AsiaNet 72259 (0289)
【リンシェピング(スウェーデン)2018年2月13日PR Newswire=共同通信JBN】
*ノルウェーがコネクテッドカーを使い、より安全な冬の道路に投資
ノルウェーの道路機関Norska Statens Vegvesen(ノルウェー交通局)は、冬の道路状況予測でKlimatorとNIRA DynamicsのRoad Status Information(RSI)の新技術に投資する。RSIはコネクテッド車両のデータを道路沿いの天候観測所からの情報ならびに天気予報と統合する先端アルゴリズムを使用するソフトウエアである。これによりコネクテッド車両は、現地の道路のグリップ状況を決定するのに重要な、現在の道路摩擦のレベルを含む様々なシグナルを送信する天候観測所を利用する。
(Logo: (リンク ») )
(Photo: (リンク ») )
RSIは高精度な道路のグリップ状況をリアルタイムで決定し、正確な12時間の予測を作成する。これによって冬季道路の安全性が向上し、冬季のサービス資源の効率的な使用(道路用塩の消費、塩積載トラックの走行距離など)を通して環境への大きな恩恵とコスト節約を可能にする。
Norska Statens Vegvesenのトルガイル・バー氏は「この技術的に大きな前進は、新しい機会の利用ならびに道路使用者の期待に応える上で、ビジネスで待望されていたものだ。われわれはこの新技術をテストし、その結果、RSIは最も優れたソリューションと確信している」と説明した。
車両はNIRAが開発したOBDドングルを介してコネクトされ、現在地、外気温、ワイパー動作と道路の摩擦を登録する。車両への実装に必要な時間はわずか数分で、その後間もなくデータがRSIサーバーで継続的に入手可能になる。
NIRA Dynamicsの新技術担当マネジャー、グスタフ・クリスチャンソン氏は「われわれは、世界中で4000万台の車両に搭載した当社のタイヤ圧監視システムでの成功に刺激された。これから数年後、コネクテッド車両に標準搭載された小型のソフトウエア・モジュールがOBDドングルにとって代わることになるだろう」と説明した。
このプロジェクトは2018年1月にトロムソで始まり、新技術に大きな関心が集まった。300以上のマイカー所有者が車両を登録して参加した。
トルガイル・バー氏は「これほどの反響は予想していなかった」と認め、「この計画では私的ボランティア向けにわずか50前後のOBDユニットを用意していたが、これほどまでに受け入れてくれたことを喜んでいる。残りのOBDドングルは様々な使用事例を持ったタクシー、レンタカー、配送車に装着されるだろう。われわれは、非常に興味深い冬になると予想している」とした。
RSIは世界から大きな関心を受け、2月には世界の冬季サービス専門家が集まる最大の会合イベントでの一つであるPIARC(世界道路協会)フェアで紹介される。
▽RSIについて
RSI(Road Status Information)は道路のグリップを測定・予想するコネクテッド・ソフトウエアである。既にスウェーデンでは幾つかの冬季サービスで使用されており、警察、消防隊、物流企業、特定輸送の計画においても使用可能である。RSIはイエーテボリ大学の技術新興企業Klimatorと自動車産業向けソフトウエア・サプライヤーのNIRA Dynamicsが開発した。
▽問い合わせ先
Johan Hägg
johan.hagg@niradynamics.se
+46-700454056
ソース:NIRA Dynamics AB
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。