NSSOL、JAXA科学衛星データ処理システムの情報基盤を刷新

日鉄ソリューションズ株式会社

From: Digital PR Platform

2018-09-13 13:00


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新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川二丁目20番15号、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下NSSOL)は、このたび国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所(所在地:神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1、以下JAXA/ISAS)内に設置されている「科学衛星データ処理システム」に新計算機を納入し、情報システム基盤を刷新いたしました。

日本における宇宙科学研究の中核であるJAXA/ISASでは、科学衛星の運用とデータ処理に「科学衛星データ処理システム(以下、本システム)」を活用しています。本システムは宇宙科学研究所の科学衛星データ処理業務における基幹となる情報システム基盤であり、仮想サーバ100台以上、ストレージの総論理容量3.3PB(ペタバイト)を保有しています。また、将来の科学衛星プロジェクトの増加やJAXAの宇宙科学研究を柔軟にサポートすることを目的として、本システムを利用する研究開発者が、目的に応じて必要な仮想サーバを短期間で簡便に作成可能とする業務支援機能を実装しています。

本システムには、宇宙空間でしか観測できないX線の観測データや、日本で衛星が打ち上げられて以来蓄積している膨大で貴重な観測データを保存しています。観測が続く限り保存するデータは増加し続けるため、24時間365日安定稼働することと、データを消失しないための高い信頼性の他、拡張性や計算機処理性能等を兼ね備える情報システム基盤が必要とされていました。

本システムは大容量スケールアウトNASストレージDell EMC Isilon(※1)やハイパーコンバージドインフラストラクチャDell EMC VxRail(※2)を採用しており、高い信頼性、可用性、拡張性、利便性をもった環境を実現しています。

2018年6月に小惑星「リュウグウ」に到着した小惑星探査機「はやぶさ2」のデータ解析にも、本システムが使用されており、「はやぶさ2」の「リュウグウ」到着に伴う緊張した運用が続く中、基盤システムの構築・切替えを行うというミッションを主要ベンダーであるDell EMC(デル株式会社、EMCジャパン株式会社)とレッドハット株式会社の協力を得て実施しました。

今後、NSSOLでは、今回の納入で得た知見を活かし、ITインフラのソリューション提供に注力していきます。

<今回納入システムの主要構成>
■サーバ:VxRail E460 Hybrid (VMWare VSAN)by DELL EMC
■ストレージ:Isilon H600,A2000 by DELL EMC
■論理容量:約3.3PB(ペタバイト)
■その他:Ansible Tower by Red Hat、Cloudforms by Red Hat

※1 スケールアウトNASストレージ:従来のNASのように「NASコントローラ」が分離しておらず、ノードと呼ばれるディスク筺体内にNASコントローラの機能(ネットワーク、CPU、データ保護、ファイルシステム)が内蔵されたストレージ。ノードを追加するだけで、NASコントローラ機能も同時に増強できる。
※2ハイパーコンバージドインフラストラクチャ:一台のサーバ機に仮想化基盤として必要な機能をまとめ、これを必要な台数つないで全体として一つのサーバインフラとして稼動させる仕組み。性能や容量を増強したい場合、同じサーバ機を増設することで対応できる。



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