代替投資市場」)に上場しているほか、リサーチおよび投資プロジェクトを実施するためのEU最大の金融プログラムであるHorizon 2020の受益者でもあります。
金融部門に特化することで製品は、急速に世界中の銀行で利用されるサービスとなっています。当社のサービスを導入すると、コストを節約できるだけでなく、クライアントを惹きつけロイヤルティを築くことができるほか、顧客およびビジネスの両方において取引のセキュリティを強化できます。
この革新的な技術を使うと、クライアントのモバイルデバイスに搭載されているカメラを使用して「自撮り」をするだけで、簡単にクライアントの認証を強化できます。この技術は、銀行のモバイルアプリケーションにおける本人確認および対話の方法として採用されています。
FacePhiは独自の堅牢なアルゴリズムの設計と開発を行っており、すでに世界中の銀行と15件の契約を結んでおり、すべてのクライアントにおいて詐欺行為の発生率0%を達成しています。2016年に、FacePhiは6,000万件の認証を達成し、2017年には1億3000万件の認証を達成すると言われています。
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